延喜7.1.1/一日、此日不御南殿、侍従已上着宜陽殿如常儀、去月廿八日奏識子内親王薨由、故不御也、
延喜7.1.2/二日、己卯、御南殿、献東宮御杖、傅大夫中持、失也、中持東宮所為也、又未献此御杖前南門開、近衛失也、諸司御杖如例、
延喜7.1.3/三日、行幸仁和寺、出従建春門、入自宜秋門、
延喜7.1.4/四日、左大臣殿大饗如常、
延喜7.1.5/五日、右大臣殿大饗、
延喜7.1.6/六日、叙位議、
延喜7.1.7/七日、風雪、有節、雨儀也、大殿門有御加階、而不参叙人列、後令頭中将奏慶、即此□内弁、
延喜7.1.8/八日、有女叙位、
延喜7.1.9/九日、御息所御慶令良少将奏、於左近陣東庭拝舞、于時有人大殿門、大納言主、右兵衛督及□□位以上十余人、奏大内了又参東宮令啓、
延喜7.1.11/十一日、除目議始、
延喜7.1.13/十三日、除目、
延喜7.1.14/十四日、御斎会畢、内論義如例、
延喜7.1.16/十六日、踏歌儀如常、此日雨儀、
延喜7.1.17/十七日、幸豊楽院、有節、射手大夫六七人許、射間供御膳、如南殿儀、又右近射手射了左兵衛出立、而有仰、下南召坊帯刀三人、射間帰本宮、
延喜7.1.18/十八日、賭射如常、
延喜7.1.21/廿一日、御仁寿殿有内宴、於綾綺殿内教坊奏舞、因雨雪也、
延喜7.1.25/廿五日、壬寅、外記政始、
延喜7.2.8/八日、大殿門藤中納言左衛門督及四位五位等、於左近陣頭、令少将嗣朝臣奏尚侍慶、舞踏了大殿門率公卿氏大夫等被申梨壺御曹司、次参東宮、而依御物忌□得啓之、
延喜7.2.17/十七日、甲子、遷五条、
延喜7.3.23/廿三日、庚子、参極楽寺舎利会、
延喜7.4.8/八日、潅仏事如常、此日左閤参給、令奏斎院御前、
延喜7.4.15/十五日、中酉不被注賀茂祭事、
延喜7.5/五月無事、
延喜7.6.8/八日、中宮崩、
延喜7.6.16/十六日、辛酉、奉仮文、
延喜7.7/七月無事、
延喜7.8.1/一日、此日上御南殿、供膳、番奏庭立奏等如常、令采女給下物、左大臣起座跪□、今日親王不参、三献了御膳、罷出、少将召内豎、内豎称唯、宣云、阿末太参来、内豎等参上、持台盤退出了、侍臣退出後□帰殿、
延喜7.9.7/七日、辛巳、遷小二条殿、
延喜7.9.9/九日、節会儀如例、但未供御膳之前賜題、与年来例相違、是故実也、
延喜7.9.16/十六日、上御南殿、番奏及供膳等如例、
延喜7.10.2/二日、丙午、参向極楽寺、
延喜7.10.10/十日、参向同寺菊会、
延喜7.10.11/十一日、内匠寮申被収考文事、是由長官病不参、掃部寮申弁別当□左中弁者、左閤宜仰史小野常実、
延喜7.10.15/十五日、乙未、参向極楽寺、禅師潅頂、
延喜7.11.?/□日、輪来充祷不可忘却、
延喜7.11.24/廿四日、丁酉、依四条殿穢、改此日行祭事、
延喜7.11.28/廿八日、辛丑、有賀茂臨時祭事、
延喜7.12.5/五日、有臨時奉幣諸社之事、此日上御建礼門、拝伊勢幣帛、但諸社候南幄中、
延喜8.1.12/十二日、除目、
延喜8.1.14/十四日、参八省、
延喜8.1.13/［正月十三日、復任参議、］
延喜8.1.17/十七日、参、幸豊楽院、
延喜8.1.21/廿一日、参内宴、
延喜8.1.22/廿二日、甲午、参向宇治、
延喜8.2.2/二日、癸卯、参大原野行幸、
延喜8.2.5/五日、丙午、着座、〈丑二刻、官、四刻、外記、〉
延喜8.2.8/八日、己酉、参入外記、
延喜8.2.11/十一日、列見、参官、
延喜8.2.13/十三日、甲寅、極楽寺態、
延喜8.2.22/廿二日、除目議始、
延喜8.2.23/廿三日、除目、
延喜8.2.26/廿六日、参御読経始、
延喜8.2.29/廿九日、庚午、参拝宇治、
延喜8.3.7/七日、参宮御読経始、
延喜8.3.9/九日、内裏殿上如故、
延喜8.4.10/十日、庚戌、極楽寺舎利会、
延喜8.4.20/廿日、庚申、参警固、
延喜8.4.21/廿一日、辛酉、賀茂祭、大殿門御共参向、
延喜8.5.4/四日、参仁和寺、
延喜8.5.5/五日、参仁、次内裏試楽、
延喜8.5.10/十日、庚辰、渤海使進啓信物等、
延喜8.5.11/十一日、豊楽院宴、
延喜8.6.11/十一日、候大斎、
延喜8.6.13/十三日、参松尾公使、
延喜8.6.22/廿二日、仁王会、
延喜8.6.28/廿八日、有読奏、
延喜8.7.4/四日、奉仮文、
延喜8.7.14/十四日、有召、
延喜8.7.15/十五日、参入、而依散斎、不着外記退出、
延喜8.7.16/十六日、乙酉、伊勢幣、
延喜8.7.29/廿九日、相撲召合、遷五条、此日無□□、
延喜8.7.30/卅日、内、
延喜8.8.1/一日、日蝕、廃務、
延喜8.8.2/二日、依祈雨事参深草山陵、
延喜8.8.17/十七日、為祈願晴、有雨師幣使、
延喜8.8.18/十八日、釈奠、宮御読経初、
延喜8.8.19/十九日、上御南殿、有論義事、
延喜8.8.27/廿七日、参西寺国忌、
延喜8.8.28/廿八日、除目、
延喜8.9.5/五日、癸酉、参宇治、
延喜8.9.?/十□日、家乳始、
延喜8.10.7/七日、乙巳、初着兵衛陣座、
延喜8.10.9/九日、依伊勢神財事、廃務、
延喜8.10.16/十六日、甲寅、極楽寺菊会、
延喜8.10.26/廿六日、甲子、為公使参賀茂、
延喜8.10.28/廿八日、丙寅、極楽寺万燈会、
延喜8.11.18/十八日、丙戌、五条院御神楽、
延喜8.11.21/廿一日、己丑、参宮内省、
延喜8.11.23/廿三日、候大斎、
延喜8.11.26/廿六日、甲午、有新銭見参事、
延喜8.12.1/一日、上御南殿、
延喜8.12.2/二日、己亥、内、賀茂臨時祭、
延喜8.12.11/十一日、大斎、
延喜8.12.17/十七日、産、
延喜8.12.24/廿四日、辛酉、荷前、参小野、
延喜8.12.30/卅日、参儺陣、
延喜9.1.4/四日、大饗、
延喜9.1.5/五日、大饗、
延喜9.1.9/九日、除目議初、
延喜9.1.11/十一日、南殿除目、
延喜9.1.12/十二日、献宮御杖、
延喜9.2.1/一日、丁酉、釈奠止、
延喜9.2.4/四日、大殿門参入東宮、
延喜9.2.21/廿一日、丁巳、東宮始参入内裏、〈暦日注十死一生、私所記、〉
延喜9.3.5/五日、庚午、仁王会□、
延喜9.3.22/廿二日、丁亥、内御読経始、
延喜9.4.4/四日、大閤薨、
延喜9.4.9/九日、公卿□、〈任権中納言、〉
延喜9.4.7/七日、成選短冊、
延喜9.4.14/十四日、賀茂祭、
延喜9.4.15/十五日、授成選位記、〈式日事更不注、〉
延喜9.5.10/十日、参入大臣及二院東宮奏慶、
延喜9.5.11/十一日、有昇殿宣旨、
延喜9.5.12/十二日、参入大内、奏大内昇殿慶、
延喜9.5.14/十四日、戊寅、参向宇治、遇御穢延引也、
延喜9.5.22/廿二日、丙戌、寅時着座、
延喜9.5.26/廿六日、庚寅、仁王会、
延喜9.5.29/廿九日、外記参、被定所雑色並所々別当□、
延喜9.6.16/十六日、庚戌、始為上日、
延喜9.6.19/十九日、諸卿巡見鴨河、
延喜9.6.22/廿二日、丙辰、廃務、由伊勢幣、
延喜9.7.2/二日、乙丑、除服、
延喜9.8.3/三日、丙申、有伊勢幣使、仍廃務、
延喜9.8.4/四日、丁酉、参官及大学、
延喜9.8.7/七日、庚子、有宇佐使、
延喜9.8.19/十九日、壬子、内御読経始、
延喜9.8.24/廿四日、丁巳、宮御読経始、又今上一皇子対面、
延喜9.8.25/廿五日、戊午、有祈止雨幣使事、〈此日滅日、又九坎、私記也、〉
延喜9.8.29/廿九日、壬戌、移職曹司、
延喜9.*8.4/四日、除目、
延喜9.*8.8/八日、庚午、依服請仮、
延喜9.*8.9/九日、有召、
延喜9.9.3/三日、乙未、於貞観寺修法始、〈凶会日、私記、〉今年有時行洪水、仍九日節止、
延喜9.9.11/十一日、依雨不御八省院、
延喜9.9.12/十二日、於左近馬場馳宮御馬、
延喜9.9.18/十八日、平中卒、
延喜9.9.27/廿七日、任大将、
延喜9.9.29/廿九日、入外記、不着座、参仁和寺並所々申慶、
延喜9.10.4/四日、内裏有菊花宴、
延喜9.10.8/八日、庚午、参宇治並極楽寺、有供菊事、
延喜9.10.16/十六日、内裏弓庭始、
延喜9.10.21/廿一日、上御南殿、有庭立奏、智講師事、仰春正宿祢、
延喜9.10.28/廿八日、庚寅、仁王会、
延喜9.11.13/十三日、乙巳、宮御書始、
延喜9.11.14/十四日、元善朝臣卒、
延喜9.11.16/十六日、戊申、奉仮文、
延喜9.11.23/廿三日、乙卯、候大斎、
延喜9.12.5/五日、丙寅、不着拾遺舘、極楽寺万燈、
延喜9.12.9/九日、依有伊勢幣、廃務、
延喜9.12.11/十一日、候小斎、
延喜9.12.14/十四日、乙亥、御息所参入大内、
延喜9.12.16/十六日、丁丑、荷前使参向柏原深草山陵、令相応修法、
延喜9.12.20/廿日、辛巳、内御仏名初、
延喜9.12.24/廿四日、乙酉、宮御仏名初、□参入、
延喜9.12.30/卅日、候陣、
延喜10.1.1/一日、無朝拝、御南庭、
延喜10.1.2/二日、参仁和寺陽成院、
延喜10.1.3/三日、有行幸仁和寺、
延喜10.1.4/四日、東宮朝覲内裏、入夜還宮、今上一親王清涼殿東庭拝舞、
延喜10.1.5/五日、右大臣大饗、
延喜10.1.6/六日、叙位議、
延喜10.1.7/七日、節会、
延喜10.1.11/十一日、除目議始、
延喜10.1.13/十三日、除目、〈改権為正、〉
延喜10.1.17/十七日、上不御豊楽院、
延喜10.1.18/十八日、賭弓、
延喜10.1.23/廿三日、内宴、帥親王今上一親王聴帯剣、
延喜10.1.25/廿五日、御息所退出、
延喜10.1.26/廿六日、丁巳、外記政始、
延喜10.1.27/廿七日、戊午、三元解除、
延喜10.2.1/一日、上御南殿、
延喜10.2.4/四日、依穢改日祭之、
延喜10.2.7/七日、丁卯、未二点着座、
延喜10.2.8/八日、戊辰、祈年祭、
延喜10.2.14/十四日、除目議始、
延喜10.2.15/十五日、除目、
延喜10.2.18/十八日、戊寅、修善始、
延喜10.2.25/廿五日、女一公主薨、依心喪、三日不参、
延喜10.3.5/五日、乙未、御読経始、又除目、
延喜10.3.7/七日、有女官召、
延喜10.3.10/十日、庚子、宮御読経始、
延喜10.3.11/十一日、上御南殿、
延喜10.3.24/廿四日、前皇后崩、
延喜10.4.2/二日、辛酉、修法始、遷九条殿、
延喜10.4.9/九日、戊辰、還職曹、〈凶会□、〉
延喜10.4.11/十一日、庚午、参向極楽寺、由女一宮御態也、便参亭子院、申賜廿七鹿毛、為欲貢内裏也、
延喜10.4.12/十二日、依召参内、
延喜10.4.28/廿八日、駒引、依雨延也、
延喜10.5.2/二日、小五月、
延喜10.5.5/五日、節、
延喜10.5.6/六日、右十列負、所謂左論、
延喜10.5.8/八日、依犬死、請仮、
延喜10.5.10/十日、依召参内、
延喜10.5.15/十五日、給成選位記、依二省官人不具延也、
延喜10.5.16/十六日、定賑給使、
延喜10.5.19/十九日、御息所参内、
延喜10.5.20/廿日、雷鳴陣立、
延喜10.5.21/廿一日、己酉、移五条、
延喜10.5.27/廿七日、乙卯、東宮入覲、
延喜10.5.29/廿九日、除目、
延喜10.6.15/十五日、癸酉、祈雨御読経始、八省、
延喜10.6.20/廿日、戊寅、結願、此日依有幣使、不参大内、
延喜10.6.22/廿二日、庚辰、依有散斎不参、
延喜10.6.23/廿三日、辛巳、有幣使、
延喜10.6.25/廿五日、読奏、除服、
延喜10.7.4/四日、辛卯、修法始、
延喜10.7.7/七日、甲午、有産事、
延喜10.8.6/六日、相撲還饗、
延喜10.8.8/八日、乙丑、宮御読経始、
延喜10.8.9/九日、除目、
延喜10.8.11/十一日、帝御南殿、小臣為上、
延喜10.8.14/十四日、辛未、修善始、
延喜10.9.11/十一日、依御物忌、不幸八省、上卿於八省東廊行事、
延喜10.10.1/一日、補侍従十四人、上御南殿、依損年不奏音楽、
延喜10.10.5/五日、辛酉、仁王会、
延喜10.10.8/八日、除目、
延喜10.10.11/十一日、上御南殿、
延喜10.10.15/十五日、極楽寺菊会、
延喜10.10.29/廿九日、乙酉、蔵人所有漢書立竟宴、予左右大弁着、酔後有召参上、終夜奏管弦、
延喜10.11.14/十四日、庚子、参大原野、
延喜10.11.21/廿一日、丁未、御息所参内、
延喜10.12.1/一日、上御南殿、
延喜10.12.3/三日、己未、写経始、
延喜10.12.16/十六日、壬申、荷前使、参深草、
延喜10.12.29/廿九日、参儺陣、
延喜11.1.1/一日、日蝕、廃務、
延喜11.1.2/二日、上御南殿、
延喜11.1.3/三日、行幸仁和寺、
延喜11.1.4/四日、東宮入覲、即大饗、
延喜11.1.5/五日、大饗、
延喜11.1.7/七日、節会、叙位、
延喜11.1.9/九日、女叙位、
延喜11.1.11/十一日、議始、
延喜11.1.13/十三日、除目、任大、此夜地震、鳴雷、
延喜11.1.16/十六日、節会如例、
延喜11.1.17/十七日、不行幸、仍公卿対豊楽院行事、
延喜11.1.18/十八日、右勝、
延喜11.1.21/廿一日、丙午、参向宇治、
延喜11.1.22/廿二日、定殿上人所々別当、
延喜11.1.26/廿六日、辛亥、政始、
延喜11.1.27/廿七日、壬子、法始、
延喜11.2.2/二日、丁巳、丑二点着官、□点着外記、並西門、
延喜11.2.8/八日、癸亥、□候官奏、
延喜11.2.14/十四日、議始、
延喜11.2.15/十五日、除目、
延喜11.2.23/廿三日、戊寅、仁王会、
延喜11.3.4/四日、行直物事、
延喜11.3.11/十一日、上御南殿、奉仕官奏、次参東宮、為有弓場始事也、
延喜11.3.14/十四日、直物、
延喜11.3.16/十六日、上御南殿、有官奏、〈小臣、〉
延喜11.3.23/廿三日、丁未内御読経、
延喜11.3.27/廿七日、辛亥、宮御読始、
延喜11.3.29/廿九日、癸丑、参極楽寺、由舎利会也、
延喜11.3.30/卅日、宮有弓場負方献物、
延喜11.4.1/一日、侍従宜陽殿西廂、
延喜11.4.11/十一日、上御南殿、有官奏、
延喜11.4.28/廿八日、除目、
延喜11.5.1/一日、御南殿、
延喜11.5.11/十一日、上御南殿、
延喜11.6.1/一日、日蝕、
延喜11.6.11/十一日、依穢、神今食止、
延喜11.7.4/四日、依穢祭止、
延喜11.7.9/九日、庚寅、御読経始、
延喜11.7.12/十二日、癸巳、依八省死穢、御読経衆僧不令参内裏、於大極殿結願、此度南所也、
延喜11.7.17/十七日、郡司召、
延喜11.7.29/廿九日、召合、有楽、
延喜11.7.30/卅日、後覧、
延喜11.8.13/十三日、相撲饗、
延喜11.9.9/九日、有節、
延喜11.9.11/十一日、依御物忌不行幸、公卿於八省東廊行事、
延喜11.9.16/十六日、除目、〈凶会、〉
延喜11.9.19/十九日、己亥、有臨時幣使、
延喜11.9.23/廿三日、餞大貮、
延喜11.9.24/廿四日、大貮賜御酒、兼叙正下、
延喜11.9.29/廿九日、己酉、服紅雪、〈閇日、〉
延喜11.10.1/一日、依御物忌、不御南、
延喜11.10.5/五日、内裏弓場始、
延喜11.10.11/十一日、辛酉、服鐘乳丸、
延喜11.10.14/十四日、依病請仮、〈三箇日、〉
延喜11.10.17/十七日、丁卯、修法始、
延喜11.10.28/廿八日、改葬所人入内蔵寮、寮人今朝参入内裏、仍内□丙処、神事付所司可行云々、
延喜11.10.29/廿九日、依犬死穢、不参陣中、是依内仰、
延喜11.10.30/卅日、極楽寺万燈会、有小楽、
延喜11.11.9/九日、内従容丸、
延喜11.11.?5/□五日、御息所入内、
延喜11.12.11/十一日、候大斎、
延喜11.12.13/十三日、癸亥、〈凶会、〉遷五条院、
延喜11.12.16/十六日、上御南殿、
延喜11.12.19/十九日、内仏名、
延喜11.12.21/廿一日、参御仏名結願之後退出、
延喜11.12.22/廿二日、宮御仏名始、仍参、
延喜11.12.26/廿六日、参山科山陵、
延喜11.12.29/廿九日、雨儀、親王已下座設承明門東廊、但開門之後如晴儀、
延喜12.1.1/一日、依御物忌、廃朝拝、但御南殿、有宴会、
延喜12.1.3/三日、依御体御卜、停止行幸、
延喜12.1.4/四日、東宮朝覲、
延喜12.1.5/五日、右大臣大饗、
延喜12.1.6/六日、叙位議、
延喜12.1.7/七日、節会如例、
延喜12.1.12/十二日、除目議始、
延喜12.1.14/十四日、参八省、次参入大内、衆僧□義如常、
延喜12.1.16/十六日、有障不参、
延喜12.1.17/十七日、上御豊楽院、観射、
延喜12.1.18/十八日、右勝三度、惣四度畢、
延喜12.1.21/廿一日、内宴、
延喜12.1.27/廿七日、外記政始、
延喜12.2.2/二日、行幸仁和寺、賜禄一如承和七年例、但院判官代及五位賜衾、
延喜12.2.10/十日、有直物事、
延喜12.2.11/十一日、不令挙楽、為紀中納言薨也、
延喜12.2.28/廿八日、奏位禄勘文、
延喜12.2.29/廿九日、戊寅、仁王□、
延喜12.3.9/九日、有桜花宴、
延喜12.3.11/十一日、庚寅、定御読経僧、此夜請昭律師修善始、
延喜12.3.14/十四日、癸巳、河臨解除、
延喜12.3.16/十六日、乙未、参円成寺、由有塔会也、
延喜12.3.18/十八日、□□御読経始、
延喜12.3.20/廿日、己亥、参石清水宮、
延喜12.3.23/廿三日、壬寅、東宮参入大内、
延喜12.3.24/廿四日、宮御読経始、
延喜12.3.26/廿六日、除目始、
延喜12.3.27/廿七日、除目、
延喜12.4.1/一日、安居之間、天台一燈、
延喜12.4.3/三日、有直物事、
延喜12.4.5/五日、参向極楽寺、為□…□■也、
延喜12.4.7/七日、上御南殿、覧擬階奏、但不覧短冊、其儀□執奏文、率公卿入自日華門列立、二省従之、勅曰、将参来、称唯、昇立座後□後、立定臣進奉覧奏文、其道、従公卿座西、直進於御帳東、跪而奉□、即文杖給外記、還本所、覧了上曰、短冊縦之、臣称唯、召式部、式部唯、召兵部、兵部唯、持罷、二省唯、召各丞名、丞参入、荷辛樻退出、頃公卿退出、
延喜12.4.8/八日、潅仏如常、
延喜12.4.10/十日、戊午、有祈雨幣使、従去月十七日無雨潤、而今日快降、
延喜12.4.27/廿七日、有直物、府手結、
延喜12.4.29/廿九日、依雨駒引停止、
延喜12.4.30/卅日、駒引、今日大臣不参、小臣候御前、
延喜12.5.2/二日、小五月、
延喜12.5.5/五日、□…□幸武徳殿、
延喜12.5.6/六日、今日無厨御贄、
延喜12.5.16/十六日、上御南殿、
延喜12.*5.1/一日、日蝕、
延喜12.*5.5/五日、除目、
延喜12.*5.20/廿日、任郡司、
延喜12.*5.26/廿六日、御息所退出、
延喜12.6.2/二日、戊寅、祈雨幣使立、
延喜12.6.11/十一日、依内裏穢、停止神事、大祓、
延喜12.6.15/十五日、辛卯、神今食、月次、
延喜12.6.17/十七日、定仁王会請僧、
延喜12.6.26/廿六日、壬寅、仁王会、
延喜12.7.7/七日、壬子、向八省、行伊勢幣事、
延喜12.7.9/九日、可有召合之状、仰諸衛、
延喜12.7.11/十一日、到府、定召合事、
延喜12.7.20/廿日、向府、
延喜12.7.22/廿二日、依試楽向府、
延喜12.7.27/廿七日、相撲召合、東宮入覲、
延喜12.7.28/廿八日、東宮入覲、
延喜12.8.8/八日、相撲帰饗、
延喜12.8.12/□二日、丁亥、御読経始、
延喜12.8.15/十五日、依雨不覧御馬、親王以下就中陪、馬寮各取五疋、親王以下賜之、此間日暮、甚狼籍也、所司取遺馬了、親王公卿参陣頭、令奏慶舞踏、
延喜12.8.24/廿四日、己亥、宮御読経始、而有障不参、
延喜12.9.9/九日、今日、初行内弁事、年来日記召刀祢者、而□曰、可召大夫等、仍今日召大夫等云々、
延喜12.9.17/十七日、辛酉、向八省、行伊勢御幣事、十□日例事依内裏穢、今日行之、
延喜12.10.1/一日、上御南殿、其儀如常、至于晩頭、内侍召小臣、小臣到御帳頭而跪、勅曰、喚式部卿親王、小臣称唯退出、令少将立草墩横坐、臣先着之、召親王等、其後賜恩盞、奏管絃、但自余親王以下猶侍本座、又殿上侍臣能歌者一両人、依召祗候、今夜親王以下無別禄、
延喜12.10.9/九日、癸未、参向極楽寺、有供菊花音楽事、
延喜12.10.23/廿三日、丁酉、参向慈恩寺、
延喜12.11.1/一日、日蝕、
延喜12.11.2/二日、上御南殿、
延喜12.11.20/廿日、甲子、第四皇子朝覲、
延喜12.11.23/廿三日、丁卯、候大斎、
延喜12.11.24/廿四日、奉仕内弁、
延喜12.11.26/廿六日、修善始、昭闍梨、
延喜12.11.27/廿七日、職曹司定式事、
延喜12.12.6/六日、依召夜参、
延喜12.12.11/十一日、行幸中院、今日祈年穀幣奉伊勢、
延喜12.12.18/十八日、辛卯、有報祭使、
延喜12.12.19/十九日、内御仏名始、
延喜12.12.21/廿一日、甲午、荷前、其儀如例、
延喜13.1.1/一日、有朝拝儀、小臣内弁、宴会如例、但今日刀祢参入、是違例、
延喜13.1.2/二日、院宮饗如常、入夜召仰行幸事、
延喜13.1.3/三日、行幸仁和寺、
延喜13.1.4/四日、東宮朝覲、童親王亦同、
延喜13.1.6/六日、叙位議、小臣執筆、
延喜13.1.7/七日、有産事、而依召参入、行内弁事、
延喜13.1.8/八日、有女叙位、
延喜13.1.12/十二日、御杖、雨儀行之、
延喜13.1.14/十四日、有男踏歌事、仍入夜参入、依心神不調、不参八省、
延喜13.1.17/十七日、依固物忌不参、今日主上不出御、
延喜13.1.18/十八日、賭射依雨停止、
延喜13.1.19/十九日、賭弓、左勝、
延喜13.1.22/廿二日、内宴、
延喜13.1.24/廿四日、依召参入、
延喜13.1.25/廿五日、戊辰、除目議始、愚執筆、外記政同始、
延喜13.1.26/廿六日、宿職曹司、
延喜13.1.27/廿七日、右大臣依召亥剋参入、丑剋退出、
延喜13.1.28/廿八日、除目、
延喜13.1.30/卅日、癸酉、参向宇治、有所障延引了、
延喜13.2.6/六日、下一分宣旨、
延喜13.2.7/七日、□分召、
延喜13.2.11/十一日、有直物事、
延喜13.2.17/十七日、依官穢、今日列見、但穢雖未畢、為無神事、
延喜13.2.29/廿九日、殿上賭弓、
延喜13.3.3/三日、欲幸神泉、而依右大臣忽不覚停止、
延喜13.3.8/八日、行位禄事、
延喜13.3.11/十一日、甲寅、定御読経請僧、
延喜13.3.12/十二日、右大臣薨、
延喜13.3.15/十五日、戊午、御読経始、
延喜13.3.18/十八日、辛酉、御読経結願後、奏右大臣薨由、有贈位事、並別給物、今日不警固、
延喜13.3.23/廿三日、丙寅、宮御読経始、
延喜13.3.25/廿五日、戊辰、御息所退出、〈今日凶会、〉
延喜13.4.8/八日、庚辰、遷西五条院、
延喜13.4.14/十四日、除目議、
延喜13.4.15/十五日、除目、
延喜13.5.1/一日、日蝕、
延喜13.5.26/廿六日、行幸神泉、至暮小雨、即止、
延喜13.5.29/廿九日、郡司読奏、
延喜13.6.7/七日、御息所参入、
延喜13.6.15/十五日、任郡司、
延喜13.6.21/廿一日、除目、雷鳴陣立、霹靂亭子院、藤原有時従者童死、
延喜13.6.22/廿二日、昨依二省不参、除目簿今日夜来、封之納外記、有仰、召式部輔文章博士等陣頭、勘問評定所奏之詩不好由、博士等特無所述、仍仰云、此度殊許、従今以後、若有如此事、可勘博士等、
延喜13.7.1/一日、向相撲司、
延喜13.7.7/七日、向相撲司、
延喜13.7.8/八日、有祈年幣使事、
延喜13.7.13/十三日、向相撲司、
延喜13.7.14/十四日、甲寅、帰東五条、
延喜13.7.17/十七日、向武徳殿、定装束事、諸卿会集、
延喜13.7.22/廿二日、向相撲司、今日試楽、
延喜13.7.26/廿六日、幸武徳殿、覧相撲節、左勝、宿職、
延喜13.7.27/廿七日、幸同殿、右勝、宿職、
延喜13.7.28/廿八日、御南殿、覧追相撲、左右楽、日暮召内蔵御服絹賜出居以上、皇太子参入、入夜還□条、
延喜13.8.1/一日、大風猛烈、公私屋舎多顛倒、
延喜13.8.2/二日、召勝相撲人給禄、今日有勅、遣使左右京、令検被損風宅、為賑給六位以下、
延喜13.8.9/九日、上御南殿、依内論義也、
延喜13.8.12/十二日、辛巳、御読経始、
延喜13.8.24/廿四日、癸巳、御読経始、
延喜13.8.29/廿九日、除目、
延喜13.9.9/九日、宿職、依有風損、停止節事、但侍従以上賜菊酒如例、今日以前、予申損田廿国、不堪佃田廿四国、
延喜13.9.11/十一日、行幸八省、伊勢幣使如常、
延喜13.9.24/廿四日、依召参入、
延喜13.9.25/廿五日、甲子、雨師二社有奉幣、為止雨也、
延喜13.10.18/十八日、丙戌、極楽寺菊会、
延喜13.10.25/廿五日、癸巳、東宮始読経注孝経、宿貞朝臣宅、
延喜13.11.14/十四日、壬子、参大原野、
延喜13.11.27/廿七日、乙丑、今夜閑院君着裳、
延喜13.11.28/廿八日、丙寅、昭阿闍梨法初、
延喜13.12.9/九日、宿常三居、
延喜13.12.24/廿四日、辛卯、荷前、
延喜14.1.1/一日、宴会如例、停止朝拝、
延喜14.1.3/三日、行幸仁和寺、宿職曹司、
延喜14.1.4/四日、東宮朝覲、今年初従建春門参入、
延喜14.1.7/七日、節会如例、雨儀、
延喜14.1.8/八日、無女叙位、
延喜14.1.10/十日、除目議始、
延喜14.1.12/十二日、除目、此夜宿職、
延喜14.1.16/十六日、節会如例、
延喜14.1.17/十七日、依雪不幸豊楽院、仍公卿、
延喜14.1.18/十八日、左勝、親王公卿等会集垣下、皆有被物、
延喜14.1.20/廿日、吏部王来、仍献鷹馬、
延喜14.1.25/廿五日、壬戌、外記政始、
延喜14.1.29/廿九日、参亭子院、
延喜14.2.4/四日、宿職曹司、
延喜14.2.5/五日、有直物事、
延喜14.2.8/八日、東宮朝太上法皇於亭子院、被儲饗禄、賜直丁以上有差、今夜還五条、
延喜14.2.14/十四日、辛巳、御息所参内、
延喜14.2.15/十五日、可奉封事詔書出、其儀、陣頭内記書之上奏、御画日了、給中務少輔朝見、書入内記所草、朝見捧筥退出、
延喜14.2.19/十九日、詔書覆奏、其儀、外記以中務所入詔書奉覧上、上覧返給、即刺書杖候、上立軒廊、転執付内侍奏、
延喜14.2.24/廿四日、辛卯、参極楽寺拝造、
延喜14.2.27/廿□日、甲午、仁王会、
延喜14.3.16/十六日、上御南殿、
延喜14.3.19/十九日、丙辰、御読経始、一分召、
延喜14.3.24/廿四日、宮御読経始、
延喜14.3.29/廿九日、丙寅、請昭闍梨修善、
延喜14.4.12/十二日、戊寅、東院公主薨由奏、
延喜14.4.15/十五日、授位記如例、
延喜14.4.21/廿一日、除目議始、
延喜14.4.22/廿二日、除目、
延喜14.5.2/二日、左京有失火、其数六百余烟、
延喜14.5.4/四日、失火家々給□有差、
延喜14.5.11/十一日、上御南殿、東宮在御帳後、見旬儀、
延喜14.5.13/十三日、定祈雨使等、
延喜14.5.15/十五日、辛亥、始従伊勢九社、遣使奉幣、到八省行事、
延喜14.5.17/十七日、定祈雨御読経僧名、
延喜14.5.19/十九日、乙卯、祈雨御読経、
延喜14.5.21/廿一日、召時望朝臣於陣頭、責検非違使等過状、是蒙仰之後、勘申右兵衛等罪緩怠也、
延喜14.6.9/九日、依召、扶病参入、
延喜14.6.16/十六日、辛巳、新仏開見、仍参極楽寺、
延喜14.6.25/廿五日、読奏、
延喜14.6.29/廿九日、任郡司、
延喜14.7.18/十八日、定御読経僧、
延喜14.7.21/廿一日、丙辰、御読経始、紫宸殿大極殿相分修、
延喜14.7.22/廿二日、大宰断罪事奏、
延喜14.7.28/廿八日、綾綺殿前有童相撲童舞事、左勝、
延喜14.8.7/七日、参向極楽寺、造仏事始、
延喜14.8.9/九日、除目、
延喜14.8.19/十九日、有童相撲負方献物事、奏童舞、
延喜14.8.24/廿四日、依召参入、
延喜14.8.25/廿五日、有任公卿事、大納言以下来賀、垣下親王四人、
延喜14.8.29/廿九日、遷官公卿兼任如旧、仍召二省仰、
延喜14.9.2/二日、丙申、奉幣雨師二社、祈晴、
延喜14.9.5/五日、定諸司等別当、昇殿如旧、
延喜14.9.7/七日、辛丑、初度表、就中務奉之、即日返給、中使玄人朝臣仰云、不可更如此言、
延喜14.9.9/九日、節会如常、但女楽未畢、式部取文台、女楽了群臣拝舞、勅曰、依旧例、召博士等令読詩、称唯、召当時朝臣、令召博士三人、而於御帳東読之、理平為講師、親王以下預聴、読了宣命見参等奏之、今日有御製、又采女令史取代官供奉御膳前、其人典膳日下部直江也、
延喜14.9.13/十三日、丁未、参拝宇治、又入極楽寺諷誦、例也、
延喜14.9.15/十五日、己酉、二度表、使邦基朝臣奉之、中使俊蔭朝臣被返表章、
延喜14.9.23/廿三日、丁巳、奉三度表、
延喜14.9.26/廿六日、中使恒佐朝臣至、賜勅答、
延喜14.10.1/一日、上御南殿、無庭立、失也、自余如例、除目後、今日初有官奏、
延喜14.10.3/三日、夢加階、夢中思早登、
延喜14.10.4/四日、定不堪佃使、
延喜14.10.8/八日、辛未、遷西五条院、
延喜14.10.14/十四日、有除目、
延喜14.10.19/十九日、壬午、極楽寺菊会行、今日親王納言参議毎色三人会集、
延喜14.10.26/廿六日、己丑、〈凶会、〉奉減封表、
延喜14.11.10/十日、壬寅、昭闍梨修善始、
延喜14.11.19/十九日、辛亥、今上女一公主始着裳、召殿上親王公卿、御前賜恩盃御衣、又公主簾前有禄、終善始有善修夜奏管絃、有召、吏部王預之、
延喜14.11.25/廿五日、丁巳、衣子着裳、
延喜14.11.27/廿七日、己未、仍斎宮病、有奉幣伊勢事、
延喜14.12.5/五日、民部卿来、出負物馬二疋、有被物、
延喜14.12.9/九日、辛未、東五条、今日奉請減封四分之一状、
延喜14.12.10/十日、被返申文、
延喜14.12.11/十一日、候大忌、
延喜14.12.14/十四日、丙子、宮御書竟宴、
延喜14.12.19/十九日、御仏名始、
延喜14.12.20/廿日、壬午、荷前儀如常、
延喜14.12.22/廿二日、奏年終断罪、
延喜18.1.1/一日、日蝕、廃務、〈参仁和寺、〉
延喜18.1.2/二日、宴会、
延喜18.1.3/三日、依上皇御消息、不行幸、
延喜18.1.4/四日、東宮大饗、
延喜18.1.5/五日、家饗、
延喜18.1.7/七日、節会如常、但無叙位、
延喜18.1.8/八日、壬午、宿、修善始、意供等、
延喜18.1.9/九日、除目議始、
延喜18.1.12/十二日、除目、
延喜18.1.15/十五日、月蝕、大分皆既、
延喜18.1.18/十八日、不、依心神不調、
延喜18.1.19/十九日、召昨勝人給禄、
延喜18.1.21/廿一日、内宴、依病不参、
延喜18.1.25/廿五日、己亥、外記政始、
延喜18.1.27/廿七日、寺誦経、鷹馬夢、
延喜18.1.28/廿八日、壬寅、台山二部、極楽寺一部、今日始大般若、左大弁含勅来也、為定暦家論、
延喜18.2.4/四日、丁未、奉幣如常、祈申可参祭之由、
延喜18.2.6/六日、己酉、奉幣諸社、
延喜18.2.10/十日、癸丑、加灸治、
延喜18.2.16/十六日、直物、
延喜18.2.23/廿三日、丙寅、〈凶会、〉見禅院、
延喜18.2.26/廿六日、己巳、行幸六条院、依仰候彼院、
延喜18.2.28/廿八日、除目議始、
延喜18.2.29/廿九日、除目、
延喜18.3.4/四日、殿上賭弓、
延喜18.3.9/九日、壬午、極楽寺寿命経読始、
延喜18.3.20/廿日、癸巳、内裏御読経始、
延喜18.4.3/三日、乙巳、女参東宮、
延喜18.4.9/九日、辛亥、大徳参東宮、是途始也、
延喜18.4.27/廿七日、招中少将、定府生事、
延喜18.5.11/十一日、癸未、最律師於定法寺修善始、
延喜18.5.17/十七日、東宮入覲、
延喜18.5.18/十八日、参極楽定法等寺、
延喜18.5.20/廿日、壬辰、行幸神泉、
延喜18.5.22/廿二日、仰施米事、定交替使、
延喜18.5.28/廿八日、定封事、
延喜18.6.2/二日、癸卯、為宮曹小修善始、最律、
延喜18.6.7/七日、孫王、
延喜18.6.29/廿九日、民部卿薨、
延喜18.7.12/十二日、癸未、行幸八省、為奉幣伊勢、是祈年穀、
延喜18.7.13/十三日、奉幣師二社、為祈年止雨也、
延喜18.7.15/十五日、月蝕、
延喜18.7.19/十九日、庚寅、御読経始、八省行之、
延喜18.7.27/廿七日、召合、
延喜18.8.6/六日、相撲帰饗、
延喜18.8.11/十一日、辛亥、遷西五条院、
延喜18.8.13/十三日、癸丑、法会始、
延喜18.8.15/十五日、公卿并少納言等有捧物事、又有所々誦経六度、
延喜18.8.17/十七日、法会了、内裏陽成東宮有御誦経、又有所々誦経四度、今夜帰一条、
延喜18.8.27/廿七日、丁卯、後田邑山陵有宣命使、
延喜18.8.30/卅日、参極楽寺、定堂所、
延喜18.9.7/七日、奏不堪佃田解文、即定使、
延喜18.9.9/九日、節会如例、東宮入覲、
延喜18.9.11/十一日、行幸八省、
延喜18.9.15/十五日、定封事、
延喜18.9.16/十六日、除目、
延喜18.9.25/廿五日、乙未、鑑闍梨修善始、
延喜18.9.29/廿九日、有直物三人、日向目源世在此中、
延喜18.10.1/一日、上御南殿、
延喜18.10.8/八日、行幸朱雀院、
延喜18.10.10/十日、震宮始御馬、為従北野行幸也、
延喜18.10.11/十一日、極楽寺菊会、
延喜18.10.17/十七日、召仰、
延喜18.10.19/十九日、行幸北野、皇太子追参、親王公卿堪其道者、着狩衣鷹合、日暮賜禄有差、
延喜18.11.2/二日、辛亥、為参春日、従宇治到佐保家、左兵衛督右大弁宰相中将等相供参向、
延喜18.11.3/三日、参祭、奉自願東舞及神楽等、
延喜18.11.22/廿二日、候大斎幄、
延喜18.11.23/廿三日、節会如常、
延喜18.12.1/一日、庚子、本命祭、
延喜18.12.3/三日、壬寅、鑑闍梨修善始、
延喜18.12.8/八日、定封事、修善了、布施等未送、
延喜18.12.9/九日、参六条院、依御薬事也、
延喜18.12.11/十一日、着大斎幄、但不待暁退出、
延喜18.12.14/十四日、定封事、
延喜18.12.21/廿一日、参御仏名、
延喜18.12.22/廿二日、召暦博士等於陣頭、令論日蝕事、弘範所申、只依先儒之草、無有正文、仍随宗公所申、
延喜18.12.26/廿六日、荷前如常、
延喜18.12.28/廿八日、依宗公申、有夜尅日蝕不可廃務之状、明経紀博士勘申了、仍仰中務省又了、召諸儒等於陣□□申、
延喜19.1.1/一日、節会如例、殿上侍臣有小朝拝、先年依仰停止、而今日臣下固請復旧、有此礼、所以者何当代親王有拝賀、臣下何無礼、此臣子之道義同云々、
延喜19.1.2/二日、東宮饗、
延喜19.1.4/四日、大饗、今日依雨湿不列立、従東階就座、予在西妻庇、見客入従簀子出逢、
延喜19.1.7/七日、節会如例、但雨儀也、諸司失礼甚□、
延喜19.1.13/十三日、壬午、鑑従今夜芥子焼三夜、
延喜19.1.14/十四日、月蝕、
延喜19.1.16/十六日、不参、七寺誦経、依月蝕也、
延喜19.1.21/廿一日、内宴、東宮始有御詩、群臣悉感歎之、左金吾女御叙位四、
延喜19.1.23/廿三日、内裏依位記事、召外記、而一人不候、仍昨□少納言淑光朝臣令進過状、即返給、其詞云、令慎将来云々、
延喜19.1.25/廿五日、甲午、外記政、並除目議始、
延喜19.1.28/廿八日、除□、
延喜19.2.4/四日、今日祭、依産穢停止、
延喜19.2.5/五日、癸卯、今日祭、依朔日牛死穢人参入内裏停止、
延喜19.2.9/九日、丁未、有官奏、又直物事、而依二省不参、封令納外記、
延喜19.2.10/十日、令右大将賜直物、
延喜19.2.11/十一日、有所労不参官、依前□預見参者、観最律師修善始、又極楽寺□□寺読経始、
延喜19.2.26/廿六日、甲子、当代三皇子加元服、
延喜19.3.1/一日、内裏参所、有下人死穢、
延喜19.3.4/四日、壬申、〈凶会、〉鑑闍梨芥子焼三夜、
延喜19.3.15/十五日、癸未、鑑闍梨修善□、
延喜19.3.25/□五日、癸巳、薬師念誦始、
延喜19.3.26/廿六日、甲午、令鑑闍梨□奉書大般若之状、
延喜19.4.3/三日、祈年祭、依穢延也、
延喜19.4.6/六日、癸卯、〈羅刹、〉□□、
延喜19.4.14/十四日、辛亥、清□等事始、又台山大般若読経、清憲円契、
延喜19.4.22/廿二日、己未、斎院御禊、依内裏犬死穢延也、
延喜19.5.2/二日、戊辰、鑑闍梨一切経願立、今日可有駒牽、而依左右大将病不参、停止、節又同止、
延喜19.5.5/五□、鑑闍梨修善始、
延喜19.5.10/十日、定御読経請僧、
延喜19.5.14/十四日、庚辰、奉幣諸神、令祈病事、
延喜19.5.15/十五日、□□、内御読経始、
延喜19.5.21/廿一日、丁亥、台山義房千巻読□□、
延喜19.5.24/□□□、庚寅、宮御読経始、
延喜19.5.25/廿五日、定武蔵申仕事□状、
延喜19.5.28/廿八日、甲午、七献上章祭、
延喜19.6.2/二日、除目議始、
延喜19.6.3/三日、除目、
延喜19.6.5/五日、庚子、定祈□□使、暁本命祭、
延喜19.6.6/六日、辛丑、奉幣諸社祈雨、觸穢之人昨日参入、着右近陣者、彼府亦□也、幣使立後、此事出来、
延喜19.6.11/十一日、命曰、神事依穢止、
延喜19.6.15/十五日、甲戌、鑑師本尊供、
延喜19.6.17/十七日、壬子、祈雨読経諸社寺行、
延喜19.6.19/十九日、定所々別当、下式部宣旨、給千古今日後給者、
延喜19.6.20/廿日、定奉幣諸社使、
延喜19.6.21/廿一日、今日中隔有犬死穢、
延喜19.6.22/廿二日、丁巳、参八省、□□御幣事、〈為祈雨也、〉
延喜19.6.23/廿三日、戊午、奉幣諸社、左金吾就本陣座、使参議以下就床子、内記授宣命者、此儀依禁中穢也、
延喜19.6.26/廿六日、依穢神今食今日改行、但犬死穢、依及散斎、於神祇官行之、
延喜19.6.28/□八日、郡司召、定臨時御読経請僧、奉幣龍穴、於神泉苑、修請雨経法、
延喜19.6.29/廿九日、甲子、山階御陵有宣命使、有祟者也、
延喜19.6.30/□日、為祈雨、有御読経事、
延喜19.7.4/四日、奉幣祈雨諸神、
延喜19.7.5/五日、請雨□□了、
延喜19.7.6～8/六七八日、雨降、
延喜19.7.8/八日、終夜快降、
延喜19.7.15/十五日、鑑闍梨俄有障、不供尊、
延喜19.7.18/十八日、癸未、舟上人供本尊、写経料送意房、
延喜19.7.26/廿六日、相撲召合、但無音楽、依旱也、
延喜19.7.27/廿七日、御覧、
延喜19.8.4/四日、戊戌、内論義、
延喜19.8.7/七日、辛丑、季御読経始、行八省院、命曰、有女官召、
延喜19.8.8/八日、相撲帰饗、
延喜19.8.16/十六日、庚戌、太上法皇登大内山定陵地、
延喜19.8.17/十七日、辛亥、於極楽寺有誦経事、女房之所施物布廿端、
延喜19.8.22/廿二日、丙辰、於五条有賀事、
延喜19.8.25/廿五日、綾綺殿被御覧御馬、左右各取疋、賜一皇子与僕各一疋、
延喜19.8.28/廿八日、召博士於陣頭、問擬生惣落之由、及第者三人、
延喜19.8.29/廿九日、癸亥、当代公主二人着裳、
延喜19.9.3/三日、丁卯、修善始、
延喜19.9.7/七日、直物、
延喜19.9.9/九日、依損不堪多申、停止節会、賜侍従以上菊酒如例、
延喜19.9.11/十一日、行□八省、伊勢幣如例、去八日有東宮宮犬産穢、而下女人交大内、然而依不及致斎、有今日幣、是貞観十二年例也、
延喜19.9.18/十八日、宮御読経始、仍参入、
延喜19.9.29/廿九日、有直物、
延喜19.10.1/一日、上御南殿、不奏音楽、依損不堪多申也、今夜中務卿親王帥親王右衛左右兵等中納言右衛門督刑部参議等来集、有飲事、■□所各献馬、
延喜19.10.6/六日、庚子、参極楽寺、十講会始行、鑑闍梨修善始、又印上人西法同行、
延喜19.10.10/十日、甲辰、〈羅刹、〉於極楽寺、政所有諷誦事、
延喜19.10.11/十一日、乙巳、東宮御息所有賀事、
延喜19.10.15/十五日、今夜宿源芳宅、
延喜19.10.20/廿日、行幸朱雀院、
延喜19.10.24/廿四日、戊午、菊会、侍所有誦経事、孔方四□方、
延喜19.10.28/廿八日、東宮朝覲、有管弦興、今夜宿衛□大酔、
延喜19.10.30/卅日、甲子、参極楽寺、令鎮堂処、
延喜19.11.1/一日、上御南殿、
延喜19.11.7/七日、遷五条、依□□有鷺恠也、
延喜19.11.8/八日、壬申、觸死穢人、交入陽成院、而院人不知参入大内、仍十三日以前神事皆停止、以後日可行、
延喜19.11.9/九日、令極楽寺師達申稲荷云、若依堂処祟有此病、明日内除愈、随則堂□停止云々、
延喜19.11.16/十六日、庚辰、依病不参、五節一人忽煩気、以他人令舞云々、悦朝臣女病也、
延喜19.11.18/十八日、壬午、鑑闍梨於花山修善始、五大像万基塔同始有事、中使頭朝臣、海客来、
延喜19.11.19/十九日、癸未、春日幣如例、不下、
延喜19.11.24/廿四日、中使左中弁、有明日可参之仰、
延喜19.11.25/廿五日、定蕃客行事、
延喜19.11.27/廿七日、明年維摩講師宣旨、仰久永、専寺僧経賀、
延喜19.11.29/廿九日、明会研学文、研学立義宣旨仰了、
延喜19.12.5/五日、任存問使通事等、
延喜19.12.13/十三日、丙午、新図□大尊令五闍梨奉供、
延喜19.12.18/十八日、今夜請花山鑑闍梨加持、近習大夫等四寺誦経、各百端、
延喜19.12.23/廿三日、今夜宿宮別納、為避忌也、女房参宮、
延喜19.12.25/廿五日、厩令師祈四大六天等像事、勧学院書写寿命経心経等、於彼院供養、賀不惑年也、又厩於極楽寺誦経、絹卅一疋、膳所又有諷誦事、
延喜19.12.28/廿八日、辛酉、太政官三局、於極楽寺有諷誦事、施物布四百端、従今夜鑑上人於一条焼芥子、
延喜19.12.30/卅日、諸寺賀算巻数甚多、淡路守良助書写寿命経百巻供養状文馳送云々、
延喜20.1.1/一日、日蝕、
延喜20.1.2/二日、宴会、但雨儀、御暦等付内侍所、今夜夢八幡大菩薩、■■腹肋優、皇太子参入、小朝拝如例、
延喜20.1.3/三日、行幸仁和寺、心神不調、不扈従、
延喜20.1.4/四日、東宮参入、依卯杖也、今日冷泉院東宮饗、
延喜20.1.5/五日、家饗、痔発、
延喜20.1.6/六日、痔発不参、又大納言不参、叙位議停止、
延喜20.1.7/七日、痔、不参入、道明大納言行内弁事、群臣着座之後、有勘当退出、不参昨召、今日参入也、
延喜20.1.10/十日、癸酉、令鑑師祈可図万妙之状、痔、
延喜20.1.16/十六日、節会如例、
延喜20.1.17/十七日、不出、射礼在豊楽院、
延喜20.1.18/十八日、賭弓、左勝、
延喜20.1.19/十九日、壬午、意観二師修善始、
延喜20.1.20/廿日、痔多出物、不□病者、
延喜20.1.27/廿七日、下除目議始、宿東宮、
延喜20.1.30/卅日、下除目、寅二剋帰五条、
延喜20.2.1/一日、今月六日居此家、可満卅五日、
延喜20.2.3/三日、丙申、不奉幣帛、依有■者也、
延喜20.2.5/五日、少将子生、
延喜20.2.6/六日、下出河原令走馬、従今夜鑑闍梨加持、
延喜20.2.7/七日、庚子、本命祭、
延喜20.2.10/十日、癸卯、大原野祭、不奉幣、
延喜20.2.11/十一日、甲辰、造仏始、
延喜20.2.12/十二日、叡師所送十ヶ月料紙、
延喜20.2.13/十三日、丙午、令意師祈曹陽事、
延喜20.2.14/十四日、丁未、釈奠停止、
延喜20.2.17/十七日、直物、官奏、治国爵位記請印、
延喜20.2.18/十八日、辛亥、北岑念誦始、
延喜20.2.21/廿一日、多武峯検校国解給高行、又穀倉院修理事、令同史送左中弁、
延喜20.2.25/廿五日、戊午、御息所入坐東五条、
延喜20.2.28/廿八日、直物宣旨等給典殿、
延喜20.3.2/二日、甲子、意師例供始、定乞雨幣使、
延喜20.3.3/三日、御息所向河原解除、便入坐五条院、
延喜20.3.6/六日、戊辰、乞雨幣使立、
延喜20.3.20/廿日、壬午、内御読経始、
延喜20.3.23/廿三日、乙酉、御息所御修法始、
延喜20.3.25/廿五日、丁亥、〈日曜、〉東宮御読経始、
延喜20.3.27/廿七日、己丑、請□日師談、明後日参坤宮、可祈申除病之願状云、若平損奉幣走馬神宝、又自参云々、
延喜20.3.28/廿八日、霜、
延喜20.4.2/二日、甲午、定掌客使等、並賜領客使召名、
延喜20.4.5/五日、丁酉、賜掌客使召名、
延喜20.4.13/十三日、乙巳、〈羅刹、〉京極産、〈酉剋、〉
延喜20.4.19/十九日、〈有天恩、〉有御息所御養事、
延喜20.4.21/廿一日、五条院調酒食、
延喜20.4.23/廿三日、枇杷殿養産、
延喜20.4.24/廿四日、帥宮養産、
延喜20.4.28/廿八日、家養産、
延喜20.5.?/公卿巡検八省院、有所労不向、
延喜20.5.5/五日、寅、有試楽事、御覧左右馬寮御馬、
延喜20.5.7/七日、御覧陽成院及諸家馬、賜通事召名、
延喜20.5.8/八日、己巳、〈凶会、〉客徒入京、
延喜20.5.10/十日、辛未、〈凶会、〉中台牒奏、又御覧宇多院御馬、
延喜20.5.11/十一日、壬申、進啓信物、外記取筥進、大臣即令開函、乍加□□奏聞、御覧了返給、令収外記信物、従敷政門前、令□請運於内蔵寮、
延喜20.5.12/十二日、癸酉、幸豊楽院、賜宴渤海客、
延喜20.5.16/十六日、丁丑、〈月曜、〉男子坐朝集堂饗、依有産事不参、
延喜20.5.17/十七日、依召参入、而依有病者、告退出、所煩反痢也、
延喜20.5.18/十八日、己卯、金液丹令服病者、二丸又二丸、
延喜20.5.19/十九日、乞仮五、依病者也、令泰舜師修善、御息所遷給西五条院、
延喜20.5.22/廿二日、癸未、丹又一丸令服、
延喜20.5.24/廿四日、乙酉、泰師法了、右金吾令貞寿始修善、
延喜20.5.25/廿五日、丙戌、金丹丸令服、左金吾令最律師修善始、
延喜20.5.28/廿八日、位記召給、
延喜20.6.5/五日、乙未於華山修金剛経読経、千巻、
延喜20.6.9/九日、己亥、三元河臨、宗、
延喜20.6.10/十日、庚子、本命祭、氏、
延喜20.6.14/十四日、定仁王会請僧賑給使等、治国者九人賜加階、式部卿親王入道、
延喜20.6.17/十七日、民部卿薨、
延喜20.6.25/廿五日、乙卯、仁王会、
延喜20.6.27/廿七日、大輔更衣労中頓滅、
延喜20.6.29/廿九日、助縄交易物持来、南院君賜送馬二疋鵜六、
延喜20.*6.6/六日、牛飼子乳母頓滅、
延喜20.*6.9/九日、斎内親王薨、
延喜20.*6.13/十三日、参入東宮宿侍、依有御薬事也、
延喜20.*6.14/十四日、癸酉、臨時御読経、為攘天下病苦也、今夜斎内親王葬送、
延喜20.*6.15/十五日、宿侍東宮、
延喜20.*6.17/十七日、百観願、令寂立申、
延喜20.*6.23/廿三日、壬午、為除咳病、可奉幣帛走馬祇園之状、令貞祈申、又令鑑上人立冥道願、
延喜20.*6.24/廿四日、癸未、令尊意師為宮子修善、
延喜20.*6.28/廿八日、入道親王返封之例、可勘之事、仰左大弁、
延喜20.7.1/一日、就外記、不入侍従所、
延喜20.7.5/五日、午、開肉散哺服、
延喜20.7.8/八日、丁酉、仰祭主令祈甘雨、又令読経龍穴、使国司奉幣、
延喜20.7.13/十三日、依召参入、定祈雨、
延喜20.7.14/十四日、癸卯、祈雨使立、心神不調不参、仍令右将軍行之、
延喜20.7.15/十五日、大雷雨、
延喜20.7.18/十八日、子時禅師遷化、
延喜20.7.20/廿日、己酉、禅師葬、戌刻着服、少将大徳同着、
延喜20.7.29/廿□日、中使蔵人在衡来、仰云、明日可参、
延喜20.8.1/一日、定季御読経請僧、
延喜20.8.2/二日、今八坂闘乱、
延喜20.8.5/五日、癸亥、御読経始、
延喜20.8.6/六日、左大丞来、令見常晴申官符草、
延喜20.8.7/七日、左金吾来、
延喜20.8.8/八日、左中丞含勅来也、
延喜20.8.9/九日、丁卯、宮御読経始、
延喜20.8.13/十三日、遷寝殿、□□太守説、於無■■■、□定■顔云々、
延喜20.8.21/廿一日、元慶寺入寺僧解文付左中弁、
延喜20.8.22/廿二日、庚辰、止雨幣使立雨師二二社、又斎王薨由、申賀茂、令氏河臨、
延喜20.8.24/廿四日、壬午、今日遷一条院、令鑑闍梨修善、
延喜20.8.28/廿八日、源等役、
延喜20.8.30/卅日、戊子、於台山令読大般若、
延喜20.9.1/一日、修善了、帰五条、
延喜20.9.6/六日、午、〈凶会、〉令観最律師尊意師等、同時修善、又女房令読大般若、皆於家中行之、依有天変也、
延喜20.9.13/十三日、辛丑、了、仁王経令読、
延喜20.9.14/十四日、仁王経結願、本意百部也、而過其数也、
延喜20.9.16/十六日、甲辰、於宿徳所、為室令行千巻読経、
延喜20.9.20/廿日、仰云、可擬補講読師事、依式令定云々、有官奏、奏報未定、
延喜20.9.22/廿二日、除目、
延喜20.10.1/一日、上御南殿、有官番奏等、不奏音楽、依損止九日節、旧例不奏楽者、
延喜20.10.3/三日、依召参冷泉院、賜金吾馬二疋、
延喜20.10.8/八日、一分召、
延喜20.10.12/十二日、庚午、極楽寺有供菊事、不音楽、従寺帰□見定法寺、
延喜20.10.13/十三日、招中少将、定府生、
延喜20.10.15/十五日、癸酉、令意師供七十天、五ヶ日、
延喜20.10.17/十七日、有直物、
延喜20.10.22/廿二日、郡司読奏、左金吾定云々、
延喜20.10.23/廿三日、参向極楽寺、依法花会始也、
延喜20.10.26/廿六日、□□辛樻鳴振三度、右近陣所聞也、令会理行東寺造塔事者、此宣旨仰淑光、是依法皇旨所被仰也、
延喜20.10.27/廿七日、乙酉、参向極楽寺、講師師達各施衾一条、公卿以下執施、
延喜20.11.1/一日、上御南殿、奏御暦等如例、今日以□部王為大炊別当、仰左大丞、
延喜20.11.7/七日、甲午、於台山大般若読経、今日郡司召、
延喜20.11.8/八日、吏部王□、称病不謁、
延喜20.11.8/八日、乙未、依血出為有疑、令占奉幣吉凶、占云、奉之無咎者、奉幣如常、
延喜20.11.9/九日、平野幣如常、
延喜20.11.13/十三日、庚子、本命祭、
延喜20.11.17/十七日、甲辰、節会如常、
延喜20.11.21/廿一日、戊申、咳病時報幣、在諸社、
延喜20.11.22/廿二日、己酉、賀茂祭如常、
延喜20.11.26/廿六日、吏部王来、
延喜20.11.27/廿七日、雪、令依為明年維摩講師宣旨、仰久永宿祢、又理平宿祢免雑役事同仰、
延喜20.12.12/十二日、中使兼輔朝臣来、有親王斎院近日病事等仰、
延喜20.12.14/十四日、勧学院別当右将軍、本参所別当左金吾、仰左中弁、
延喜20.12.15/十五日、荷前、今日内裏有犬死穢、
延喜20.12.17/十七日、甲戌、定親王三所、
延喜20.12.18/十八日、参河原院、為賀親□也、
延喜20.12.25/廿五日、定当代源氏、了直物、
延喜20.12.27/廿七日、□部直物、
延喜20.12.28/廿八日、賜源氏勅書、
延長2.1.1/『元日節会』一日、雪降、節会如常、雨儀也、
延長2.1.2/『二宮大饗』二日、参仁和寺陽成院、宮饗、后宮饗在玄輝門西廊、
延長2.1.3/『院行幸』三日、依雨停止行幸、
延長2.1.4/『母屋大饗』四日、大饗、
延長2.1.6/『叙位』六日、叙位議、
延長2.1.7/『白馬節会』七日、節会、叙位如例、
延長2.1.8/『御斎会始』八日、行幸八省院、心神不調、不扈従、
延長2.1.9/『参院宮事』九日、参仁和寺陽成院、
延長2.1.13/『斎食事』十三日、請基継律師、令斎食、
延長2.1.14/『御斎会終』十四日、有所労不参入、
延長2.1.16/『踏歌節会』十六日、依病不参入、
延長2.1.17/『射礼』十七日、不参入、主上不御、
延長2.1.18/『賭弓』十八日、不参、度持、小数左勝、
延長2.1.19/『同』十九日、召昨勝人、賜禄、
延長2.1.22/『任大臣』廿二日、辛酉、有任大臣、依病不参、大臣以下来賀、不得相謁、
延長2.1.25/『御賀』廿五日、甲子、法皇奉賀今上、其儀不能具記、以右衛門督参議中将為禄事、遷官之処、兼大将如旧、
延長2.1.26/『行幸院』廿六日、行幸六条院、院有音楽、
延長2.1.27/『御賀御馬給寮并人々事』廿七日、召廿五日被奉御馬、分賜左右馬寮、又賜中務上野帥親王左右大臣、
延長2.1.28/『春除目』廿八日、除目議始、
延長2.2.1/『同』一日、除目、寅剋退出、
延長2.2.7/『官奏』七日、有官奏、定昇殿人々、惟房、
延長2.2.8/『下名』八日、召惟房於陣頭、賜位記、有仰事、『凶事』以民部卿元方朝臣春蔭為前坊周忌御態行事、
延長2.2.10/『諸寺八講』十日、戊寅、参法性寺、始聴鐘音、家及公卿家人等行小諷誦、九度、
延長2.2.11/『列見、大原野祭』十一日、己卯、列見、大原野祭、
延長2.2.14/『始祈』十四日、壬午、天台座主修善始、『公家御祈事』大内有御修法事、僧延為阿闍梨、
延長2.2.19/『官奏』十九日、有官奏、
延長2.2.20/『直物付□任』廿日、有直物、並定季御読経僧名事、又復任者四人、
延長2.2.23/『一分召宣旨』廿三日、一分召宣旨、給権大輔、仁昭為十禅師、一分宣旨之中、有計歴者、
延長2.2.24/『赴任間事』廿四日、大和新司不可暫向任所之由、依仰、仰兼茂朝臣、
延長2.2.25/『一分召』廿五日、一分召、
延長2.2.26/『□□事』廿六日、甲午、参拝宇治、誦経極楽寺如常、
延長2.2.27/『季御読経始』廿七日、乙未、季御読経始、
延長2.2.30/『諸寺別当』卅日、弁日為宝幢院別当、御読経結願、以権律師延敒為東寺別当、仰右大弁、
延長2.3.1/『御燈』一日、己亥、解除、便参法性寺、
延長2.3.5/『臨時幣』五日、癸卯、依有臨時幣、廃務、
延長2.3.6/『見十親王事』六日、依召参入六条院、見十親王、有被物御馬、
延長2.3.7/『行幸院延引』七日、今日可有行幸、而依雨停止、
延長2.3.8/『凶事』八日、丙午、中宮於極楽寺被修前坊周忌御態、仍参向、
延長2.3.9/『同』九日、東宮於同寺被修、有所労不参、
延長2.3.10/『行幸院延引』十日、明日欲行幸六条院、仍右大臣参入召仰、有召、称病不参、
延長2.3.11/『行幸院』十一日、行幸六条院、御覧十親王、親王公卿殿上侍臣賜饗禄、嚢物二枝有奉今上、
延長2.3.12/『女階、十親王母叙位』十二日、有召、依病不参、依十皇母氏位記事召者、
延長2.3.13/『同』十三日、有召、依病不参、京極叙二位、
延長2.3.15/『凶事』十五日、癸丑、内裏於被修先坊周忌御態、有所労不参向、
延長2.3.17/『服薬金液丹』十七日、乙、水閇、金液丹始服三丸、
延長2.3.18/『同』十八日、四丸、
延長2.3.19/『同』十九日、五丸、『官奏』有官奏、『位禄』行位禄事、
延長2.3.20/『祈事』廿日、戊午、従今日至六月晦、令読仁王経尊師、知之、
延長2.3.23/『官奏』廿三日、辛酉、有官奏、除宮御服、卅九服、
延長2.3.24/廿四日、右近府生蝮椿常樹奏、賜兵部丞敏行、
延長2.3.26/『凶事』廿六日、甲子、東宮除御服、
延長2.3.28/廿八日、今夜南院、
延長2.3.30/『練石始』卅日、戊辰、練石始、
延長2.4.1/『上孟旬』一日、召侍従如例、
延長2.4.2/『□□事』二日、左金吾右大弁中宮大夫来、定御賀事、
延長2.4.10/『着座』十日、戊寅、午二点着座、官外記同用西門、
延長2.4.13/『五月節停止』十三日、停止五月節之由、仰外記、又可祈、
延長2.4.14/『祈年穀』十四日、祈年穀豊稔之状、仰祭主、『服丹了事』丹六十丸服了、『禊斎』初斎院御禊、御前公卿大夫用杏葉鞦、但長官加用菖蒲形尾袋、自余如尋常祭儀、
延長2.4.15/『授成選位記』十五日、癸未、授成選位記之日也、而依未請印位記不授、『官奏』『直物』有官奏直物等、『警固召仰』警固召仰、『祈年穀』祭主祈申文、賜久永宿祢令候、
延長2.4.17/『賀茂祭』十七日、酉、少将祭饗、於東五条行之、垣下公卿大夫脱小袷賜使近衛等、今夜宿東、
延長2.4.18/『祭還』十八日、帰饗如例、使入門内時、聊調酒肴相逢、令飲使少将已下、橘中将伊衡朝臣等令持肴物二折敷於大夫等、出逢也、中将等帰入之後、庭中歌舞、着座、饗禄了帰去、
延長2.4.20/『読奏』廿日、読奏不候、由卿仮也、『官奏』有奏申文、
延長2.4.22/『官奏』廿二日、有奏申文、可召勘大和国司之状、仰右大弁、依不供給大神使也、
延長2.4.25/廿五日、有通垣想成甚誉、
延長2.4.26/『服金液丹』廿六日、甲午、服金液丹一丸、西院丹也、
延長2.4.29/『参氏堂』廿九日、参向法性寺、
延長2.5.1/『官奏事』一日、有奏申文、参東宮、
延長2.5.2/『同』二日、有奏直物等、
延長2.5.3/『后宮御悩』三日、依中宮煩給、参彼宮、『祈』本命祭、嘉枝、
延長2.5.5/『騎射』五日、午結、
延長2.5.6/『参氏寺』六日、宿法性寺、
延長2.5.7/『祈』七日、甲辰、山座主於法性寺修善始行、『洪水』大雨降、洪水出、
延長2.5.16/『諸宮御読経』十六日、癸丑、東宮御読経始、
延長2.5.19/『中使来』十九日、中使頭朝臣来、
延長2.5.20/『賑給、施米』廿日、右丞相定賑給使施米事者、
延長2.5.21/『位記召給』廿一日、位記召賜、
延長2.5.24/『過状事』廿四日、相明朝臣来云、大和過状須猶責、又不可令交替、事忩云々、是頭朝臣所伝仰也者、召忠行仰之、
延長2.6.2/『中使』二日、中使伊望朝臣来、有恩問、又被問雑事、唐人事云々、『凶事』前坊所々人上日付頭奉入、
延長2.6.11/『送大貮報書』十一日、送大貮報書、今日神事、付所司行、
延長2.6.19/『読奏』十九日、民部卿行読奏事、『凶事』式部卿親王薨、
延長2.6.25/『□事』廿五日、為拾遺千巻読経事、又等身木像観音可奉造事、云送意師所、
延長2.6.30/『凶事』卅日、相明朝臣没、
延長2.7.3/『祈』三日、庚子、本命祭、〈氏、〉
延長2.7.6/『同』六日、癸卯、於天台山、修大般若読経、
延長2.7.9/『中使』九日、丙午、中使頭朝臣、庶明昇殿事、又有恩問、造四菩薩事始之、於南門外礼拝、依有家中犬死穢、不入寺中、
延長2.7.13/『官奏』十三日、有奏申文、
延長2.7.14/『官奏』十四日、有奏、
延長2.7.15/『産』十五日、大徳子生、
延長2.7.20/『官奏』廿日、有奏申文、
延長2.7.23/『官奏』廿三日、有奏申文、又官奏受領吏過限不赴任之者三人之状、依穢不赴二人免之、
延長2.7.25/廿五日、従容散服始、
延長2.7.26/『送大貮報書』廿六日、送大貮書給常行、不賜召符之事也、
延長2.7.27/『相撲召合』廿七日、召合、持、無音楽、
延長2.7.28/『同抜出』廿八日、抜出、追相撲、
延長2.8.1/『造伊勢大神宮』一日、参東宮、依造伊勢大神宮料物怱々請申、参入奏行、
延長2.8.5/『祈年穀』五日、定祈年穀幣使、
延長2.8.7/『同』七日、奏幣事、於八省院行之、
延長2.8.8/『除目始』八日、除目議始、
延長2.8.9/『同』九日、除目、丑剋了、
延長2.8.11/『参氏寺』十一日、参法性寺、
延長2.8.14/『相撲』十四日、相撲饗、
延長2.8.17/『季御読経』十七日、季御読経始、
延長2.8.21/『官奏』廿一日、有奏申文、
延長2.8.23/『男君服魚味事』廿三日、未時参入、依中宮男君初進御膳、上御弘徽殿、有賜酒禄、子三剋退出、
延長2.8.24/『祈』廿四日、庚寅、於天台山令奉読大智二部、
延長2.8.25/『官奏』廿五日、有奏申文、以民部卿為勧学院別当之宣旨、仰元方朝臣、
延長2.8.27/『法性寺処分』廿七日、法性寺事可処分状、示送仁闍梨、以手書、
延長2.8.29/『造大神宮事』廿九日、有召、依病者重煩、不得参入、中使頭朝臣来、有仰事、伊勢神宮事也、
延長2.9.2/『請仮文』二日、乞仮三日、依病者也、
延長2.9.4/『造大神宮事』四日、依召参入、定行伊勢大神宮事、
延長2.9.5/『同遷宮』五日、庚子、廃務、依伊勢大神宮神宝等使進発也、依貞観延喜例所行也、
延長2.9.7/『官奏』七日、有奏、不堪佃田等解文、『伊勢祢宜叙位』伊勢大神祢宜叙位、
延長2.9.8/『祈』八日、於台山修善始、座主為阿闍梨、意上人例天供同行、陸奥室許送書、内仰事也、
延長2.9.9/『重陽宴』九日、節会如例、『造仏』為守造明王事始、
延長2.9.10/『造式』十日、定式事、
延長2.9.11/『奏、直物』十一日、有奏直物、
延長2.9.12/『服薬』十二日、従容散服了、此散入鐘乳二両也、『造式』定式、
延長2.9.13/『例幣』十三日、十一日伊勢幣今日発遣、依穢所延、
延長2.9.15/『賑給定』『不堪定』十五日、有申文、定賑給不堪佃事等、
延長2.9.16/『造式』十六日、定式事、『公家御祈』内裏御修法始、僧正為阿闍梨、
延長2.9.17/『氏寺事』十七日、見法性寺鐘楼、
延長2.9.18/『諸宮御読経』十八日、癸丑、中宮御読経始、〈廿僧、〉
延長2.9.22/『奏』廿二日、有奏申文、依地黄御園事、可遣検非違於和泉之状、仰右大弁、
延長2.9.25/『造式』廿五日、定式、
延長2.10.1/『二孟旬』一日、上御南殿、補次侍従十一人、右大臣奉仰、定奏者、
延長2.10.2/『五節』二日、頭朝臣来、仰可進五節事、
延長2.10.3/『祈』三日、請座主令修法、依有恠異夢想等也、令義海師為室病修法、〈北方日来有煩給、御修善事連々不絶、然而不記、自今日記、〉
延長2.10.6/『造式』六日、定式、
延長2.10.11/『官奏』十一日、有奏申文、定府年預、
延長2.10.12/『造式』十二日、定式事聞、戸部来着、仍止、
延長2.10.15/『臨時御読経』十五日、臨時御読経、於清涼殿行之、廿僧、金剛般若、
延長2.10.16/『極楽寺菊会』十六日、辛巳、極楽寺供菊、無音楽、依先左閤□遺教、彼御子孫可行故也、供蓮花時、与春宮大夫中納言相定了、
延長2.10.20/『諸社事』廿日、香取神宮司宣旨、仰元方朝臣、『氏寺事』大慧明仙為極楽寺定額僧、仰良増師、
延長2.10.21/『官奏』廿一日、有申文、依御物忌無奏、依召参入陽成院、小野金吾御馬各一疋賜之、
延長2.10.22/『極楽寺法花会』廿二日、丁亥、極楽寺法花会始、仍参向、以山階助精令立義、
延長2.10.26/『穢間事』廿六日、有申文、厩町有馬死、依閇中門、不為一家穢、
延長2.11.1/『春日祭幣』一日、乙未、奉幣馬如例、
延長2.11.2/『同』二日、有奏、幣如例、
延長2.11.3/『直物』三日、有申文直物、
延長2.11.4/『受領吏赴任間事』四日、依仰定受領吏到任事、未有可許、『春日祭事』春日祭中宮使輔国朝臣、馬寮当季朝臣、家走馬乗人等到淀、与津人有闘乱事、事及大夫、往古所未聞也、令奏事由、遣検非違使、
延長2.11.5/『損田解文事』五日、損田解文申事、
延長2.11.6/『造式』六日、定式、
延長2.11.7/『損田解文』七日、損田解文奏事、有奏、
延長2.11.8/『祈事』八日、壬寅、於意師房、令行熾盛光法、於天台山令転読大般若経、
延長2.11.10/『同』十日、甲辰、法性闍梨七十供、従今日三ヶ日、
延長2.11.11/『官奏、初斎宮事』十一日、有奏、又斎宮事与右丞相定奏、『唐人献物事』唐人送物将来、
延長2.11.12/『唐人□』十二日、唐物令覧内裏、
延長2.11.13/『造式』十三日、定式、
延長2.11.14/『同』十四日、定式、
延長2.11.15/『同』十五日、定式、新作式今日定了、但有可相定事一両、雪始降、『地震』大地振、
延長2.11.16/『官奏』十六日、有奏申文、
延長2.11.18/『大原野祭』十八日、壬子、大原野祭、奉幣馬如例、
延長2.11.22/『豊明宴』廿二日、宴会、
延長2.11.23/『祈』廿三日、丁巳、於覚怜師所修善始行、又霊□奉図万慈悲像、
延長2.11.28/『氏寺事』廿八日、壬戌、参詣法性寺、新造四菩薩安置南堂、鐘上楼上、『造仏』今日雷鳴、造菩薩始日又雷鳴、師達云、初後有此事、感応云々、三綱念誦始、
延長2.12.1/『官奏』一日、有奏、
延長2.12.4/『凶事』四日、有奏、前坊渡人名簿給大舎人、内膳宣旨仰元方、
延長2.12.7/『定交替損田等使』七日、有申文、定交替損田等使、
延長2.12.11/『御賀』十一日、以前日有所労不参、中使頭朝臣来、有法皇御賀事可始行仰、
延長2.12.13/『擬侍従定』十三日、奏元日侍従荷前使等、『官奏』又有官奏、
延長2.12.15/『除目』十五日、有除目、三人、
延長2.12.18/『御賀』十八日、壬午、中宮奉為主上、五ヶ寺御誦経施行、
延長2.12.19/『御賀』十九日、興福寺僧等来、奉御賀巻数、差少将奉入、便有勅宣并布施、但内蔵官人頒布施米也、
延長2.12.21/『□』廿一日、酉、中宮奉賀天皇、
延長2.12.23/『同』廿三日、山座主三綱等、御賀巻数将来、即差少将奉入、有勅答布施等如山階、
延長2.12.24/『祈』廿四日、戊子、秋季例供始、
延長2.12.25/『神今食』廿五日、己丑、神今食月次、天皇御中院、依穢延也、
延長2.12.26/『出家』廿六日、庚寅、暁女房入道、座主為戒師、『御体御卜』御体御卜奏、『官奏』又有官奏、右丞相云々、
延長2.12.27/『臨時祭』廿七日、辛卯、賀茂臨時祭、大神祭、
延長2.12.28/『御仏名』廿八日、壬辰、御仏名、『荷前』荷前、未御南庭之前、鷺集承明門云々、
延長2.12.29/廿九日、廿二日以後、依病者不参入、
延長3.1.1/『元日宴』一日、宴会如例、
延長3.1.2/『二宮大饗』二日、二宮大饗、
延長3.1.3/『行幸院』三日、行幸仁和寺、
延長3.1.4/『大饗停止、病者』四日、依病者重煩、不大饗、
延長3.1.5/『大饗』五日、右大臣大饗、
延長3.1.6/『病者事』六日、己亥、為病者修善始、伊州所行也、意上人為阿闍梨、中使蔵人俊来召、依病者不参、
延長3.1.7/『白馬』七日、節会叙位如例、
延長3.1.8/『病者事』八日、従大内山、差嘉種朝臣、有恩問、
延長3.1.9/『除目』九日、中使頭朝臣来、有除目節録等事、
延長3.1.14/『女叙位』『女房叙位事』十四日、女叙位二人、左右室家也、
延長3.1.15/『女房位記事』十五日、中使実頼朝臣来、賜女房位記、被物女装束一襲、白大褂一重、
延長3.1.16/『踏歌宴』十六日、今日節不巻御簾、依御物忌也、『奏女階慶』令奏慶賀、
延長3.1.17/『射礼』十七日、上御建礼門、節会如例、但依地湿不謝座、今日公卿不張弓而着鞆弓懸、依失故実、後張弓、棄鞆弓懸等、
延長3.1.18/『賭弓、病者』十八日、依病者不参賭弓、
延長3.1.19/『賭弓』十九日、中使頭朝臣来、作射手官人近衛等賜禄、前例只給勝敵之者、而今日依一度不負皆給、
延長3.1.22/『病者』廿二日、乙卯、令仁上人、為女房修善始行、
延長3.1.25/『外記政』廿五日、戊午、外記政始、米塩魚類等、令給左右獄所、
延長3.1.26/『除目』廿六日、己未、於議所除目議始、昨今依御物忌也、
延長3.1.27/『同』廿七日、自今日御前議定、
延長3.1.30/『同』卅日、除目、左金吾来、依右丞相消息也、相逢、
延長3.2.4/『祈年祭』『大原野祭延引』四日、丁卯、祈年祭大原野依犬死穢延、
延長3.2.6/『氏院事』六日、以学生是仁為勧学院別当宣旨、仰元方朝臣、『病者』為病者御令意上人修善始行、
延長3.2.7/『祈年祭間事』七日、祈年祭、布襖分施台山無衣之僧、命座主行之、
延長3.2.10/『供養経巻事』十日、酉、為諸天神祇所写千余巻経、於法性寺請廿僧、令揚題名、『中使』今日中使頭朝臣、昇殿人事也、
延長3.2.11/『列見』十一日、列見、
延長3.2.14/『諸祭』『釈奠』十四日、丁丑、園韓神、釈奠、
延長3.2.16/『大原野祭』十六日、卯、大原野祭、奉幣如例、
延長3.2.20/『季御読経』廿日、癸未、季御読経、〈十三日定請僧、〉召廿僧於御前、令読仁王経、
延長3.2.24/『親王元服事』廿四日、丁亥、従内有召、依八九親王又公主等加元服事也、可参入之状奏聞了、而脚病発動、不得参入、山座主為病者修善、
延長3.2.26/『定府生事』廿六日、招中少将、定府生、
延長3.2.27/『祈』廿七日、庚寅、於天台山、令読大般若一部、為予也、
延長3.3.1/『申文』一日、参、有申文、橘中将告法皇許賜故式部卿宮之由、
延長3.3.3/『最勝会事』三日、左大弁来門外、逢清範、授最勝会請僧夾名、
延長3.3.5/『天変御祈』五日、丁酉、於尊意私堂、修善始行、為譲天変也、一万延命菩薩像始図、法性寺読経始行、仁王也、限以五日、
延長3.3.7/『官奏』七日、参、有奏申文、
延長3.3.9/『直物』九日、参、有直物、定封事、
延長3.3.10/『造石塔』『供養経巻事』十日、壬寅、政所造石塔、請舟上人令講読為舎怨霊所写書四巻仏名経等、二ヶ日夜、
延長3.3.12/『相撲』十二日、少将希世朝臣来云、可召相撲白丁使事云々、
延長3.3.13/『洪水』十三日、乙巳、河臨、一瀬、依雨也、
延長3.3.15/『諸宮御読経』十五日、参中宮御読経始、有申文奏申、而不召、
延長3.3.17/『服薬』十七日、己酉、供百延命、鐘乳大棗服十丸、
延長3.3.18/『祈』十八日、〈庚戌、〉供万慈悲、以上鑑上人房行之、
延長3.3.19/『官奏』十九日、参、有奏申文、『祈』於台山令転読大智、又鑑闍梨修善始、嘉枝属星祭、
延長3.3.23/『官奏』廿三日、参、有奏、『任僧綱』又任僧綱、定位禄、
延長3.3.24/『任僧綱間事』廿四日、昨夕所作宣命頗有所加、『省試事』又学生橘保輔可預省試之宣旨、仰久永宿祢、希世朝臣所伝仰也、
延長3.3.25/『定式』廿五日、定式、
延長3.3.26/廿六日、定式、
延長3.3.29/『祈』廿九日、辛酉、於台山令転読大般若一部、依天変、千巻金剛経始読、為病者、『宣旨等』内豎内蔵楚茂田口高相為官人代、仰頭俊範、依挙状補也、
延長3.4.2/『氏院事』二日、申障、博文朝臣如旧為院別当、仰元方朝臣、
延長3.4.4/『凶事』『病者事可入此中』四日、〈北方卒、只被取人々奉弔、〉法皇使公頼朝臣有御弔、
延長3.4.5/『凶事』五日、中使頭朝臣来、有憂弔慰労之恩、
延長3.4.8/『同』八日、庚午、大弁以下官掌以上率来、即向山作所者、初七日誦経、今日愛宕、
延長3.4.12/『同』十二日、頭朝臣来、告云、所申度者等宣旨下了、
延長3.4.14/『同』十四日、丙子、従初夜懺法始、
延長3.4.16/十六日、戊寅、二七日御誦経修菩提寺、写経始、
延長3.4.18/『祈』十八日、庚辰、於台山令読大般若、為攘天変也、又修善始行、意闍梨、
延長3.4.23/『凶事』廿三日、三七日御誦経修菩提寺、叡山法花常行等堂、始従今日至于来月廿三日令念仏読経、有仏僧供等、
延長3.4.26/『中宮御祈御病』廿六日、戊子、中宮御修法始、仁義両師為阿闍梨、依御病重也、
延長3.4.29/『凶事』廿九日、四七日御誦経修花山、法花三昧、〈私案、四七日当五月一日、而今日被行、被忌朔日歟、〉『中宮御祈』中宮御修法山座主又始行、
延長3.5.3/『読御夢事』三日、七誦百金、依夢不吉也、
延長3.5.6/『凶事』六日、五七日御誦経修極楽寺、
延長3.5.15/『同』十五日、六七日御誦経修法琳寺、
延長3.5.18/十八日、己酉、七々日、法事修法性寺、又叡山法花阿弥陀二堂修誦経、
延長3.5.19/十九日、頭朝臣来召、称病不参、渡一条、
延長3.5.21/『中宮□不例、御祈事也』廿一日、中使頭朝臣来、有中宮事、
延長3.5.23/『凶事』廿三日、七々正日也、仍於家中有行諷誦、人々所々合十八度、又庄々施入寺々、
延長3.5.25/『祈雨』廿五日、令祭主祈雨者、
延長3.5.26/廿六日、従暁雨降、
延長3.5.28/『凶事』廿八日、経師細工等賜禄、
延長3.5.30/『懸東堂鐘』卅日、辛酉、金鼓令懸東堂、□有子諷誦、『盗人事』使諸衛捜捕胸中盗人、
延長3.6.3/三日、頭朝臣来、有雑事、又遅参由仰、
延長3.6.5/『御薬事』五日、大内瘧発、
延長3.6.7/『辞大将事』七日、辞大将表、付少将上、入夜奏□也、昨日御体不予、只今不御覧、明朝御覧者、
延長3.6.8/『読奏』八日、民部卿行読奏事、
延長3.6.10/『返給大将表』十日、中使希世朝臣来返表、其仰云、是昏暁故地也云々、又命与禄云々、
延長3.6.11/『凶事』十一日、観賢僧正没、
延長3.6.12/『祈』十二日、癸酉、金剛般若読経始、請僧十口、依物恠夢想頻示也、
延長3.6.13/『凶事』十三日、円超律師没、
延長3.6.15/『御薬、初出仕、凶事後歟』十五日、始参大内、依御体不予也、定勧修寺御態請僧、今日御病不発給、
延長3.6.16/『御薬御祈』十六日、丁丑、大内御修法始、僧正為阿闍梨、
延長3.6.17/『東宮御不例』十七日、参東宮、依従昨下痢煩給也、
延長3.6.18/『東宮薨事』十八日、左金吾来、依東宮御病、忩相供参入、今夜東宮薨、
延長3.6.21/廿一日、参東宮、
延長3.6.22/廿二日、癸未、皇太子葬神楽岡西野、
延長3.6.24/『祈』廿四日、乙酉、根本法花三昧堂送燈油供米等、懺法間料也、北政所送文、
延長3.6.29/『同』廿九日、庚寅、於叡山、令転読大般若寿命経万巻等、尊意行事、
延長3.7.1/『賑給符案事』一日、招頭朝臣付賑給符案、
延長3.7.3/『季御読経』三日、右大弁来告可有季御読経事、又戸部奏官政、定請僧、
延長3.7.7/七日、未剋月見、
延長3.7.9/九日、季御読経始、
延長3.7.15/『孟蘭講』十五日、往詣法性寺、令講盂蘭盆経、又浄業障、『産事』侍従室産男、
延長3.7.17/『諸寺別当』十七日、山座主来、慶賀故僧正門徒可任元慶寺別当官牒出由、
延長3.7.18/『座主返忠仁公笏』十八日、中使頭朝臣来云々、座主帰去、忠仁公笏返授、
延長3.7.27/『諸寺別当事』廿七日、参、有奏申文等、延敒為醍醐座主宣旨、仰右大弁、先坊御服、如先坊時可着定了、於東大寺、集七大寺僧、従今日三ヶ日行祈雨読経事、
延長3.8.2/二日、小雨、
延長3.8.3/三日、雨降、
延長3.8.4/『補所々別当』四日、参、有奏申文、以吏部王為大学別当、雨降、
延長3.8.7/『釈奠』七日、丁卯、釈奠、前坊卌九日法事修極楽寺、仍有誦経進物等事、布二百段、
延長3.8.9/『官奏』九日、有官奏、以増命延敒為法務、僧綱観宿為東寺別当、
延長3.8.10/『祈事』十日、庚午、於法性寺奉供新造五大尊、山座主覚怜空慧全覚慧為阿闍梨、但中台壇有伴僧四口、自余無歟、今夜宿寺、
延長3.8.11/『臨時御読経』十一日、清涼殿有御読経事、『諸宮雑事』中宮御修善於五条院行、宿律師、雷鳴、
延長3.8.12/十二日、雷鳴、
延長3.8.16/『公卿御祈』十六日、丙子、僧正御修法始、供閻始、延昌師、
延長3.8.17/『祈事』十七日、法畢還家、
延長3.8.19/『官奏』十九日、参、有官奏、『定諸司所々別当』定諸司所々別当、有申文、
延長3.8.21/『祈事』廿一日、辛巳、於台山、令転読大般若一部、為息災也、
延長3.8.23/『勧修寺八講歟』廿三日、癸未、七寺小諷誦、参向勧修寺御態、僧正為講師、延敒律師為御誦経導師、今日他処誦経、只宇多院許也、内蔵寮五百段、院三百端、僧綱十一人延暦寺座主等、為揚御経題之人、三礼以上僧綱、法用凡僧、惣十五人、施法服、又請僧并給度者布施、宸筆経縫仏甚希有也、
延長3.8.25/『公家御祈』廿五日、己酉、鑑観二闍梨大内修善始行、
延長3.8.29/『郡司召』廿九日、郡司召、后宮男君初着御袴、上弘徽殿、殿上侍臣賜酒禄、寅刻退出、右大弁昇殿、定内侍叙位、
延長3.8.30/『造式』卅日、新式付久永宿祢、送民部卿許、
延長3.9.2/『祈事』二日、壬辰、立願奉造延命菩薩并大智七部、是為救法界衆生命辰、増長寿命、遂令得如来無尽之寿也、
延長3.9.7/『重陽宴延引事』七日、有奏申文、依損不堪多申、停止節会之由、仰所司、
延長3.9.9/『同平座』九日、有奏申文、召侍従如例、
延長3.9.10/『祈事』十日、尊意闍梨於一条家修善始行、定式、
延長3.9.11/『例幣』十一日、御八省院、神事如例、定式事、
延長3.9.13/『臨時奉幣』十三日、癸卯、有臨時幣使、
延長3.9.16/『奏申文事』十六日、有奏申文、
延長3.9.18/『造式』十八日、式事定行、
延長3.9.19/『奏申文事、封事』十九日、有奏申文、定封事『不堪定』不堪佃使等、
延長3.9.27/『祈事』廿七日、丁巳、於覚怜所十七天供始修、五ヶ日也、又山上令転読大般若二部、
延長3.10.2/『奏申文』二日、有申文、『祈事』清水広隆花山寺諷誦、為除病、
延長3.10.3/『奏申文』三日、有奏申文、
延長3.10.7/『唐人事』七日、有奏、唐人平秀衣粮従穀倉院給宣旨、仰頭朝臣、
延長3.10.8/『造式』八日、定式、中使頭朝臣、有震事、写経始、『祈事』三寺誦経、東花常行法性寺東堂等也、各二十、
延長3.10.11/『造式』十一日、定式事、
延長3.10.12/『造式』十二日、定式事、左金吾来、『自内裏賜御書院事』大内御書有六条院云々、
延長3.10.13/『除目』十三日、除目議始、七寺誦経、
延長3.10.14/『除目』十四日、除目、丑四剋退出、
延長3.10.17/『官奏』十七日、有奏、
延長3.10.20/『祈事』廿日、閻天例読経行、花山寺誦経、
延長3.10.21/『立太子』廿一日、庚辰、立太子、親王公卿参入、東宮曹有饗禄、非参議不預此例、左右近啓陣如例、但兵衛不差、
延長3.10.23/『氏院事』廿三日、有奏、栄祐維摩講師宣旨、仰外記元幹、『拝賀事』為申慶賀、参六条院、而依出給空帰、
延長3.10.26/『拝賀』廿六日、参入両上皇宮、為奏慶賀也、『直物』有直物復任等事、
延長3.10.28/『立太子』廿八日、有奏、宮品官除目、家弁備酒食、賜宮所々、又啓陣官人以下賜禄有差、
延長3.11.1/『奏申文』一日、有奏申文、十講始、可勘諸国調物減少之由、仰左大弁、
延長3.11.4/『諸寺別当』四日、以円芸可任済恩寺権別当之事、仰元方、『立太子』東宮暫遷凝華舎、為行神事也、
延長3.11.5/五日、有召、依病不参、
延長3.11.8/『□』八日、立太子由告柏原深草後田邑山陵、東宮還弘徽殿、
延長3.11.10/『□□』十日、山階寺北下階僧房馬道以東焼亡、
延長3.11.13/『立太子』十三日、東宮御服始将来、
延長3.11.15/『同』十五日、東宮遷御梅壺、
延長3.11.17/『□□事』十七日、奏損田解文、『立太子』東宮遷御弘徽殿、
延長3.11.19/『奏□文』十九日、有奏申文、
延長3.11.20/『氏寺事』廿日、己酉、参拝宇治、又詣極楽寺行諷誦、例也、『□□』意闍梨例天供始、春料也、臨時祭、
延長3.11.21/『穢事』廿一日、中使頭朝臣来云々、穢事、
延長3.11.22/『奏申文』廿二日、有奏申文、『立太子』定宮所々物節別当等、
延長3.11.23/『造式』廿三日、定式封事、
延長3.11.27/『封事』廿七日、定封事、
延長3.11.28/『奏申文』廿八日、有奏申文、『家中事』今日初見侍従子、
延長3.12.1/『奏申文』一日、有奏申文、『封事』封事定畢奏、
延長3.12.2/『大将儀』二日、定府物節、
延長3.12.?/『□申文』□日、有奏申文、
延長3.12.9/『産事』九日、京極産男□、
延長3.12.10/『定封事』十日、又定封事、紅雪二斤送大貮許、良佐有手書、『女御宣旨』和香子為女御宣旨、仰右大弁、
延長3.12.11/『神今食』十一日、神今食延由、大祓行、
延長3.12.13/『奏申文』十三日、有奏申文、
延長3.12.14/十四日、有奏申文、
延長3.12.16/十六日、有奏申文、
延長3.12.17/十七日、返奉覧、衛士等申文進之、
延長3.12.19/十九日、有奏申文、
延長3.12.22/『封事』廿二日、定封事、
延長3.12.23/『自内裏雑物於院事』廿三日、外記所納御覧、可奉供六条院之状、仰久永宿祢、依淑光朝臣伝仰也、
延長3.12.24/『立太子』廿四日、癸未、東宮御修善始行、□…□阿闍梨、
延長3.12.26/『諸国事』廿六日、可停止私出挙、作田□官符可給之事、仰左大并、『立太子』可試帯刀事、仰大夫、有奏申文、
延長3.12.28/『官奏』廿八日、有奏、
延長3.12.29/『御体御卜』廿九日、御体御卜、〈依穢延、〉
延長3.*12.1/『神今食』一日、神今食、『造式』戸部奏定式事、
延長3.*12.4/『封事』四日、有奏、定封事了、『補諸寺別当』付頭朝臣令奏、以延憲為貞観寺座主宣旨、仰左大弁、
延長3.*12.9/『荷前』九日、丁酉、公私荷前、『祈事』七寺誦経、依枕上恠也、
延長3.*12.10/『奏申文』十日、有奏申文、
延長3.*12.13/『同』十三日、有奏申文、
延長3.*12.18/『祈事』十八日、丙午、意闍梨房修善始行、又秋天供同之、『立太子』帯刀試於朱雀院之、兼輔朝臣為勅使、
延長3.*12.19/『御仏名』十九日、有申文、内仏名始、心神不調、不参、参議中将宮亮等来、令見試帯刀才書、
延長3.*12.21/『諸宮仏名』廿一日、己酉、東宮御仏名始行、凝華舎、仍参入、
延長3.*12.22/『奏申文』廿二日、有奏申文、
延長3.*12.23/『奏申文』廿三日、奏申文、
延長3.*12.24/『大臣病悩事』廿四日、従右大臣殿有重煩告、時望久永、
延長3.*12.25/『入室事』廿五日、小幢入天安寺、
延長3.*12.28/『奏申文』廿八日、有奏申文、
延長4.1.1/一日、節会如例、但雨儀、
延長4.1.2/二日、帯刀宣旨、任宮亮、中宮東宮饗在中陪北廊東西、
延長4.1.4/四日、家大饗、不用魚鳥、右丞相依病不饗、
延長4.1.6/六日、叙位儀、
延長4.1.7/七日、節会如例、依物忌七寺誦経、今日雨儀、
延長4.1.8/八日、女叙位、
延長4.1.10/十日、丁卯、東宮御杖如例、
延長4.1.13/十三日、請令乾仁教、令斎食、尊意師例天供十二天供始行、
延長4.1.14/十四日、依物忌不参、於台山令転読大般若経、依人々夢想不吉、
延長4.1.15/十五日、大貮所□両度報書、
延長4.1.16/十六日、節会如例、三寺誦経、〈御物忌、〉次侍従七人補、但雨儀、
延長4.1.17/十七日、公卿行事、於建礼門前令射、
延長4.1.18/十八日、三寺誦経、物忌也、右勝、
延長4.1.20/廿日、中使頭朝臣来、有除目議事、
延長4.1.21/廿一日、戊寅、東□御修法、於台山始行、
延長4.1.25/廿五日、壬午、外記政始、
延長4.1.26/廿六日、除目議始、依心神不調、五寺誦経、
延長4.1.27/廿七日、三寺誦経、
延長4.1.28/廿八日、三寺誦経、連日御物忌、
延長4.1.29/廿九日、除目、
延長4.2.2/二日、有申文、退出之儀、中使頭朝臣来、
延長4.2.7/七日、以弾正忠□延為勧学院別当宣旨、仰元方朝臣、左大弁来授神祇官申豊受宮勘文過状、為之当日上奏聞也、
延長4.2.8/八日、初有官奏、
延長4.2.10/十日、丑剋天台座主遷化、
延長4.2.13/十三日、有奏、
延長4.2.14/十四日、従今日脚気重発、
延長4.2.15/十五日、壬寅、東宮大般若御読経於山東西塔行之、各一部、
延長4.2.16/十六日、中御門末有炎火事、検非違使等申其由、
延長4.2.18/□八日、依有花宴有召、称病不参、
延長4.2.19/十九日、丙午、今□中宮東宮遷御飛香舎、
延長4.2.20/廿日、七寺誦経、心神不調、夢想不吉也、
延長4.2.25/廿五日、有奏申文直物等、又被定蔵人昇殿人阿闍□内供等、
延長4.2.28/廿八日、南及陣有申文、改定信濃下野越中損不堪便、
延長4.3.2/二日、戊午、請意阿闍梨修善始、
延長4.3.4/四日、有奏、
延長4.3.6/六日、有殿上賭弓事、而有所労不参、
延長4.3.7/七日、空慧定心院運昭四王院解文可令申事、仰忠行、
延長4.3.8/八日、有奏、定季御読経、又位禄事等有之、宿祢過五月後可赴任由、仰左大弁、
延長4.3.13/十三日、有奏申文、来東宮女饗、
延長4.3.15/十五日、辛未、季御読経始、又承香殿有御修法事、僧正為阿闍梨、
延長4.3.17/十七日、右大弁中宮大夫等来、定宮々御読経請僧、
延長4.3.19/十九日、僧正申季分證議師等事、仰希世朝臣、
延長4.3.21/廿一日、登天台宿、
延長4.3.22/廿二日、戊寅、修法事、入礼大納言、左衛門督、八条中納言、左右大弁、中将宰相、四位以下七十八人、
延長4.3.23/廿三日、帰従台山、
延長4.3.24/廿四日、戊辰、西塔下始供常燈、
延長4.3.25/廿五日、辛巳、中宮東宮季御読経始、
延長4.4.1/一日、日来心神乖違不参、左大弁将来国用支度文、
延長4.4.2/二日、召良実宿祢返給国用支度文、依誤多也、
延長4.4.3/三日、震宮有煩給、
延長4.4.4/四日、庚寅、従今夜芥子焼、五ヶ日、泰師也、諸子参向菩提寺、今日七寺誦経、又従今日覚怜房尊勝念誦始修、皆為成道也、
延長4.4.8/八日、甲午、東宮御読経於台山行、大般若寿命経等也、
延長4.4.11/十一日、有奏申文、定斎院御禊御前、又任彼院次官、
延長4.4.13/十三日、差公頼朝臣、有院御消息、有奏申文、定斎院長官代、又直物、賀茂下社祢宜位記等行之、
延長4.4.15/十五日、辛丑、参法性寺、令立幢修諷誦、左金吾以下六位以上同修、
延長4.4.16/十六日、有奏、中宮東宮遷桂芳坊、
延長4.4.19/十九日、有奏、地震、
延長4.4.20/廿日、丙午、斎院御禊、右大臣家車従者与右衛門督家人大有闘乱事、投石打車、当丞相小児云々、
延長4.4.24/廿四日、依無内侍、以代令奏解陣之由、
延長4.5.1/一日、有奏申文、
延長4.5.3/三日、戊午、〈凶会、〉中宮御修法、尊意師於山上始行、是仁観定申日也、
延長4.5.5/五日、有官奏、
延長4.5.6/六日、辛酉、東宮御修法、於覚怜師所令行、
延長4.5.7/七日、有申文、依仰行賑給事、其料用左右京職倉銭常平所遺穀等、又停防河使、付検非違使、此事仰左大弁、
延長4.5.11/十一日、有奏、山座主任、
延長4.5.13/十三日、宿桂芳坊、
延長4.5.14/十四日、有奏申文直物、計歴二人、
延長4.5.16/十六日、宿桂芳坊、
延長4.5.17/十七日、有奏申文、宿内、
延長4.5.18/十八日、宿家、
延長4.5.21/廿一日、有奏申文、宿内、
延長4.5.22/廿二日、左衛門督左大弁等来囲碁、
延長4.5.23/廿三日、位記召給、左大弁負物一瓶出、
延長4.5.25/廿五日、有申文、
延長4.5.26/廿六日、有奏、
延長4.5.27/廿七日、壬午、於極楽寺令読金剛経千巻、今日退出、宿家、七寺誦経、
延長4.5.28/廿八日、行読奏事、修理大夫一瓶出、
延長4.6.1/一日、宿内、尊意中宮御修法始行、調伏、
延長4.6.2/二日、□剋有中宮御産、
延長4.6.3/三日、家宿、
延長4.6.6/六日、春宮坊有御養産事、后宮賜禄公卿殿上侍臣等、丑四剋退出、
延長4.6.12/十二日、家饗、戌剋参入、寅時退出、
延長4.6.16/十六日、辛丑、内裏臨時御読経、僧廿、七寺誦経、夢想□紜也、
延長4.6.17/十七日、壬寅、前坊周忌御態於極楽寺修之、心神不調不参向、又公家於西寺有御誦経事、
延長4.6.22/廿二日、除目前坊御服、依有震宮不予之事、子剋参入、丑剋退出、依穢不着座、
延長4.6.25/廿五日、依召参入、依有法皇御薬之事也、従廿七日於台山令転読大般若、限以三ヶ日、僧数六十口、其料令進近江国、明後日欲有行幸、而依御消息止、
延長4.6.26/廿六日、参河原院、
延長4.6.28/廿八日、任郡司、
延長4.7.4/四日、戊午、宿法性寺、台山例千巻読経行、又於法性寺修法始、覚怜為阿闍梨、大仏頂経於座主房令始写、
延長4.7.5/五日、己未、有奏申文、弁延平等三僧、始自今日、転読仁王経、七ヶ日、
延長4.7.9/九日、有直物、僧正辞法務表許給宣旨、仰左大弁、
延長4.7.10/十日、甲子、亥剋中宮春宮遷御弘徽殿、公主新君等又参入、
延長4.7.16/十六日、有申文、
延長4.7.18/十八日、従夕風吹、終夜不休、
延長4.7.19/十九日、風雨大吹、□祈年穀幣使、
延長4.7.23/廿三日、七寺誦経、依夢不吉、
延長4.7.25/廿五日、右大弁来、授封事符案、
延長4.7.26/廿六日、庚辰、行幸八省院、有祈年穀使事、
延長4.7.27/廿七日、有申文、
延長4.7.28/廿八日、相撲召合、無楽、
延長4.7.29/廿九日、抜出、
延長4.7.30/卅日、有召、称病不参、
延長4.8.2/二日、定止雨幣使、
延長4.8.3/三日、止雨幣使立、有申文、
延長4.8.5/五日、定御読経請僧、召神祇官陰陽寮等令卜雨止不祟、召造住吉社使、可問勘遅造之由、又可祈魚住神官符事、仰左大弁、
延長4.8.6/六日、定止雨幣使、
延長4.8.7/七日、有祈止雨幣使事、
延長4.8.8/八日、有官奏、
延長4.8.9/九日、季御読経始、相撲帰饗、
延長4.8.10/十日、甲午、東宮御修法常寧殿行、座主為阿闍梨、
延長4.8.15/十五日、依召参入、定行伊勢大神宮鏁事、又止雨事等、
延長4.8.16/十六日、三寺誦経、行幸六条院、午後雨降、但還御之間不雨、北到建春門大雨、今夜還御時不鈴奏、依雨、
延長4.8.18/十八日、宿修理大夫曹司、為違忌也、
延長4.8.19/十九日、奏伊勢并諸神宣命案、
延長4.8.20/廿日、甲辰、幣使立、物忌不参、仍令右大臣奏宣命、
延長4.8.21/廿一日、乙巳、東宮参清涼殿、
延長4.8.24/廿四日、左大弁来、令見可祈魚住神符案、
延長4.8.26/廿六日、五寺誦経、依告為成祟霊也、
延長4.8.27/廿七日、辛亥、始従今日、於台山中堂、令読大般若、三ヶ日、毎日一部、為攘天変也、
延長4.8.28/廿八日、中使頭朝臣来、
延長4.8.30/卅日、参弘徽殿、依震宮不予也、
延長4.9.2/二日、丙辰、総持院塔下始供常燈、
延長4.9.5/五日、伊勢使立、
延長4.9.7/七日、有奏、不堪佃田事、
延長4.9.9/九日、節会如例、召公統博文朝臣等、以博文為講□、
延長4.9.11/十一日、伊勢幣使立、
延長4.9.13/十三日、有奏、定不堪田使、有申文、
延長4.9.17/十七日、中使頭朝臣、
延長4.9.19/十九日、有奏、
延長4.9.21/廿一日、有奏、
延長4.9.28/廿八日、壬午、亭子院有法皇御賀事、
延長4.10.1/一日、有召、依物忌不参、
延長4.10.3/三日、有奏、為避忌、宿帥宅、
延長4.10.5/五日、有申文、令奏奏候之状、而不召、今日有弓場始、侍陣大臣以下不被召、仍各退出、主上聞食、仰云、殿上公卿不待召参候者也、
延長4.10.8/八日、中使頭朝臣来、有除目事、又御賀事等、
延長4.10.10/十日、五寺誦経、法皇幸西河、依召追従、右丞相戸部等又候、
延長4.10.13/十三日、定西河行幸事、
延長4.10.14/十四日、院御使衆望朝臣来、右丞相送有負物馬、
延長4.10.19/十九日、行幸大井河、御舟泛河、法王相共御之、十皇子奏舞、了賜御半臂、又殊聴帯剣、侍従以上賜禄、訖侍臣預之、
延長4.10.24/廿四日、丁未、極楽寺十講始、又菩提仏頂経事始、欲有行幸、而依雨停止、
延長4.10.25/廿五日、中使頭朝臣来、有北野行幸除目等事、
延長4.10.28/廿八日、除目議始、
延長4.10.29/廿九日、除目、雨、講了、依有觸穢来月七日以前諸祭改日、可行幸事、仰諸司、令大納言□、
延長4.11.3/三日、以仁教為明年維摩講師宣旨、仰外記滋並、
延長4.11.5/五日、有奏申文、
延長4.11.6/六日、行幸北野、
延長4.11.8/八日、有奏、損田解文、又有申文、伊勢斎宮闘乱事、令淑光朝臣勘問、
延長4.11.10/十日、弘徽殿有行器輿、侍従昇殿、勘問斎宮闘乱事書令奏、
延長4.11.15/十五日、戊辰、節会如例、
延長4.11.17/十七日、臨時祭試楽、入夜参入、有行器之輿、
延長4.11.19/十九日、斎宮闘乱又々可定問事、仰左中弁、又遣非違使事、
延長4.11.21/廿一日、中宮男君為親王、戌剋若子加元服、南院西君也、
延長4.11.25/廿五日、中使頭朝臣来、御賀御誦経事、
延長4.11.26/廿六日、己卯、仁観師東宮御修法始、其所禅院、
延長4.11.30/卅日、中使頭朝臣来、有御賀賑給事損田事等、
延長4.12.5/五日、有召、有奏、又奏採銅使勘文諸司官人未到之罪勘文、
延長4.12.8/八日、有奏申文、諸国調物可減事、令所司勘者、
延長4.12.11/十一日、神今食、依觸穢付諸司被行、
延長4.12.13/十三日、有奏申文、山階寺僧房材木料給大和正税宣旨、仰元方朝臣、
延長4.12.14/十四日、定荷前日、
延長4.12.15/十五日、頭朝臣等来、被仰定御誦経使、
延長4.12.16/十六日、有奏申文、定賑給使、
延長4.12.19/十九日、朱雀門前東西京有賑給、今日奉為法皇、七大寺並京辺七寺有御誦経、東宮秋御読経始、
延長4.12.23/廿三日、丙午、公私荷前、依雨御座儲宜陽殿西廂、依延喜十五年例行、於台山令転読大智二部、又例天供始修、
延長4.12.25/廿五日、有奏申文、貞従為十禅師宣旨、仰左大弁、受領功過勘文令奏、伊勢国乱勘問文令奏、皆付元弁、
延長4.12.27/廿七日、有奏文、
延長4.12.28/廿八日、有官奏申文、兵部卿親王薨、〈敦固親王、〉
延長5.1.1/一日、節会如例、兵部卿事依日次凶未奏、仍所行也、次侍従六人補之、
延長5.1.3/三日、乙卯、晩頭参入、令奏兵部卿薨由、
延長5.1.4/四日、家大饗、
延長5.1.5/五日、右丞相大饗、
延長5.1.6/六日、叙位議止、
延長5.1.7/七日、節会如例、但不奏音楽、依承和六年例、
延長5.1.9/九日、除目議始、但議所行、
延長5.1.10/十日、於御前議、
延長5.1.11/十一日、議、
延長5.1.12/十二日、除目、今日御前不召諸卿、只大臣候、
延長5.1.16/十六日、節会如例、但不奏立楽、有踏歌、
延長5.1.17/十七日、上不出御、公卿奉勅、於建礼門前令射、
延長5.1.18/十八日、賭弓依雨止、
延長5.1.19/十九日、賭弓、左勝、乱声依仰不奏、
延長5.1.23/廿三日、乙亥、外記政始、
延長5.1.24/廿四日、中使希世朝臣来、
延長5.2.4/四日、祈年祭、有伊勢臨時幣、
延長5.2.5/五日、右大臣家従昨死穢入交、而不知彼家人入内裏、其穢廿五日所満者、
延長5.2.8/八日、中使希世朝臣来云、左右近将監皆觸穢、仍以右馬允藤原在忠、為大原野使云々、
延長5.2.9/九日、有直物事、又蔵人頭補之、
延長5.2.13/十三日、甲午、東宮御修善、於山座主所行之、十親王初参内裏、彼親王別当淑光朝臣、依院御消息昇殿、親王及陪従四位以下六位以上賜禄有差、
延長5.2.14/十四日、行幸六条院、去月依兵部卿事不朝覲也、依病不扈従、
延長5.2.17/十七日、中使実頼朝臣来、有恩問、
延長5.2.18/十八日、近江守告赴之由、相逢、被物女装束、〈注女装例、〉
延長5.2.19/十九日、一分召、
延長5.3.4/四日、中使希世朝臣来、有恩問、又色々公事、
延長5.3.5/五日、右大臣位禄事定行、
延長5.3.11/十一日、有奏、定御読経請僧、
延長5.3.14/十四日、院百廿人度者宣旨下、
延長5.3.15/十五日、希世朝臣含命来、有一両事、
延長5.3.20/廿日、辛未、季御読経始、
延長5.3.24/廿四日、乙亥、東宮季読経始、
延長5.3.26/廿六日、丁丑、中宮御読経始、
延長5.4.7/七日、奏擬階奏、定斎院前駈、〈戸部、〉
延長5.4.10/十日、召祭主、仰明日於神祇官可祈年穀之状、其諸神数書出給、延喜二年例也、
延長5.4.12/十二日、依召、令御覧家馬於大内、
延長5.4.13/十三日、有奏申文、定五月節事、以来月一日、駒引可有之事、仰外記久永、
延長5.4.20/廿日、行読奏事、定節名奏毛奏□、
延長5.4.22/廿二日、任兵部卿、
延長5.4.23/廿三日、癸卯、宿律師、於石山寺東宮御修善始行、
延長5.4.28/廿八日、有奏、有税帳遺国不奉官符、申返国々解文、不可裁許之状仰左大弁、是勅語也、
延長5.4.29/廿九日、出居三人宣旨、依将監利実、
延長5.5.3/二日、駒牽、日暮不得兵衛騎射、
延長5.5.5/五日、節会如例、但依雨湿無謝座酒礼、而賜薬玉間頗燥、仍拝舞如例、
延長5.5.6/六日、左御馬九勝、左右左兵衛只射五寸、右兵衛有□打如例、又帯刀騎射如常、
延長5.5.14/十四日、中使希世朝臣来、有節日事、
延長5.5.22/廿二日、定賑給施米使、
延長5.5.23/廿三日、癸酉、山座主東宮御修善始行、〈殿御修善不注、〉令祭主於神祇官西院祈雨、
延長5.6.3/三日、壬午、東宮御祈願造仏等於台山始之、造山崎橋使定彦真、大宰管内帳事、令諸定申者、
延長5.6.4/四日、諸国申損不堪使勘返過待国司罪、依貢□勘否由、可慥勘申事、仰春蔭、任造東大寺長官主典、
延長5.6.11/十一日、幸神嘉殿、
延長5.6.19/十九日、定祈雨使、又有直物、
延長5.6.25/廿五日、枇杷奏状返給、常平祈雨等事、可早被行之状、令実頼朝臣奏、仍被行矣、
延長5.6.28/廿八日、子時許右衛門佐宅出来失火、東風吹来、風□家甚危也、仍右賀春角長清広法祈祷、登時風止、
延長5.7.1/一日、可重祈雨事、令平頭奏之、季御読経諸大寺等読経也、
延長5.7.5/五日、癸丑、季御読経、於八省行、祈雨修法、神泉行之、
延長5.7.6/十六日、甲寅、請七大寺僧於東大寺仏前、三ヶ日、又延暦及有供諸寺、読経祈雨、雷雨、
延長5.7.7/七日、雨、
延長5.7.14/十四日、可催大宰舂米事、臨時交易絹事、仰右大弁、
延長5.7.16/十六日、召合事、依去年例可行宣旨、仰伊衡、召希世朝臣外記元幹等、
延長5.7.18/十八日、丙寅、臨時御読経始、〈卅僧、〉
延長5.7.19/十九日、丁卯、二宮有御修善事、
延長5.7.21/廿一日、御読経僧給度者、
延長5.7.22/廿二日、甚雨、
延長5.7.24/廿四日、召合事可在廿六日、而依今日法皇煩給、改定晦日、
延長5.7.25/廿五日、観宿律師為少僧都、
延長5.7.28/廿八日、郡司召、去月公卿多有障不参、其後西庁修理于今延引、
延長5.7.30/卅日、召合、左勝、無音楽、
延長5.8.1/一日、日蝕、
延長5.8.2/二日、相撲御覧、
延長5.8.7/七日、祈年穀官符給五畿七道事、仰左大弁、依穢停止釈奠、
延長5.8.14/十四日、相撲饗、
延長5.8.23/廿三日、辛丑、后宮公主有御対面事、有亭子院親王号事、仍藤氏公卿奏慶、
延長5.8.26/廿六日、中使少将、有可行幸朱雀院、
延長5.8.30/卅日、行幸朱雀院、御覧信濃駒、其儀如例、令馳御覧、
延長5.9.4/四日、文章生試、
延長5.9.9/九日、節会如例、
延長5.9.10/□日、入道三親王薨、
延長5.9.13/十三日、奏親王薨由、今日欲奉伊勢幣、而依親王薨延之由、大祓行之、
延長5.9.?/十日、基継律師辞探題改文付元方朝臣令返、
延長5.9.16/十六日、甲子、山座主東宮御修法於山上始行、
延長5.9.20/廿日、当代八親王薨、
延長5.9.23/廿三日、辛未、今日欲奉伊勢幣、而依薨王事延由、大祓行之、
延長5.9.24/廿四日、昨丑剋許兵部卿卿薨、
延長5.9.25/廿五日、癸酉、奏兵部卿薨、
延長5.9.27/廿七日、乙亥、東宮御読経始、
延長5.9.29/廿九日、奏不堪佃解文、
延長5.10.1/一日、依御物忌、不御南殿、
延長5.10.4/四日、壬午、東宮千部仁王経令読経、台山、中使平頭来、有不定行赤痢事之責、
延長5.10.5/五日、定臨時御読経僧名、召祭主、仰令神祇官祈申伊勢御幣来月可奉遣状、
延長5.10.12/十二日、庚寅、臨時仁王経始、紫宸殿、為攘赤痢病也、
延長5.10.13/□三日、可有御修善之状、付希世弁令奏、希世朝臣来云々、□…□左中弁修理大夫来、
延長5.10.16/十六日、甲午、奉為東宮、付仏神有御祈、
延長5.10.19/□□□、丁酉、極楽寺菊会、内裏東宮御修法始行、
延長5.10.22/□□日、庚子、十講始、
延長5.10.29/廿九日、春日祭使、依内蔵寮内穢、従大蔵御倉町出立、
延長5.11.1/一日、依内裏穢、不奉幣、
延長5.11.?/□□、□有副以上障、召大祐大中臣正廉、令祈伊勢幣来月可奉之状、依有今月内裏穢也、
延長5.11.?/十□□、有申文、□□損只出雲国也、
延長5.11.15/十五日、除目議始、
延長5.11.16/十六日、除目、
延長5.11.21/廿一日、戊辰、節□如□、
延長5.11.29/□□□、丙子、大原野祭、依忌日不奉幣、只解□、
延長5.11.30/□日、臨時祭、
延長5.12.4/四日、官厨焼亡、
延長5.12.5/□□、一切経所並方上庄物、一向可預安能之状、仰忠節、□□年維摩講師以寛鑑可請宣旨、仰久永、
延長5.12.10/□日、御卜奏付内侍所、依有穢也、
延長5.12.?/□□□、元幹善衡觸穢参入過状、可令明法博□勘申之事、仰左大弁、
延長5.12.?/□□日、差遣検非違使、令勘諸国調物、宿□所□、
延長5.12.15/十五日、行幸八省、有伊勢幣使事、九月例幣依度々穢延引、今日行、又有年穀幣他□□、
延長5.12.20/□日、丁酉、公私荷前、二宮御修善始行、
延長5.12.26/□□□、□□式、
延長5.12.29/廿九日、有奏申文、
延長9.1.1/『四方拝』一日、〈庚申、〉拝天地四方、『拝礼』大納言以下来拝、又帥親王入坐、『元日節会』『無小朝拝』『平座已上亮闇也』停止節会、又無小朝拝、親王公卿陣頭聊有飲食、非侍従大夫皆預見参、其禄法准十六日、是嘉祥三年十一月十九日例也、
延長9.1.2/二日、辛酉、台山修善始行、座主覚怜為阿闍梨、伴僧十四口、
延長9.1.7/七日、入夜参入、
延長9.1.8/八日、丁卯、大内御修法於法性寺行、仁観義海為阿闍梨、
延長9.1.9/九日、白雪満庭、雪見参取女官、先度只取男官、不取女官故也、
延長9.1.12/十二日、退出、宿家、夜地震、
延長9.1.14/十四日、論義如例、風吹、
延長9.1.15/十五日、雪、
延長9.1.16/十六日、雪、入夜参入、宿侍、
延長9.1.17/十七日、雪、神宝造始、即位日御願也、令神祇行祓事、非大祓、
延長9.1.21/廿一日、海賊文付公忠朝臣、右大将来、有院御消息、■【ｲﾄﾍﾝ+宛】茂等事也、
延長9.1.22/廿二日、夜参上、退出宿家、実往来、左中弁来申東寺入寺僧事蕃客用途帳山崎橋所申雑事等、可参向宇佐状仰雅文、
延長9.1.23/廿三日、外記政始、従今夜台山所々令供燈祈願、為除事也、
延長9.1.26/廿六日、右大将来、有院御消息等、女官衣服宣旨国指、又内教坊申衣服月打米事、仰高堪朝臣、
延長9.1.27/廿七日、大納言大蔵卿左右大弁来、又治部卿中宮大夫来、皆不相、朔日雪見参等事、仰高堪、又進院綿二千屯事同仰、
延長9.1.28/廿八日、中宮大夫来、仰宣旨、臨時交易絹進未、又可舂米国等勘事、仰左中弁、依病不能行除目事之状、令同弁奏院、雷鳴、
延長9.1.29/廿九日、大学事、別当博士、紀弁来、有院御消息、又越前生江常陸是房等労書等、
延長9.2.1/一日、〈己丑、〉道行息物、而依不堪申、臨時給銭十五貫布五十端、大原野使内侍洽子俄申穢由、仍令参明子内侍、刑部治部卿中宮大夫来、朝頼潅子朝臣等借物給物宣旨仰清方、又雅文借物事令常行仰、年初令諸国修善歟例、仰春蔭令勘、
延長9.2.2/二日、従東三条送笠春巻券文書状、大納言来相、仁教師来云、山階寺法師等以僧都請僧正云々、又去年簡定多入同里僧云、
延長9.2.3/三日、今日祭饗、家行、后宮依御服也、大原野奉幣事、依有所疑令占、不吉也、仍河頭解除、
延長9.2.4/四日、祈年、入夜参、宿侍、基継僧都卒、
延長9.2.6/六日、台山東西塔令読仁王経、千部、大炊寮有死児、腰以上相連者、舂御稲事、於宮内省行之、所々■食付便宜諸司令炊進、右金吾来相、
延長9.2.7/七日、候朱雀院内豎等文返付、依昨日死穢、令大祓、公忠朝臣大貮奏赴任、内令賜白大衣一重、今夜退出、宿家、
延長9.2.10/十日、近衛勘事、御書可始事、夜漏参入、宿侍、
延長9.2.11/十一日、列見、今日参入左右金吾大蔵卿左大弁也、刑部卿従東門退出者、式部輔丞皆称病不参、召代官間、已四点政始、可免近衛官人勘事、可始御書吉日、可候滝口人々事等仰頭、
延長9.2.12/十二日、大内御読経行十寺、依人夢也、四角祭行之、丹波守忠朝臣卒、
延長9.2.13/十三日、園韓神、依有穢疑、問定間停止、雷鳴陣起、左右大将依病不参入、仍参上、釈陣、修明門前樹霹靂、
延長9.2.14/十四日、左中弁来、授院申文等、之中加物綿一年料即給宣旨之、又千人度者符案、寺々師達等申文二巻給同弁、又可臨時交易国々書出可進事、仰同弁、又給出羽解文七枚、前司所申也、
延長9.2.15/十五日、伊予損戸解文付春蔭、大貮来勧酒、被物送馬、
延長9.2.16/十六日、梅壺定季御読経請僧、有官奏、左中弁、
延長9.2.17/十七日、有官奏事、高堪朝臣、左馬寮申諸衛御馬■備前大豆未進等、下勘事仰同弁、
延長9.2.18/十八日、大極殿鷺恠、七寺誦経、為息災也、
延長9.2.19/十九日、季御読経始、十五僧分候御前、雖物忌勘文也、依殿上公卿不参入、祗候御前、
延長9.2.20/廿日、加賀解文四枚給助縄、有官奏、公忠朝臣、去年依忩用所仰国々、在下絹布宣旨、不待民部勘、見物可行状、公忠朝臣申仰了、
延長9.2.21/廿一日、有官奏、顕忠朝臣、任国之責申文、即給春蔭令勘、左大弁持来、秘樹朝臣被免遅赴、元日雪見参禄、以大宰綿布各一人、
延長9.2.22/廿二日、御読経了、給度者各一人、
延長9.2.23/廿三日、有官奏、高堪朝臣、
延長9.2.25/廿五日、園韓神祭、左大弁来、上達部皆称障、依此送消息、刑部卿令参、
延長9.2.26/廿六日、奉辞摂政表、修善始、義海為阿闍梨、
延長9.2.27/廿七日、左大弁来、令見可舂米国々不動穀勘文、即仰可令舂二千石米之状、又左中弁来、覧臨時交易絹勘文、
延長9.2.29/廿九日、朝小雪、又聞始地震音、送奥州報書、積薪愁勘前例可進退云々、階事也、可有申文、
延長9.3.1/一日、〈己未、〉出河原解除、今日不堪無力、服干物、見東家狐出走、
延長9.3.4/四日、左大弁来、定舂米穀三千石也、画所申、内匠長上春実任主殿之替文、付高弁、又仰薬院医師死闕、拍野包生任事、
延長9.3.5/五日、左金吾来、左大弁左中弁右少弁等申政、大蔵幄主殿班幕不可借諸家宣旨、仰左中弁、
延長9.3.11/十一日、除目議、梅壺始行、依予病、此儀于延引、仍諸卿相定云、待平損事、其程難知、不如雖不出議所早始行者、招大納言中宮大夫等簾前行、大祓事、
延長9.3.12/十二日、有議、内御修法、於承香殿行、
延長9.3.13/十三日、除目、丑四剋議畢、定受領間、招左衛門督、其後為問良氏行並等能治之由、招右大弁、
延長9.3.15/十五日、有官奏、公忠朝臣、及給雑宣旨、以平源為興福寺別当、以仁教為角寺別当宣旨、仰高堪朝臣、依院御消息、所任人々書出、付左中弁令奏、雷鳴、
延長9.3.18/十八日、所行雑事、国忌斎会司造寺司僧綱召、秘樹事、直物位禄事、惶事、宅直、出羽、越中等掾可直事、醍醐僧供年分等事、
延長9.3.19/十九日、座主来也、所労不平、無便参入、仍乍在勘文私定位禄事、左大弁来、
延長9.3.20/廿日、御修法等廿一人、施度者各一人、仁観施二人、伊予守留京宣旨、仰左中弁、以内給所中宮職等銭家米塩賑給京中餓者、惣五十石程也、
延長9.3.22/廿二日、左大弁来、令見不堪佃使定文、
延長9.3.23/廿三日、以先日遺物、送西院崇親院左右獄所々悲田等各有差、
延長9.3.24/廿四日、暁参入、令延昌施北山修行者、即注幣帛使出立、但有別奉神宝之社、左金吾行事、
延長9.3.25/廿五日、秘樹申文公方勘文合四枚、令公忠朝臣於陣定申、左金吾右大弁等定曰、赦後給装束、及依病仮百廿日可免遣者、依議免了、有官奏直物内印等、直物廿四人、
延長9.3.26/廿六日、秘樹申文奉二月中云々、其文入左大弁乎者、赦後満百卌日也、但廿二日左大弁持来、然而依入官所免也、
延長9.3.28/廿八日、定一分奏等、又任国忌御斎会司、下京官復任宣旨、式部大輔奉宣旨、又給二合停任等文、
延長9.3.29/廿九日、大輔又来、奉宣旨、尾張守秘樹朝臣申赴任之由、仍被物、両大納言民部卿等来、
延長9.3.30/卅日、大輔来、又奉宣旨、一分召、内豎官人代給惟扶、酒頭預給明子掌侍、神泉預給民部卿、惟扶朝臣所伝也、即預等宣旨仰惟扶朝臣、
延長9.4.1/一日、〈己丑、〉八条大納言為興福寺院別当、仰高堪、陣頭厨聊儲饗、不取見参、仁和例也、
延長9.4.2/二日、有官奏、高堪、内印、左金、賀茂上祢宜女蔵人親子等叙位、女官二人入内、
延長9.4.3/三日、有官奏、公忠朝臣、左大弁来、有伊予調丁事、賀茂社修理等事、又大宰舂米可給責符事、
延長9.4.5/五日、山階祭、夜退出、雑宣旨給公忠朝臣、勘解由検校宣旨、又以添右弼等為検非違使、左金行、
延長9.4.7/七日、史経行勘解由主典益国可令直式所事仰、奏成選短冊事、行久永宿祢、院召少将、仰云、信濃諸牧別当邦行任可延二年者、仰公忠朝臣、但先可勘四年為限官符、又可勘依三合給官符、又可給諸司仕丁采女内教坊等一月料、女官主殿縫殿等半月料以穀可給、仰同弁、
延長9.4.10/十日、内蔵寮有入井死人、
延長9.4.11/十一日、出陣有直物事、又令神祇官陰陽寮占申穢気入禁中否、而無穢之由、同占申也、是依中明従彼寮昨朝参入、為有疑所占也、
延長9.4.12/十二日、先昨日直物今日令給、依伊勢正殿不開、有御卜、
延長9.4.13/十三日、有官奏内印、左金右中、召朝綱朝臣仰可作改元詔書并年号可定、右大将来云、院仰、右近府生有闕者、可補給、又例度者名符進何、承諾、大神使立、
延長9.4.14/十四日、有奏、左中弁、又維時仰改元事、御書始、仍候御前、
延長9.4.15/十五日、位記召給、左金吾為日上、又明日宣命草案、賜伊勢大宰等官符、同上奏聞、両平宰相左大弁来、
延長9.4.16/十六日、有伊勢幣事、大納言行事、
延長9.4.17/十七日、宇佐使立、前例御前行之、而依御在所装束諒闇之儀、与右大将相定、従所司進発、但宣命禄等召使禁中賜之如例、有官奏、
延長9.4.19/十九日、雨、警固召仰、念珠筥可仰是行、
延長9.4.20/廿日、読奏、依祭間延之、左大弁来、令見依三合後閏月在今年可慎官符案、
延長9.4.21/廿一日、今日行列無命婦蔵人、只有騎馬女一人、又典侍車無下仕者、不催出命婦蔵人、是尤違失、但見衆帰後、両女追参云々、
延長9.4.23/廿三日、夜参入、山崎橋材木曳事、仰左大弁、依高堪朝臣再三申也、大納言右大弁中宮大夫、丹後守三河守等申赴任之由、召前被物、右中弁来、有院御消息、大宰舂米寛救状等也、
延長9.4.25/廿五日、有官奏、右中弁、大度止殿下蔵人所名簿、令維時朝臣等見帖字事、
延長9.4.26/廿六日、改元詔書出、有内印、今日於陣、命諸卿定年号字、
延長9.4.27/廿七日、郡司読奏、左金吾行之、詔書覆奏、左金、
延長9.4.28/廿八日、有官奏、高堪朝臣、右中弁美作解文度者改名等、
延長9.5.1/一日、〈戊午、〉有官奏、左中弁、民部卿来、陣定祈雨使、
延長9.5.2/二日、於陣定祈雨使、又有申文、
延長9.5.3/三日、祈雨幣使立、今日雨降、終夜不休、左金行事、
延長9.5.4/四日、有官奏事、
延長9.5.5/五日、右大将入座、有飲事、召滝口男等令射、近的、聊有懸物、不能射取、
延長9.5.7/七日、霜台宮来、宣旨仰春使、有官奏、左中弁、左大弁来、使仰可給責官符於鋳銭司事、
延長9.5.8/八日、於陣定大嘗会国郡検校行事、但卜郡不卜国、是依寛平例所行也、見神祇官文簿、
延長9.5.9/九日、有官奏、高堪朝臣、左中弁申、前斎宮去年九月以後十二月以前料絹綿米等、依前例可行彼家之状、可給官符、又定遍空玄昭之替、可入延鑑延昌於東寺、但玄昭代可令寺家定申、又有白少宣旨、
延長9.5.19/十九日、右大臣家有殤胎穢、而先入内裏、右将軍家■【此+鳥】雉入云々、
延長9.5.20/廿日、有官奏、公忠朝、仰木工寮可令作醍醐寺事、同弁、但明日可仰、令戸部定賑給使兼施米事、民部省奏封宛文、便付内侍返給、
延長9.5.22/廿二日、卯、九坎、有内印、
延長9.5.23/廿三日、大嘗会行事始、令祭主祈申止霖雨可無損害之状、検前例、嘉祥四年元慶九年等五月霖雨之間、有奉幣雨師二社祈止雨事、而依宮中穢、不能奉幣、
延長9.5.25/廿五日、有官奏、左中弁、茂実申不退寺官符出雲神社使諸国佃官符等事、仰同弁、香行辛櫃事、仰公忠朝臣、
延長9.5.26/廿六日、定千人度者内百人、
延長9.5.28/廿八日、有官奏、右中弁、内印、左中弁云、悠主両所夫功無由、京職有申、須借用義倉料、以調銭可返納者、
延長9.5.29/廿九日、着陣、有直物四人、右金吾奉行、悠主両所請申銭各百貫米各二百石正税稲各一万束、御斎会造寺所申各百貫、又米並可仰諸国雑物等、依請、
延長9.*5.5/五日、〈壬辰、〉雅文還来、於陣間定受領赴任之後加階之例、又任造東大寺長官主典等、
延長9.*5.7/七日、有官奏、公忠朝臣、便仰正倉垣破事、依霖雨久降、諸人多愁、令占若有祟歟、占申云、依穢艮坤方神社所致歟者、遣検非違使令見検、
延長9.*5.8/八日、右大将談説之次、略定昇殿人、
延長9.*5.9/九日、造率川社使散位良忠、
延長9.*5.10/十日、丁酉、令実検方合諸社、比叡社近辺有死、
延長9.*5.11/十一日、左右大弁来、有常平所事昇殿人々頭宣旨等、仰中明、
延長9.*5.20/廿日、招左大弁、定諸寺御読経請僧並施穀事、又御前臨時御読経僧名等事、
延長9.*5.27/廿七日、七大寺東西延暦等寺始従今日至晦日、令読大般若、同寺々又自余寺合廿七寺令読仁王経、一ヶ日、為御息災也、但尼寺任各可読、臨時御読経行弘徽殿、大般若、廿僧也、法性寺令転読金剛経、三ヶ日也、
延長9.6.4/四日、〈庚申、〉京辺七社遣名僧、始自今日三ヶ日読経奉拝、令祈御息災、虹立承明門下、
延長9.6.12/十二日、幣使立間、雨快下、臨時使立、是為吉、白虹恠可慎給、又有天文異兼祈雨等也、右大将為上、宜陽殿板敷鳴恠、可慎子午年公卿、
延長9.6.17/十七日、鷺居東家、
延長9.6.19/十九日、参入陣、有申文、問外記政有無、左大弁答云、従去八日以来、依上不参入無政者、可捺内印、倉事今日請印者、右大将令奏内案、
延長9.6.23/廿三日、虹立長楽門内、
延長9.7.2/二日、近日法皇重煩給、其御病血痢也、依有所労、不能参候之也、示達京極、
延長9.7.7/七日、右大将来、有院度者申給事、卅三人也、右大臣陪殿上、元方季方朝臣等又右近将曹復任事奉行、度者六十人奉法皇、依御薬重也、月犯心星、
延長9.7.9/九日、内御読経十寺行之、依天変也、
延長9.7.15/十五日、牛入外記庁後廂、占子午寅申年人相煩女人病者、
延長9.7.19/十九日、戌一剋許法皇崩於仁和寺、此夜奉遷大内山直置、
延長9.7.20/廿日、依御物忌、不能奏勅符、仍明日可行、於陣仰可警固状於六衛府、淑光朝臣令申云、有遺詔、可停任御葬司同打物国忌荷前諸崩後雑事者、固兵庫馬寮、三関使発遣、依心神不調、令左金吾行之、
延長9.7.22/廿二日、丹後解文給忠範、令付史常行、是滋給爵事也、
延長9.7.23/廿三日、近江国関使復奏、而上不参入、不能奏聞、仍明日可参入状令告彼此、
延長9.7.24/廿四日、今日又上不参入、予因物忌、不能出行、仍召彼奏、令蔵人奏、遣参議結政所、捺印官符、
延長9.7.25/廿五日、侍従所忌丑未巳亥年人、天皇服錫紵、殿上侍臣不着服、依彼院諸人不着也、
延長9.7.27/廿七日、伊勢美濃国固関使復奏、左金吾令奏、陣頭開緘令奏、可問前例、
延長9.7.28/廿八日、解関事、左衛門督行之、可勘事別当例、
延長9.7.29/廿九日、有官奏、高堪朝臣、使仰勧学院公卿、法皇崩後、今日始政、但上不参入、
延長9.8.3/三日、右大臣奏伊勢近江解関解文木契等、外記公鑑申云、近江使晦参着、伊勢使今日到来、昨日以前依御物忌不奏、
延長9.8.6/六日、牛入拾遺舘、折損松枝恠、占云、恠所中以下丑未卯酉年人有病患、期卅日内及十月節丙丁日也者、
延長9.8.7/七日、仰右丞相、又大嘗会延事定行、
延長9.8.8/八日、有勘奏、公忠朝臣、比江社祢宜祝等罪状可令勘事、
延長9.8.23/廿三日、上不参入、不取御馬、夜来分左右寮令飼、
延長9.8.24/廿四日、中宮大夫来、大納言参入、令取昨日仰事、
延長9.8.28/廿八日、御斎会行事、右近中将少将各称障不参入、依此不能取御馬、往古未聞所也、
延長9.8.29/廿九日、昨日御馬今日取、
延長9.9.6/六日、〈庚寅、〉始従寅剋、法皇火葬、
延長9.9.8/八日、法皇七日御誦経修東寺、有内裏御誦経、又京極於仁和寺有造仏写経法事、
延長9.9.9/九日、馬入外記庁恠可忌、
延長9.9.10/十日、郡司勘籍、依年来可行之状、可仰式民両省事、仰久永宿祢、又可告左金吾、
延長9.9.11/十一日、雷鳴、虹立左近陣並桜樹下、
延長9.9.12/十二日、伊勢例幣今日発遣、至于十日、有犬産穢也、又有臨時幣、依物恠也、
延長9.9.16/十六日、後太上天皇御国忌法事、中宮被修天台西塔院、先帝御願一切経、此次揚其題名、有内裏誦経、
延長9.9.18/十八日、法王心喪事、停国忌荷前事、先帝国忌修寺事、内蔵寮御誦経例事、可勘貞観元慶仁和文乎、
延長9.9.23/廿三日、定法皇心喪事、
延長9.9.25/廿五日、鳥喫時杭、占御薬並御近親子午辰戌年人、国忌御斎会修醍醐寺、
延長9.9.30/卅日、尊号、前坊渡人雑色、斎宮斎院納殿預、減服御物、道供、除目、
延長9.10.1/一日、〈乙卯、〉右大臣以下参入、於陣有酒饌、侍従候拾遺舘、奏見参、而依御物忌、不経奏者、
延長9.10.2/二日、維摩会料不足米百石、給大和正税事、以八条大納言為勧学院別当、以藤原良高為宿院別当、故信子良持弟也、而彼父子為別当、不預官班皆死者、哀憐所補也、件等宣旨仰高堪朝臣、
延長9.10.8/八日、久永宿祢云、民部卿云、依病不上、満其限、宜奉論奏、
延長9.10.12/十二日、左金吾来云、式部丞佐臣申給、彼省申返云、処勘事年也、不可給者、而故千古依病不上間、二年給有給例者、不可申返之由仰了、又故宮中牛馬、可令看督使取送馬寮宣旨、仰同卿了、
延長9.10.16/十六日、雉入中陪、占御傍親子午辰戌年人、
延長9.11.1/一日、〈甲申、〉日蝕、廃務、諸祭延内印、延大嘗会之由、可祈申事、可定其日、
延長9.11.2/二日、外記公鑑来云、今日可奏御暦、而上卿皆物忌、不参入、為之如何者、殿上又御物忌也、須候内侍所、明日令奏状仰了、
延長9.11.8/八日、両太上皇崩後、御封返納之年可令勘申状、仰公忠朝臣、
延長9.11.17/十七日、御禊大嘗会等料可別納事、召左中弁梅壺給宣旨、並仰下符諸国、明春可令開田之事、但先案官符可令見者、
延長9.11.20/廿日、召祭主奥生、仰可申停止大嘗会之由、
延長9.11.27/廿七日、添申被免宿直、可行山陵惶事之状、仰左金吾了、
延長9.12.2/二日、〈乙卯、〉招左大弁、仰淀山崎等五道、仰山城守事、又結保道守等事、依群盗横行也、
延長9.12.12/十二日、群盗籠故式部大輔菅根朝臣家、検非違使並諸衛官人舎人等、終夜囲護、比明奉弓矢請降、仍捕縛下獄、召左金吾、於殿上令行事、
延長9.12.13/十三日、請右軍告昨夜囲護群盗諸衛官人舎人等可賜禄状、
延長9.12.17/十七日、申時除法皇心喪、大祓行、
延長9.12.19/十九日、御仏名始、公私荷前、今日公卿多申障、仍橘相公兼後田村長岡、家宰相兼後山階小野鳥戸、是無前兼也、
延長9.12.25/廿五日、上初御南殿、御膳事如例、三献之後還本殿、今夜定斎宮斎院、依卜食也、
承平2.1.1/一日、〈癸未、〉申二剋主上御南殿、三献之後、還御本殿、自余雑事如例、補次侍従、
承平2.1.4/四日、大饗如例、但右丞相依病不来、
承平2.1.6/六日、叙位議議所行、
承平2.1.7/七日、節会如例、但不巻御簾、御弓付内侍所例、公頼伊望朝臣、又兼忠加階、今日加入、
承平2.1.9/九日、申計歴者二人宣旨、仰左中弁、
承平2.1.11/十一日、内宴処定仰、
承平2.1.14/十四日、今日御物忌也、然而内論義不停、但御殿法師等退出之後還本殿也、
承平2.1.16/十六日、節会如例、但上不御、又不巻御簾、
承平2.1.17/十七日、建礼門院前有内弓事、
承平2.1.18/十八日、依弓場殿壁未了、賭弓停止、
承平2.1.19/十九日、主上在御簾中、覧賭弓、三度射間、還御本殿、今日候御前、不分公卿座、〈右近、〉
承平2.1.21/廿一日、兼明朝臣、後連、滋典侍等禁色、雑袍宣旨仰下、
承平2.1.22/廿二日、弘徽殿有内宴、其儀如例、講詩之後、帥親王聴帯剣、左衛門督聴昇殿、親王以下近衛佐以上賜禄有差、依奏管絃、又内侍采女等預禄、
承平2.1.25/廿五日、除目議始、
承平2.1.27/廿七日、除目、筑後守雅文過期不向任国事、令諸卿定申、左右衛門督左大弁等申云、雅文所申雖不慥、代々宇佐使有遷官処、此度殊免給、宜就私事不可准申此例者、免給、
承平2.1.29/廿九日、雅文免由仰春蔭、辰剋鹿入中陪、而陰陽寮占申云、非恠、
承平2.2.2/〈庚寅、〉中宮御修法、五人阿闍梨給度者各一人、
承平2.2.11/十一日、今日上左金吾、自不参入列見、
承平2.2.14/十四日、藤原清平源興国嶋田公予多治命名可令候蔵人所之由、付中明令奏、彼勘文月付、是前御時蔵人所人々也、源脩平忠孝藤原為忠等合七人、是上日千日以上者也、
承平2.2.15/十五日、卿家定一分事、依重服省頗無便也、
承平2.2.16/十六日、一分召、
承平2.2.17/十七日、召蔵人俊連、仰陪膳闕怠之人可勘之由、
承平2.2.21/廿一日、有官奏、
承平2.2.23/廿三日、中宮小親王初読経注孝経、以維時朝臣為博士、公卿文人等有饗禄、
承平2.2.24/廿四日、召行貞、仰遂古試事、
承平2.2.25/廿五日、季御読経始、依病不参入、
承平2.2.26/廿六日、令大納言行直物事、
承平2.2.27/廿七日、左中弁候奏、依病不見、
承平2.2.29/廿九日、有乗牛車聴従上東門出入宣旨、奉為大内令諷誦廿一寺、依彼此夢想不吉也、
承平2.3.1/一日、〈癸未、〉以空晴為維摩講師宣旨、仰久永、
承平2.3.5/五日、有官奏、〈左中弁、〉
承平2.3.7/七日、従丑時許、女四宮焼亡、
承平2.3.13/十三日、有内印、留文三枚、
承平2.3.14/十四日、雉神鳴壺、
承平2.3.16/十六日、有内印官奏等、〈右中弁、〉左大中弁等来、定斎院入便処、伊勢宮内、賀茂京職、
承平2.3.20/廿日、天台山修七ヶ度逆修、誦経一日、同時七寺、
承平2.3.21/廿一日、入夜参入大内、宿侍、丑時中宮煩給、依有先日車宣旨、令奏慶賀、
承平2.3.22/廿二日、有直物、又改給位記二枚、
承平2.3.23/廿三日、有官奏内印等、
承平2.3.26/廿六日、有内印、
承平2.3.27/廿七日、中宮極楽寺御態、
承平2.4.8/八日、〈庚申、〉勘去年所仰止大嘗宣旨可果始行事、仰左中弁、
承平2.4.9/九日、奏擬階奏、又定賑給使奉幣諸社使等、為病事也、条大納言行之、
承平2.4.11/十一日、有内印、〈左金、〉有官奏、〈在衡也、〉左大弁来云、中宮御加封奉官符、可給民部省事、又可勘前例、
承平2.4.12/十二日、賑給使廻京中給、
承平2.4.13/十三日、奉幣諸社使立、為攘病事也、
承平2.4.14/十四日、月蝕、
承平2.4.17/十七日、有内印官奏等、
承平2.4.19/十九日、右中弁候奏、而有所煩不見、
承平2.4.21/廿一日、向河原奉幣如常、還則参入内裏、召使馬従者御覧、依遅参入、不能次第、
承平2.4.26/廿六日、有直物、定為攘疫気、令諸寺読経、于来月四日可始、十四日、
承平2.4.28/廿八日、有奏、左大弁来、令見諸寺読経宣旨、其次仰追捕海賊使可定行事、
承平2.5.1/一日、〈壬午、〉日蝕、雨、
承平2.5.2/二日、有内印、有官奏、
承平2.5.13/十三日、有官奏、
承平2.5.17/十七日、有官奏、
承平2.5.18/十八日、定蔵人所雑色五人、
承平2.5.19/十九日、有官奏内印、
承平2.5.23/廿三日、内御読経、従今日三ヶ日在諸社、有官奏、
承平2.6.8/八日、〈己未、〉公忠朝臣来、令見讃岐介淑茂臨時交易絹舂米異期進納過状、仰云、仰官与傍国司過状取集、可令法家勘申所当罪者、
承平2.6.10/十日、斎宮御禊、入宮中、
承平2.6.11/十一日、公忠朝臣来云、検前例、諸神神宝宇佐神宝、同日奉遣者、依例可行、又初斎院御調度什作物可令作、是先例也者、依請、
承平2.6.14/十四日、有官奏、
承平2.6.16/十六日、祈雨幣使立、
承平2.6.20/廿日、中宮遷給飛香舎、有御修法、
承平2.6.23/廿三日、参入職曹、両大納言参議等来、略議闕国受領、依可勘文功過、今日不行、
承平2.6.27/廿七日、中宮御膳供進飛香舎、親王達膳各弁備、純物給六陣、宮庁破子給所々、卅荷也、酒在其■、此物不及下女云々、
承平2.7.3/三日、〈癸未、〉於職曹司、定闕受領、但清書左近陣行之、
承平2.7.8/八日、有官奏、
承平2.7.11/十一日、去五月内御修法之師給度者由仰遣、
承平2.7.15/十五日、有官奏、往東家見、
承平2.7.16/十六日、内裏属星祭、惟香奉仕、拝第二星間皇降来者、
承平2.7.22/廿二日、有官奏内印、免左中将清鑑朝臣依病不上、
承平2.7.23/廿三日、祈年穀御幣使立、
承平2.7.25/廿五日、得業生経臣可令試事、仰大納言、読奏事大納言行、於職曹司見、了即参入、右丞相使右金吾息子等名簿、内取、
承平2.7.28/廿八日、御南殿、御覧相撲召合、御出之時午二点也、十四番取間暮、三番不取、但初五番取間、主上還御、予留定左右論、今日右大将候御簾所、予候簾中、以左衛門督令奏左奏、此度可有音楽、而依右大臣病重、昨日令停、
承平2.7.29/廿九日、御覧如例、還殿後召親王公卿於殿上、賜禄、
承平2.8.3/三日、〈壬子、〉有官奏、
承平2.8.4/四日、有官奏、酉刻右大臣薨、
承平2.8.8/八日、釈奠、外記公望申云、右大弁一人参、不能行事云々、仰云、貞観十三年八月釈奠、依去月廿八日勝子内親王薨、停止講説宴飲、依彼例可停、今日事、是日記文也、不得具記、
承平2.8.10/十日、右大臣薨、大納言来、令見読奏勘文、便示明日可行右大臣贈位事状了、
承平2.8.11/十一日、蔵人佐衡来云、觸死穢人入交内裏、
承平2.8.13/十三日、有官奏、
承平2.8.14/十四日、中宮大夫云、去十一日被差故右大臣贈位使、仍欲向彼墓所間、副使国淵朝臣遅来入夜、又言問孝子所在、師来本家、授宣命位記等、是北辺大臣例也云々、
承平2.8.18/十八日、季御読経始、故丞相觸穢人入来厩、
承平2.8.23/廿三日、有官奏、
承平2.8.24/廿四日、可令式部丞在躬問秀才経臣、仰外記公鑑、
承平2.8.28/廿八日、除目議始、右大将以下着議所行之、予心神悩苦不出、今夜遷飛香舎、
承平2.8.29/廿九日、従今日桂芳坊議、右大将大納言中宮大夫宰相在此、自余納言参議在議所、
承平2.8.30/卅日、除目、寅時奏清書、
承平2.9.1/一日、〈庚辰、〉左大弁来賀令問事、入夜参内、宿、
承平2.9.2/二日、有奏、
承平2.9.4/四日、参向職曹司、定御禊女官数等、
承平2.9.7/七日、小野御馬牽、
承平2.9.10/十日、招左大弁、令諸卿定明日例幣、不択吉日穢外日早奉遣会祭日、与択吉日祭後発遣如何者、令定申来廿日、使外記久永宿祢遣之、
承平2.9.11/十一日、延伊勢幣由、行大祓、有内印、
承平2.9.12/十二日、亥一尅勅計、
承平2.9.13/十三日、貞崇於律師、并日覚怜義海泰舜為十禅師、
承平2.9.14/十四日、郡司召、上野御馬牽、
承平2.9.15/十五日、立野来、
承平2.9.17/十七日、於職曹司、、定奉神宝使、従内賜左右馬、今年駿足各八疋令撰取、仍給穂坂四鹿毛、御使師輔、左右近衛等牽之、院仲宣清景馬寮官人等候、御使被物、
承平2.9.20/廿日、伊勢例幣立、貞真親王薨、
承平2.9.21/廿一日、可令勘御禊日時出門並方、発鼓声時等事、又可勘十一月朔当卯日年、行新嘗会例事、仰久永、
承平2.9.22/廿二日、有犬死事、即位之後、神社神宝今日奉遣、従八省出云々、
承平2.9.23/廿三日、五条有産事、秩父御馬来、左金吾候陣、而依不進解文退出、上各申障不参、不能取馬、
承平2.9.25/廿五日、賀茂斎院御禊、入左近衛府少将曹司、井本也、左大将令取秩父馬、
承平2.9.26/廿六日、職曹司定御禊装束司等、申剋烏喫抜時杭、
承平2.9.27/廿七日、右兵衛督進敏通挙状、
承平2.9.28/廿八日、烏咋抜時杭、伊勢斎宮御禊、入野宮、
承平2.9.29/廿九日、維時朝臣来、以文夏可挙秀才、
承平2.10.2/二日、〈庚戌、〉官奏、
承平2.10.4/四日、有官奏、
承平2.10.6/六日、左中弁来略定、依大嘗会事奉諸神幣帛、可在来月上旬、
承平2.10.7/七日、十二親王令見牧駒、留一疋、式部卿宮給四疋、留二疋、
承平2.10.11/十一日、式部卿宮重給一夜返奉馬二疋、依其消息了寧、賜留、
承平2.10.22/廿二日、左衛門右兵衛督等来、仰大臣代事、
承平2.10.25/廿五日、行幸東二条末、河頭御禊、其儀如例、但中宮同輿、
承平2.11.1/一日、〈己卯、〉有内印、依大嘗会事、可奉幣伊勢并諸神使立、
承平2.11.2/二日、羅城祭可行去月廿三日、而所司称用途不足不行、仍今日行、去八月除目停任二合等文給有声朝臣、
承平2.11.4/四日、以惟扶朝臣為装束司、以平時常藤原有茂、為蔵人所雑色、
承平2.11.10/十日、入夜参入、宿桂芳坊、
承平2.11.11/十一日、招両大納言、議叙位事、自余上来陪在議所、
承平2.11.13/十三日、戌時幸廻立殿、丑尅幸悠紀殿、寅剋幸主基殿、是行事所緩怠之甚也、同剋幸清暑堂、中宮同輿、
承平2.11.14/十四日、時幸豊楽殿、依主基方公卿饗極緩怠所致也、
承平2.11.15/十五日、依神宴不能精食、未時御殿、其儀如昨、但須先奏和舞田舞後、奏両国風俗、而先奏失也、還御清暑堂後、召親王公卿、公卿聊有管絃興、賜禄、
承平2.11.16/十六日、未時幸豊楽殿、其儀如例、但式部叙一人後、主殿寮秉燭、依殿装束懈怠所致也、寅時還本宮、
承平2.11.21/廿一日、女叙位、
承平2.11.25/廿五日、有官奏、法性寺講始、
承平2.11.26/廿六日、任近江守、定殿上人、退出之後、着蔵人中明、被給位記、仍被物白大褂一重、
承平2.11.27/廿七日、奏慶賀、参陽成院、馬二疋禄等、
承平2.11.28/廿八日、在衡候官奏、不見、
承平2.12.1/一日、〈戊申、〉日暮、在衡朝臣将来官奏、仍不見、
承平2.12.2/二日、桂芳坊有官奏、
承平2.12.7/七日、有官奏、
承平2.12.8/八日、参向後山階山陵宇治御墓、為有慶也、
承平2.12.10/十日、有内印、左大弁来、定今日可被行悠紀主基国郡司禄事、即仰、
承平2.12.12/十二日、勘左近舎人等豊楽院濫悪事、賜上卿、
承平2.12.14/十四日、賀茂臨時祭、於弘徽殿使等出立、
承平2.12.16/十六日、有官奏、大嘗会禄綿事、備前申海賊事等、仰左大弁、
承平2.12.17/十七日、有官奏内印、
承平2.12.19/十九日、内御仏名始、減御服物詔書出、
承平2.12.25/廿五日、荷前、山階山陵使右衛門督称病、粟田帰去者、
承平2.12.27/廿七日、有官奏、
承平2.12.28/廿八日、有内印、暦博士弘範位記改給、今日渡職曹司行此事、
承平8.1.1/一日、上御南殿、其儀如例、
承平8.1.4/四日、大饗、
承平8.1.5/五日、右大臣殿大饗、左大臣殿不有此事、
承平8.1.6/六日、於御前議叙位、右大臣執筆、
承平8.1.7/七日、御南殿、未就御帳之前、兼忠有相加階、縁左右大臣申也、兼忠中宮御給之代、有相任国功課、
承平8.1.14/十四日、内論義、秉燭之後、□賜布施、住吉未有如此緩怠、
承平8.1.16/十六日、御南殿、不巻玉簾、
承平8.1.17/十七日、巳剋幸建礼門、観射、
承平8.1.18/十八日、賭射如例、
承平8.1.22/廿二日、右近将曹山春樹候陣欲頓滅、仍載蔀持去、即死者、
承平8.1.23/廿三日、内宴、
承平8.1.26/廿六日、癸酉、内修法始、義海律師、伴僧十四口、縁有物恠也、
承平8.1.28/廿八日、外記政始、
承平8.2.10/十日、官庁有政、□□考選目録、式部省依無丞不申、中務兵部省等欲申、而外記追留中務、未知其由、惟直所行者、
承平8.2.15/十五日、右大臣定御読経僧、
承平8.2.21/廿一日、定御読経闕僧、仰朝綱朝臣、
承平8.2.22/廿二日、己亥、辞摂政表、使師尹奉、季御読経始、
承平8.2.24/廿四日、賜勅答、使師氏、
承平8.2.25/廿五日、平中納言薨、
承平8.2.26/廿六日、故平中納言家借□布二百端宣旨、仰清方朝臣、存生時申文也、
承平8.3.5/五日、蔵人信明将来左大臣辞大臣大将表、令勘旧例、可被行之状奏之、
承平8.3.6/六日、返給左大臣表、
承平8.3.10/十日、可勘申左右囚人未断□之□□、仰左金吾、
承平8.3.11/十一日、戊午、内御修法於山上令行、縁天変也、座主為阿闍梨、伴僧廿口、熾盛光法也、
承平8.3.12/十二日、鵄入上御厨子、
承平8.3.14/十四日、元方、有声、在衡、朝綱、在昌、在躬朝臣等来云、年来儒後故人隔年挙任官、今須依格挙儒後、若有無止人者挙故人、又隔年□挙事、無宣旨、先儒定事、答云、先帝御時有被定仰何、報云、右大臣為蔵人頭時、有此仰由、彼大臣有被申云々、博士所申、似先後不同、今須又々可定、
承平8.3.22/廿二日、除目議始、宿所定行、
承平8.3.26/廿六日、子剋議了、左大臣奏大間書退出、左金吾就官、
承平8.3.28/廿八日、試経所勾当律師以下十僧申度者、各一人可給事、仰左中弁、
承平8.4.1/一日、不御南殿、内侍不候也、
承平8.4.11/十一日、仰停節由、左大弁来云々、便仰可給祈年穀兼攘災官符事、
承平8.4.12/十二日、往後院令競馬、乗馬人賜禄有差、
承平8.4.13/十三日、参入、欲行擬階奏事、而式部輔不参、皆在如意寺故平中納言態者、公卿徒然退出、
承平8.4.14/十四日、外記公忠申云、大納言令申云、昨闕公事式部省可被勘責之由、候気色者、即仰可早勘状、
承平8.4.15/十五日、戌刻地大震、其□終夜有声振動、参入大内、
承平8.4.16/十六日、今日震動不休、昨夜内膳司屋臥、死者四人、宮城四面垣多臥、京中人宅垣悉頽、自余損害多数、不能具記、
承平8.4.17/十七日、地震不止、建礼門前有大祓事、依停賀茂祭也、又有地震事内膳人死事、
承平8.4.18/十八日、地震不止、大内御誦経廿一寺、為御息災也、警固召仰、
承平8.4.19/十九日、地震不止、
承平8.4.20/廿日、地震不止、内膳炊御飯釜破、仍令占申、不吉、令神祇少副頼基重祈申、
承平8.4.21/廿一日、地震不止、大納言、左大弁来、略定御読経請僧、即参入大内、清書可奏、
承平8.4.22/廿二日、聊地震、
承平8.4.23/廿三日、庚子、聊振、内御修法於台山令行、座主為阿闍梨、伴僧廿人、
承平8.4.23/廿三日、振動如昨、
承平8.4.24/廿四日、左右獄所囚人□犯者卅人殊可免状、仰検非違使別当、縁地震也、
承平8.4.25/廿五日、式部省進過状、縁擬階奏日輔不候也、
承平8.4.26/廿六日、癸卯、臨時御読経始、百僧也、為攘地震不祥也、地震、
承平8.4.28/廿八日、有震動音、
承平8.4.29/廿九日、暁地震、昼有□音、度々不止、御読経竟、賜度者、
承平8.5.1/一日、御修法法師等可賜度者事、令相職朝臣奏、
承平8.5.2/二日、昨夜丑時依煩給参入大内、宿桂芳坊、召賀茂上下社祢宜、仰可祈申事、依穢不能奉遣使者也、
承平8.5.3/三日、定殿上人蔵人、尊意、義海両壇行御修法、常寧殿麗景殿、晩頭退出、今日右丞相重煩云々、
承平8.5.5/五日、右大臣薨、
承平8.5.6/六日、大地震後、聊振鳴子今不止、
承平8.5.7/七日、地震、朝綱維時朝臣等将来年号字詔書草、
承平8.5.8/八日、地震、
承平8.5.9/九日、可奏故右大臣薨由並行贈位事、而納言以上皆有仮障不参、故不能行之、
承平8.5.10/十日、御修法延二箇日、地震、
承平8.5.11/十一日、左丞相入坐、有改元詔書等事、
承平8.5.12/十二日、山座主来、示御願堂僧供七人料可給美濃国事、
承平8.5.13/十三日、参職、定仁王会請僧、
承平8.5.15/十五日、今日欲行故右大臣贈位事、而依公卿皆有仮障不行、
承平8.5.16/十六日、左大弁来□、可行賑給事者、仰可早申行状、
承平8.5.19/十九日、乙丑、故右大臣薨由奏、並有贈位事、使左大弁示也、左衛門督行事、
承平8.5.21/廿一日、大地震後、時々振鳴不休于今、
承平8.5.22/廿二日、戊辰、地震、左大臣入坐、定恩赦事、即参大内、奏行改元詔書、朝綱維時共定申天慶也、
天慶1.5.23/廿三日、己巳、地震、左大弁来、令見法潤申文、即仰依会赦可免事、又武蔵国□橘近保等犯過解文、即仰依国解可追捕官符賜当国隣国事、
天慶1.5.24/廿四日、地震、
天慶1.5.25/廿五日、辛未、仁王会、地震数々、
天慶1.5.26/廿六日、夜地震、
天慶1.5.27/廿七日、地大震、
天慶1.5.28/廿八日、甲戌、依天平例、可令十五大寺延暦寺並有供寺々、三ヶ日間転読最勝王経、為止地震也、又定賑給詔書覆奏事等、左金行、
天慶1.5.29/廿九日、地震、
天慶1.6.2/二日、丁丑、最勝王経自今日始行、
天慶1.6.3/三日、地麁振、
天慶1.6.5/五日、今日奏擬階奏、
天慶1.6.10/十日、地震、
天慶1.6.11/十一日、地震、延二祭由大祓行之、依觸穢也、
天慶1.6.12/十二日、外記公忠申、神祇申云、過月次祭、従十五日御体御卜始行、依請、
天慶1.6.13/十三日、呼朝綱朝臣令案臨時宣命、因無内記也、令左金吾定諸社幣使、
天慶1.6.14/同十四日、月次神今食、上御中院、当代今夜初御、付月次祭使、有臨時幣、但差副王大夫、又外宮祢宜叙位、
天慶1.6.15/十五日、大納言言上致仕表、
天慶1.6.16/十六日、地震、以前日々不止、諸社使立、地震事祈申也、賀茂上社祢宜在樹叙位、労五年、雖未及此社祢宜叙位年限、准下社祢宜或三年或六年叙例、殊叙也、加之日来天下不静、云々多端、仍為致神感有此事、
天慶1.6.19/十九日、風大吹、従暮雨快降、
天慶1.6.20/廿日、鴨河水入京中、多損人屋舎雑物、西堀河以西如海、不能往還、是左右看督使等所申也、
天慶1.6.22/廿二日、五畿七道高名神五十四社可奉各度者一人之状、貞崇律師祈申、有告文、
天慶1.6.23/廿三日、相撲人可停事、仰左大臣、
天慶1.6.24/廿四日、御体御卜奏、御修法事、御殿遷事等、仰相職朝臣、
天慶1.6.25/廿五日、左大弁来云、施米事明日可行、而米乏不足彼数、但以所在之米行、其遺随来可加給者、
天慶1.6.26/廿六日、大納言重上致仕表、
天慶1.6.28/廿八日、癸卯、内御修法始、山座主於山御願堂行、覚慧禁中修、十五人、
天慶1.6.29/廿九日、昨今小地震、大納言致仕表可被許之状、令相職朝臣奏、
天慶1.6.30/卅日、地震、相職云、昨日使右近少将義方許致仕由、仰大納言、
天慶1.7.1/一日、内御読経七ヶ寺修之、又百寺令撃金鼓、縁夢想不吉也、
天慶1.7.3/三日、夜半地震、地振度々、左大弁来云、可令読仁王経一万部事也、其次仰申一上文依故右大臣例可申民部卿事、
天慶1.7.5/五日、斎宮司等且任之、頭未補、寛平例、後除目任之、依彼跡今日不任、
天慶1.7.6/六日、左右検非違使佐来申云、無別当不行使政之状、不補別当之間、依例佐以下可行、
天慶1.7.8/八日、癸丑、十五大寺延暦寺並京辺諸社諸寺令読仁王経、為御息災、合止地震也、
天慶1.7.10/十日、致仕大納言薨、
天慶1.7.11/十一日、聊地震、又度振、
天慶1.7.12/十二日、地震、
天慶1.7.13/十三日、地震、内侍所遷後涼殿、貴所等同遷、
天慶1.7.14/十四日、夜地震、
天慶1.7.21/廿一日、戸部来、使仰御読経事可定之状、但先問料物有無可行者也、
天慶1.7.23/廿三日、位記召給、
天慶1.7.24/廿四日、式部卿御消息云、来月五日以後可有一分召、大輔仮可満期也云々、
天慶1.8.2/二日、左大臣申給度者十三人、可奏給事報了、
天慶1.8.6/六日、亥刻大地震、内釜屋顛倒、
天慶1.8.7/七日、鷺集大極殿上、令民部卿定季御読経請僧、又仰同卿可出斎宮車之状、
天慶1.8.8/八日、故右大臣所得唐物砂金只今無彼家、借申蔵人所、仍借給二百両金、若不早補、可抑有相真忠等位禄也、仰相職朝臣、
天慶1.8.9/九日、地震数度、御立願事仰座主、五畿七道各造写観音一体大般若一部、是為三界諸天六道衆生也、依此善根、国主増長宝寿、御願決定可成■之状、国内神祇同在此中、
天慶1.8.11/十一日、乙酉、季御読経始、又遣召山僧、十三社、始自今日七ヶ日、令祈祷、縁頻有恠異也、
天慶1.8.13/十三日、辞摂政表、使師尹上、
天慶1.8.14/十四日、中使義方朝臣賜勅答、被物如例、
天慶1.8.16/十六日、地震、吏部王令告一分召可行十九日由、而依物忌不能下宣旨状答了、
天慶1.8.17/十七日、官考定今日行之、
天慶1.8.18/十八日、聊地震、
天慶1.8.19/十九日、内御修法始、山座主為阿闍梨、伴僧廿人、
天慶1.8.24/廿四日、地震、鷺集豊楽院、
天慶1.8.25/廿五日、宣旨給相弁、山階十聴衆文在此中、
天慶1.8.27/廿七日、僧綱召、右大将行事、左大弁為勅使、戌時遷御綾綺殿、中宮同御、中納言昇殿、
天慶1.8.28/廿八日、地震、招大納言仰以尊意仁教可行法務事、諸寺別当云々、
天慶1.8.29/廿九日、地震、
天慶1.9.3/三日、斎宮頭忠幹位記今夜不賜、
天慶1.9.5/五日、地震、
天慶1.9.7/七日、一分宣旨給元方朝臣、
天慶1.9.8/八日、一分召、卿親王申病由、不参省、
天慶1.9.10/十日、鷺集会昌門、
天慶1.9.11/十一日、地震、伊勢幣依穢延、
天慶1.9.12/十二日、民部卿来、定斎宮下向雑事、右大弁来云、宮城西面垣可令畿内国々築事云々、示諸卿可定奏、
天慶1.9.14/十四日、地震、
天慶1.9.15/十五日、地震、斎王出従八省之後、微雨、参八省、出無伊勢斎王、依御物忌、皇帝不幸、仍以黄楊木小櫛、愚加斎王額、是准拠元慶代九月例幣帝王勅詞先大閤仰中臣之例、所加也、自余事外史記之、
天慶1.9.19/十九日、参職、見読奏、又定諸司別当等、
天慶1.9.22/廿二日、振動数々也、
天慶1.9.24/廿四日、振動、御修法山上行之、座主為阿闍梨、廿一口僧、
天慶1.9.25/廿五日、右大弁来云、令五畿内近江丹波等国築宮城垣事、大納言等是之者、仰可作官符之事、
天慶1.9.28/廿八日、任郡司事、右大将為上、
天慶1.10.7/七日、有奏、不堪佃文等也、右衛門督来、称五節不堪由不調、
天慶1.10.8/八日、宇佐使好古朝臣来、給白褂一重、参職、令案宇佐宣命、又彼宮大宮司叙位事、令大納言行、
天慶1.10.9/九日、五節事申中宮、
天慶1.10.10/十日、五節仰右大将、
天慶1.10.13/十三日、惣持院塔破損実検使申事、又入院僧等申解文、給史維則、
天慶1.10.17/十七日、民部卿略定防河使令見定、使随時判官立身主典良邦、
天慶1.10.19/十九日、陰陽寮申暦博士二人異論事、可依茂経本、民部卿行之、
天慶1.10.21/廿一日、甲午、法性寺灌頂、極楽寺供菊事、依西廊未起無音楽、
天慶1.10.22/廿二日、地振二度、内御修法山御願堂行之、座主為阿闍梨、伴僧十四口、
天慶1.10.23/廿三日、宣旨十一枚給相弁、但神分度者名簿五十三枚為一枚、
天慶1.10.24/廿四日、丁酉、法性寺法花会始、賀茂御祈神宝依穢延行由、命頼基取申、
天慶1.10.25/廿五日、地震、
天慶1.10.26/廿六日、地震、
天慶1.10.28/廿八日、地震、
天慶1.10.29/廿九日、地震、
天慶1.11.3/五日、丙午、蔵人所始読礼記、博士良廉、中宮遷御北殿、侍臣度々、賀茂社有御幣、使公忠朝臣也、戸部云、幣使不受宣命文参向、仍差小舎人召返給之、
天慶1.11.4/四日、地震、
天慶1.11.5/五日、地震、春日平野祭、女四親王薨、
天慶1.11.6/六日、地震、
天慶1.11.9/九日、在衡朝臣来云、春日祭宿院饗、此度不儲云々、
天慶1.11.11/十一日、甲寅、地震、民部卿来、便仰衆望朝臣進過状、所当罪可令勘事、又忠舒過限不向任国、会赦不事、
天慶1.11.14/十四日、在女官除目請印、
天慶1.11.15/十五日、民部卿持来衆望忠舒等事法家勘文、即仰忠舒赴任可許事、衆望事未決、大納言来令見法家勘申伊勢国司罪状、便仰可令進四等官署之状、又且罷下宜勤行斎宮雑事々、仰宜衆望朝臣、
天慶1.11.20/廿日、尚侍参北陣外、令奏慶賀、使掌侍平子、令賜綾細長御衣一重、納蒔絵筥、有嚢、又唐綾十疋、以羅嚢付五葉二枚、尚侍女装束一襲送使掌侍、中宮給薫香調度、〈不具記、〉
天慶1.11.24/廿四日、丁卯、此夜参入、候大斎幄、
天慶1.11.25/廿五日、戊辰、依御物忌不御南殿、又不巻玉簾、
天慶1.11.28/廿八日、地震、
天慶1.11.30/卅日、癸酉、従昼微雨、使渡後快下、依有親王見物御輿、同車出見、入夜之後使者発行、未有如此之時、是縁滋典侍調舞人装束遅奉也、
天慶1.12.1/一日、満卅五日、今夜宿南厩、為避忌也、
天慶1.12.2/二日、有奏、損田文等也、
天慶1.12.3/三日、右中弁申云、左大臣命云、為可大饗可請一節禄綿者、報云、早可有事也、
天慶1.12.8/八日、従陽成院召安能仰遣云、忠舒多預院事、而明日可赴任所、殊可改任他官留之者、其無使之由報答、
天慶1.12.11/十一日、今日神態、依犬死穢止、但延日可行、
天慶1.12.13/十三日、除目議、於桂芳坊始行、
天慶1.12.14/十四日、丑剋議了、
天慶1.12.15/十五日、地震、除目清書今日辰時奏、参議皆罷出、右大弁一人書云々、
天慶1.12.16/十六日、月次祭神今食、於神祇官行之、
天慶1.12.17/十七日、十七日、左兵衛督卒、尚侍饗禄、
天慶1.12.18/十八日、中使信明来云、去十日夜殿上侍臣之中、五位以上一人不候事可勘者、当番無故障不参入惟扶好古等可勘責之状奏聞、
天慶1.12.21/廿一日、甲午、公家御修法相分内裏台山奉仕、座主為山阿闍梨、明達為内阿闍梨、各十五僧、
天慶1.12.22/廿二日、尚侍位記使師氏賜之、女装一襲、
天慶1.12.23/廿三日、尚侍叙位慶賀、右大将率氏大夫等令奏、予有所労不能参入、
天慶1.12.24/廿四日、丁酉、公私荷前、上不出御、
天慶1.12.29/廿九日、阿闍梨位申文四枚、平想、弘連、満高、鎮朝等也、
天慶2/大饗、〈不出簾外、〉七日節会、射礼、射遺、園韓神祭、無上卿可行事、将門事、不録、覧円堂会無童、賀茂祭、斎王依雨不渡河、出羽賊乱、神今食、依方忌不幸、繁時叙位事、祈雨事重可被行、於法性寺行法事、御書始、新嘗会、依納言以上不参無行幸、臨時祭、宣命参議奏事、陰陽寮依准三宮進新暦事、従内給誦経巻数度者等、
天慶3/穢間伊勢使立、奉幣諸社、依御斎会間不奉伊勢、兵部手結、公卿不参、賭射停止事、奉幣伊勢、参議為使、中宮親王元服、天台座主贈位、四月旬、依厨家不饗於侍従所取見見参、
天慶2.1.1/一日、上御南殿、諸司緩怠、左近称無当色、遅開門、陰陽官人遅参、中務輔乍□不参進、依如此之事刀祢遅引、
天慶2.1.2/二日、春日社鳴如撃鼓、又有鳴鏑声、
天慶2.1.4/四日、家大饗、自旧年心神乖適、不出簾外、録事召仰事、大納言行之、
天慶2.1.6/六日、叙位議、於桂芳坊行之、
天慶2.1.7/七日、依御物忌不御南殿、不巻玉簾、青馬渡南殿前之後必渡御前者也、而不渡分配所々、適以所遣七疋、随仰引渡、但左右助不候、依此可勘責之由仰大納言、
天慶2.1.8/八日、有女叙位、又男二人、大納言執筆、
天慶2.1.11/十一日、地震、
天慶2.1.16/十六日、節会如例、但大臣大納言各依病不参、右大将行内弁事、外弁無納言、次侍従九人書出、令大将奏之、
天慶2.1.17/十七日、右大将着大庭幄座、有召参入、承不出御之仰者、失也、
天慶2.1.18/十八日、刑部卿不蒙仰旨直到南庭、令射、□遺、奇異事也、賭射、右近右兵衛勝、
天慶2.1.20/廿日、呼朝忠朝臣、昨日鷹二奉入大内、賜禄帰来、
天慶2.1.22/廿二日、甲子、外記政始、有官奏、右中弁、
天慶2.1.24/廿四日、丙寅、内御修法、義海律師始行、廿一人、
天慶2.1.26/廿六日、修理大夫忠文朝臣将来於興福寺為予所修巻数等、祈算之意也、
天慶2.1.28/廿八日、除目議始、桂芳坊、
天慶2.1.30/卅日、虹立官正庁内、
天慶2.2.1/一日、除目議、丑四剋了、御修法僧等賜度者、縁義海律師申請也、加之今年可慎也、
天慶2.2.2/二日、家法、阿闍梨延昌施度者一人之由、面告、
天慶2.2.3/三日、天見長星、常住寺別当師将来祈算巻数、施与□大衣一領□□、
天慶2.2.4/四日、仁王会事、来十日可定行事、可進諸国米事、大納言来、便仰、
天慶2.2.5/五日、夜地震二度、
天慶2.2.5/五日、宣旨給相弁、敏通奉試事在此事、
天慶2.2.8/八日、夜度々鳴動、
天慶2.2.10/□日、大納言定仁王会事、
天慶2.2.12/二日、大納言来、便示明日可直物事、仁王会検校呪願文事、可催宮垣事、可問召将門使事、
天慶2.2.13/十三日、有直物事、又藤原惟修叙位、勤仕秩父御牧別当之上助国用也、
天慶2.2.15/十五日、高麗牒付朝綱、
天慶2.2.17/十七日、己丑、入夜外記貞用申云、今日祭、参議以上皆悉有障不参云々、依大原野祭無上行例、可行之状仰了、
天慶2.2.18/十八日、外記貞用申云、昨夜罷治部卿家告事由、卿参入行祭事、丑剋畢退出云々、是貞用以意招取老公也、何随仰旨乎、已申老卿有病不堪之由、非有消息、何任意呼出乎、
天慶2.2.21/廿一日、民部卿奉仰、欲行給年官事、而依内記等不候、催朝綱朝臣、明朝可作進勅書之状云□、
天慶2.2.22/廿二日、甲午、臨時仁王会、地震為攘三合災也、
天慶2.2.28/廿八日、年官勅書出、
天慶2.3.3/三日、源経基告言武蔵事、使左衛門督返賜昨表、被物如例、
天慶2.3.4/四日、令祭主祈申坂東兵事、神社数在祈文、六衛府官人舎人等、不別当直他直可候之状、令右大将仰、
天慶2.3.6/六日、有震動、以前日々又如此、
天慶2.3.9/九日、祈祷十一社、又台山二壇法始、座主義海等為阿闍梨、是縁経基告言也、夜参入、宿飛香舎、尚侍同宿、
天慶2.3.10/十日、尚侍女官饗、掌侍以下蔵人以上在飛香、自余在縫殿高殿、
天慶2.3.11/十一日、地震、
天慶2.3.13/十三日、地震、
天慶2.3.14/十四日、従内賜左大臣辞二官表、見即返奉、
天慶2.3.15/十五日、季御読経、一分宣旨給元方朝臣、
天慶2.3.16/十六日、一分召、今年無卿家内議、
天慶2.3.17/十七日、左大弁来、諸国臨時舂米事云々、召済江問築垣国々事、
天慶2.3.20/廿日、仁教律師写経誦経等令修願文将来、仍勧茶、施禄、白褂一重、
天慶2.3.22/廿二日、召惟香武兼、問可□□兵乱事、武兼申文一式祭尤可宜者、仰可奉仕状了、
天慶2.3.27/廿七日、仁和寺円堂会、
天慶2.3.29/廿九日、講日本紀事、雖公卿不参、令仰可読事、
天慶2.4.1/一日、上不御南殿、
天慶2.4.2/二日、定禊前駈、右大将、仁和寺円堂会舞童令舞御覧、式部卿親王依召参候、親王公卿楽人等賜禄有差、
天慶2.4.7/七日、奏成選目録、〈大将、〉
天慶2.4.11/十一日、定五月節有無事、以出羽介保利朝臣為城司宣旨、仰相職朝臣、
天慶2.4.14/十四日、賀茂祭、終日雨下、斎王参向、河水之反出、渡人有煩云々、即右中弁入夜馳来云、斎王並諸司使更不能渡河、皆留辺、明朝待得使使将来可遂給、但諸司使乗舟、今夜内可参向奉幣、
天慶2.4.15/十五日、早旦使内舎人在舒奉聞斎王、夜来行事公忠朝臣伝示斎王御報旨、又云、昨夜将来、為告仰旨令求使等、不知其所在、今朝各出来、参社頭了、
天慶2.4.16/十六日、一和師将来祈算巻数、請前施禄、去五六日番人可勘之事仰義方、庶明、敦忠、在衡、公忠、兼忠等也、
天慶2.4.17/十七日、出羽国馳駅言上凶賊乱逆与秋田城軍合戦事等、左衛門督入夜参入、夜国解文令外記送家、
天慶2.4.18/十八日、参職、令候陣、公卿定出解文事、
天慶2.4.20/廿日、読奏、
天慶2.4.23/廿三日、甲午、内御修法、於山上座主奉仕、廿一僧、
天慶2.4.25/廿五日、貞救師於長谷寺所修巻数将来、依有祈算之志、施禄、
天慶2.4.26/廿六日、東大寺別当明珍祈算巻数将来、施禄、辞摂政年官等之表、使師氏朝臣奉之、勘事殿上人等令官、出羽城介保利朝臣申云、随仰可罷向者、召前仰可早赴之状、兼賜酒禄馬等、
天慶2.4.28/廿八日、中使師氏朝臣来賜勅書、依例被物、
天慶2.4.29/廿九日、令六衛府左右馬料等捜索京中盗、
天慶2.4.30/卅日、夜半地震、
天慶2.5.5/五日、民部卿来、便示下官符、可責坂東諸国部内不粛清事、祈祷諸社、読経諸寺等事、可定行状、
天慶2.5.6/六日、出羽国馳駅使来、其解文云、賊徒到来秋田郡、開官舎、掠取官稲、焼亡百姓財物、又率異類可来云々、
天慶2.5.7/七日、北辺院有競馬事、
天慶2.5.10/十日、地震、
天慶2.5.16/十六日、太一式於八省院修、武兼、
天慶2.5.15/十五日、奉幣諸社使立、祈軍賊事也、参職、令任武蔵守等、〈十五日、〉
天慶2.5.20/廿日、位記召給、
天慶2.5.23/廿三日、定賑給使、左金、
天慶2.5.27/廿七日、早旦地震、夜又地震、
天慶2.5.28/廿八日、当年維摩講師可請済源事、使公忠宿祢、示及左閤、
天慶2.6.1/一日、諸社諸寺読経、又法琳寺大元法等始行、
天慶2.6.5/五日、官朝庁不着事、勘責朝相両少弁、各申云、候日前後日可着事相定了云々、仰云、何定其日可着乎、猶可念日々着、但人非木石、何無不着之日、
天慶2.6.7/七日、呼兼忠朝臣、告示左閤、今日可定問密告使事、又可随例不状、参職曹司、令候陣、公卿定問密告使、晩頭民部卿将来諸卿略定使等夾名、仍公卿尽出内裏、
天慶2.6.8/八日、御書竟宴、有所労不参、
天慶2.6.9/九日、大納言来令見可禁告人忠明勘文、即示可令禁経基左衛門府事、諸興最茂等可為押領使、但以五位充例可勘、又推問使官符可令早仰事、
天慶2.6.11/十一日、付月次祭有臨時幣、王使相加也、是為祈甘雨、又申天変之事等也、神今食付所司令行、縁欲幸中院、西方塞也、
天慶2.6.12/十二日、壬午、祈雨諸社使立、宣命辞別有天変事、
天慶2.6.13/十三日、癸未、大内御修法於山御願堂始行、座主為阿闍梨、伴僧廿口、又大般若三部、三ヶ日間毎日一部、但御修法七日也、由天変可慎給也、近日地震数々、
天慶2.6.15/十五日、未時虹処々立、内膳左衛門陣前作物所云々、
天慶2.6.16/十六日、大納言定臨時御読経請僧、
天慶2.6.20/廿日、庚寅、臨時読経於大極殿修之、為祈甘雨年穀並天下平安也、
天慶2.6.23/廿三日、暁地震、御読経今日可結願、而依不雨、延二日、
天慶2.6.28/廿八日、宣旨給相弁、又下経基告状、外記勘申祈雨例、暫付相弁、
天慶2.6.29/廿九日、召言鑑、仰去月弁史官朝庁並結政所上日可注進事、
天慶2.7.2/二日、辛丑、為祈雨、令陰陽寮修五龍祭、又奉幣上龍穴、又令読経、未時雷雨、伊勢守繁時依肥後功課叙正五位下、去正月可有此、而依一年調庸惣返抄不請不叙、然而准拠前例、今日叙之、又有愁申也、
天慶2.7.5/五日、祈雨御読経始、海津修法始、蔵人登山法間候、此等為東乱也、
天慶2.7.8/八日、令相職朝臣告民部卿云、祈雨事重定行者、晩頭使外記公忠宿祢送神祇陰陽等占卜文云、左右随命者、報曰、先度祈不入諸社可祈申、
天慶2.7.9/九日、左右獄所未断囚人軽犯者合放免之、奉幣諸社、為祈雨也、是依昨夕報旨所行也、
天慶2.7.10/十日、己酉、十五大寺延暦寺並有供寺々従明後日転読仁王経三箇日間、可祈甘雨之状、令仰綱所、
天慶2.7.12/十二日、辛亥、従今日三箇日読経祈雨、
天慶2.7.13/十三日、呼相職朝臣、祈雨事又々可定行状、合告上達部、
天慶2.7.15/十五日、出羽馳駅言上賊戦行事、季御読経、従大極殿始行、是為祈雨所早修也、令山座主修尊勝法、同請雨也、廿一僧也、
天慶2.7.16/十六日、丑尅地震、依召大納言等参入、定可給出羽報符事、雖然不遂議定、戌尅退出、
天慶2.7.17/十七日、賜出羽国符案言鑑宿祢将来、御読経結願、賜座主、
天慶2.7.21/廿一日、山座主所行御修法法師等施度者、相撲召合以廿七日可有事、仰所司、
天慶2.7.27/廿七日、相撲召合、不奏音楽、
天慶2.*7.5/五日、左大臣参入、任備前介参河守等云々、相職朝臣令告事由、
天慶2.*7.8/八日、修善畢、阿闍梨有別禄、結願之後加持之間、感涙自降、若尊影迎歟、今日小念誦如例、従近曽所不能行也、
天慶2.*7.23/廿三日、文章生改判、今日定行合三度、而不成停止者、
天慶2.8.3/三日、辛丑、内御修法始、覚慧延昌為阿闍梨、
天慶2.8.7/七日、烏犀純方帯一腰給内記直幹、聞無帯、
天慶2.8.8/八日、辰時烏咋抜時杭、
天慶2.8.10/十日、内論義、不御南殿、
天慶2.8.11/十一日、尾張守共理被射殺之状告来、出羽飛駅来、又尾張飛駅入夜来、
天慶2.8.12/十二日、参入職曹司、見尾張出羽解文、
天慶2.8.13/十三日、賜国々官符案左大弁将来、頗受取捨帰去、
天慶2.8.14/十四日、十三親王元服、
天慶2.8.17/十七日、往白河家、餞陸奥守惟扶朝臣、聊有管絃之興、又賜禄有差、
天慶2.8.18/十八日、祈年穀並出羽兵乱事等幣帛使従八省院立、大納言行事、
天慶2.8.20/廿日、戊午、中宮為予於法性寺有法事、銀仏金泥経七僧法服自余雑具等如例、又四尺屏風四帖沈香折敷六敷銀器同瓶子地敷於筵等被恵、左丞相勧盃、三四巡後将恵、
天慶2.8.24/廿四日、暁賜中宮御書云、主上煩給云々、
天慶2.8.25/廿五日、率廿口伴僧参入、山座主御修法始、明日後夜時可始行之状仰了、而依調伏法、半夜始者、
天慶2.8.26/廿六日、参入大内、
天慶2.8.27/廿七日、参入大内、於御前有任公卿議、只与左丞相二人候、議了召右大将、令清書、
天慶2.9.1/一日、宜陽殿吾座紛失之由、左衛門督見問陣官掃部等、不知其由者、
天慶2.9.11/十一日、伊勢例幣依有犬死穢延之、宮内卿薨、
天慶2.9.13/十三日、伊勢例幣、今日奉遣、
天慶2.9.14/十四日、七寺令誦経、為息也、施物頗増例数、従午時許、如熱発煩、依左又三寺令誦経、以水沃首廿楾、平損、
天慶2.9.26/廿六日、甲午、令貞救祈祷祇園、自今日七箇日、南海濫行事、
天慶2.9.28/廿八日、左中弁将来賜五畿七道制兵之官符案、
天慶2.9.29/廿九日、八月廿二日令公忠宿祢仰実利云、惟扶朝臣在宇治、須向彼家、受習庭立奏、必奉仕十月朔日云々、
天慶2.10.1/一日、左丞相入坐、今日事相定、奉付出居侍従等略定夾名、又旬儀次出書、為令奏聞、上御南殿、秉燭之後、有諸衛少納言等奏、毎事多失礼云々、
天慶2.10.2/二日、可貢五節舞妓之事、仰新任宰相四人、皆承之状、使朝忠朝臣有被仰之事、
天慶2.10.3/三日、左中弁来云、昨日諸卿定申云、推問使申発兵事、不可然、又加主典事、止前法家、可任後申人、請医師随将師事、不可給者、令告左閤、
天慶2.10.10/十日、戸部定臨時御読経請僧、今日熱発、以冷水沃頂卌楾、依熱猶不尽、覆冷布、
天慶2.10.12/十二日、己酉、極楽寺菊会、有楽、依病不参、
天慶2.10.14/十四日、辛亥、臨時御読経在綾綺殿、僧数卌口、縁有天変也、
天慶2.10.18/十八日、乙卯、法性寺十講始、
天慶2.10.22/廿二日、俊朝臣等来申云、依諸卿定申、不発軍士事甚有恐云々、
天慶2.10.23/廿三日、依中宮危急煩給、忍物忌馳参、仰内蔵寮十寺令行御読経、又六十人度者為六道可度之事、令義海律師祈申、卯時退出、
天慶2.10.24/廿四日、中宮御修法、日中結願、従初夜又始行、
天慶2.10.26/廿六日、癸亥、依中宮重煩給参入、宿禁中、台山始自今日三箇日、奉為宮令転読大般若三部、於法性寺又有御修法、
天慶2.10.27/廿七日、甲子、令山座主奉為修息災法、即山上行之、僧廿一口、
天慶2.10.29/廿九日、興福寺申維摩会不足料先給之外卅石大和国宣旨、給左中弁、
天慶2.10.30/卅日、参入中宮、令義海律師祈申六観音普賢像、可修法花三昧等事、奉造菩薩、長一時、
天慶2.11.1/一日、智淵師将来慈覚大師門徒所修巻数、請前施禄、又有宝幢院巻数、於而所施疋絹、此事甚多、而先々不記、
天慶2.11.2/二日、奏不堪佃田文、
天慶2.11.7/七日、参大内、奉問中宮御病、其次奏聞式部卿左大臣輦車免別等事、即仰左衛門督、
天慶2.11.9/九日、今日今夜重煩、
天慶2.11.10/十日、中使義方朝臣来、有恩問、陽成院有御使、検非違使勘申不供材木可没官事、仰左衛門督、但相分修理職木工寮可給、
天慶2.11.11/十一日、勧学院後別当不依挙状補例可勘事、仰左中弁、
天慶2.11.12/十二日、宣旨十一枚仰相弁、推問使遅発事、尾張不言殺害事、捜勘之由可責事等在此中、
天慶2.11.14/十四日、辛巳、御書始、以在衡朝臣為博士、元夏為尚複、〈史記、〉
天慶2.11.15/十五日、壬午、公家所祈申、奉為中宮別宝等差使殿上大夫等分奉、
天慶2.11.16/十六日、民部卿薨、
天慶2.11.22/廿二日、宗于卒、蔵人信明蒙仰来云、五節妓異常遅参事、又仰参入前後令行列御前何云々、
天慶2.11.24/廿四日、辛卯、上不御中院、縁大臣納言等各有障不参候也、只源中納言一人在小斎、仍付所司、
天慶2.11.25/廿五日、節会如例、但不巻御簾、縁御体頗不予也、
天慶2.11.27/廿七日、甲午、大内御読経於台山修之、大般若三部、
天慶2.11.28/廿八日、読奏、
天慶2.12.1/一日、丁酉、賀茂臨時祭、依納言以上皆有障不参、参議顕忠朝臣奏宣命、縁有寛平延喜他日之例也、
天慶2.12.2/二日、依坎可主上慎給、使相弁示送可行神明祈事之状於左大臣、而称心神悩不逢、仍空帰也、人臣之節豈如此歟、
天慶2.12.4/四日、俊朝臣来、進可発人兵文、仰付奉行此事之弁可進之状、返給、
天慶2.12.5/五日、辛丑、陰陽助惟香率允属等、置新暦高机将来云、有可准三宮宣旨云々、聞其由、不慥答、
天慶2.12.9/九日、差遣家人於東西京、令見窮困者、聊有賑給、
天慶2.12.11/十一日、付所司令行神今食、左中弁来云、左丞相令告云、伊勢祭主可遙拝之状、大神宮有申、是縁損年也者、依先先例、可定行状答了、
天慶2.12.15/十五日、左丞相参入陣外、召祭主頼基、依天変可慎給之状令祈十二社、縁穢停止奉幣事也、但明日辰時可祈申、
天慶2.12.16/十六日、任郡司、
天慶2.12.17/十七日、伊予国申純友乗船欲出海上、被早召上云々、
天慶2.12.18/十八日、大内有御修法始事、荷前、雨儀行也、皇帝不御、左大臣修之、
天慶2.12.19/十九日、推問使進今月廿八日可発申文、宣旨五枚給相弁、又仰従廿五日可令有供寺々読仁王経祈兵事、三ヶ日、
天慶2.12.21/廿一日、御仏名始、相職朝臣将来依純友事給国々之官符草、便仰明方彦真安生等、可早進遣事、
天慶2.12.22/廿二日、以興福寺定岑為明年維摩講師宣旨、仰公忠宿祢、但可仰明宣旨、
天慶2.12.25/廿五日、辛酉、乙兄於法性寺為我修仏事、造仏写経、昼読経、夜仏名、〈私記、是厳閤所為也、〉公家為愚、六寺令行誦経、興福延暦各五百端、東西極楽法性寺等各三百端、以殿上大夫為使者、
天慶2.12.26/廿六日、昨今左閤始除目議、而今日称有所労不被参入、仍議停、子高朝臣従者馳来云、子高於摂津国、為純友兵士被虜云々、因之招公卿令定所行之事、
天慶2.12.27/廿七日、暁参入桂芳坊、有除目議、丞相以下依例会集、議未畢、左閤称病退出、丑尅議了、
天慶2.12.28/廿八日、中使敦忠朝臣来、賜六寺御読経巻数、兼有賜度者六十人仰下、仍被物白褂一重女装束一襲、
天慶2.12.29/廿九日、依信濃飛駅到来馳来、令行賜国々勅符官符等事、大将奉行、丑尅退出、宿職曹司、
天慶2.12.30/卅日、召賀茂忠行仰、若有功者、殊可賞之事、請貞救師長谷御立願事、
天慶3.1.1/一日、従去月廿九日在職曹司、左丞相入坐、定追捕使等、又仰雑官符可給事、今日不御南殿、不奏音楽、
天慶3.1.3/三日、聊有除目、海賊時申軍功人等也、七壇修法始、台山五、東寺愛太子山各一壇、又有四天王寺、合八所也、
天慶3.1.4/四日、御斎会講経金可講書事、仰相職、
天慶3.1.6/六日、祈申京畿七道諸神祭文、召祭主頼基給之、於河原令祈申、始自伊勢大神宮祈申事旨在祭文、
天慶3.1.7/七日、不御南殿、無音楽、奉遣使者於伊勢大神宮令祈申兵乱事、但無御幣、縁有宮中穢也、是故実也、内記所仰告文給使令書写、為避觸穢也、
天慶3.1.9/九日、俊除官位、良臣広遠解官、経基叙従五位下、又於保月矢叙外従五位下、
天慶3.1.11/十一日、左丞相入坐定、右金等不遂帰去、如此公事似無人相定也、
天慶3.1.12/十二日、駿河国飛駅到来、宮城十四門可置兵士事、左中弁可行之状仰了、
天慶3.1.13/十三日、是秀随兵百人押領使十五人参上状申、奉幣諸社、祈祷兵事、唯依修八省御斎会、不奉伊勢、
天慶3.1.14/十四日、任東国掾八人、平公雅等也、右衛門佐検非違使等可令左丞定之状申入内裏、而不承退出、人臣之道豈如此乎、内論義如例、
天慶3.1.15/十五日、兵部手結、無納言、参議行事、是無前例之事也者、而其由彼日不申、依御体御卜、奉捧諸神位階、又国々申神位記在此中、件等事大将奉行、
天慶3.1.16/十六日、好古朝臣辰二尅発向、節会如例、但無音楽、所々進兵士夾名、給公忠朝臣、為令分配諸門也、觸左金吾毎事可行之状仰了、
天慶3.1.17/十七日、公卿着南庭座行事、
天慶3.1.18/十八日、遠江飛駅来、仍参入、定大将軍以下、又任右衛門督、賭弓停止、貞観元慶之間有無殊事停止之例、仍依彼例止、
天慶3.1.19/十九日、任遠方成康官、又補軍監軍曹司等、
天慶3.1.20/廿日、召祇園検校延憲仰祈願之事、文元等任官、又補軍監、早朝左丞相入坐、被告西国兵船多来、備中軍逃散之状、仍仰五所修法事、相弁奉、
天慶3.1.21/廿一日、高名十余社、僧綱十禅師為使頭、各率十口僧令読仁王経、今日伊勢幣帛使立、以参議保平宿祢為使頭、是寛平例也、
天慶3.1.22/廿二日、泰舜泰幽太元、明達四王、向美濃、静因六足天王寺、定玄不動相応寺、各二七日、海賊時祈諸神位記可成之事、仰左丞、
天慶3.1.24/廿四日、庚寅、内御修法於山座主所令始行之、十五人、以明達補十禅師、縁遣美濃也、柏原鳥戸山陵、依有祟由占申、令巡検、有多武岑後宇治令申東西兵事、
天慶3.1.25/廿五日、有除目、左大臣以下会集、逃亡国司之代議定、遠江国飛駅奏、来賊入乱駿河国云々者、可送援兵之状、仰参河尾張、
天慶3.1.28/廿八日、左大臣入坐、定国々受領、夜闌召名不給、常平倉料大和近江等穀可運之事、仰右大弁、各三千石也、
天慶3.1.29/廿九日、有除目、
天慶3.1.30/卅日、左丞相来議、奏可叙純友五位事、石清水賀茂住吉三社有奉幣祈祷事、
天慶3.2.1/一日、駿河飛駅来、七寺為頭、諸寺給七番、毎番七日為限、令読経祈願、従今始行、
天慶3.2.2/二日、昨日勅符今日賜之、
天慶3.2.3/三日、明方還来、進伊予解文純友等申文、純友位記給蜷淵有相遣之、節刀新式給左中弁、輔代申法師法始自今日令修、卅箇日、
天慶3.2.4/四日、左閤入坐、定好古暫可不向前之事、仰左中弁、
天慶3.2.5/五日、狐入御在所、左閤入坐、定淡路事等、又有除目、淡路解文来、賊徒襲来、奪取兵器等、
天慶3.2.6/六日、狐入御在所、
天慶3.2.8/八日、甲辰、征東大将軍賜節刀進発、可召諸司所々堪兵之人、仰右中弁、
天慶3.2.9/九日、可勘申給可進兵士官符国々、遅進未報解文等事、仰大将、
天慶3.2.10/十日、丙午、大将着座、仰可進兵士之事国々可勘事、重仰左中弁、召相弁仰、
天慶3.2.13/十三日、御誦経十寺可行、又始従十八日行御修法事、
天慶3.2.13/十三日、於陣頭令定仁王会請僧、権中納言為上、
天慶3.2.14/十四日、所昨定請僧、依不慥、招公卿、於曹司改定、令大将奏之、
天慶3.2.15/十五日、辛亥、中宮男親王加冠、即叙三品、予為引入人、仍扶病参入、三献之後勧盃、退出、
天慶3.2.16/十六日、去八日勅許文給相弁、
天慶3.2.17/十七日、左中弁国々解文定承、或可令諸卿定申也、
天慶3.2.18/十八日、甲寅、内御修法、義海律師始行、伴僧廿人、
天慶3.2.19/十九日、左丞相入坐、令右中弁読西国人々書、摂津国所進也、
天慶3.2.22/廿二日、東町辺多有失火、成国解文入夜到来云、好古朝臣移文云、純友乗船浮海漕上云々者、下庭祈祷諸社、問諸陣官人舎人等候数、東市辺有失火、
天慶3.2.23/廿三日、左大臣入坐、定山崎川尻備後等警固使、又可追下阿波讃岐司之状、仰左中弁、
天慶3.2.24/廿四日、山座主遷化、
天慶3.2.25/廿五日、辛酉、左大臣入坐、慶幸率兵士向山崎関、臨時仁王会、無布施、信濃国飛駅、言上平将門為貞盛秀郷師被射殺之状、
天慶3.2.26/廿六日、山崎焼亡、陸奥飛駅来、故尊意大僧都贈正僧、以少納言泉為宣命使、信濃勅符賜之、以内豎頭義友任伊予掾、為備後警固使、以橘定平為軍監、大将軍請申、
天慶3.2.27/廿七日、西町焼亡、
天慶3.2.28/廿八日、仰外衛非違使等、従今夜令夜行、又十四門各置兵士二人令守、
天慶3.2.29/廿九日、遠江駿河甲斐等一紙飛駅、言上将門死状、
天慶3.2.30/卅日、左中弁定承国々解文、之中令定公卿之事四箇条、退出、宿一条、
天慶3.3.1/一日、郁芳門大路南有失事、〈三宅、〉左中弁来定承縁兵雑事、
天慶3.3.2/二日、給純友位記使蜷淵有相将来申悦状、又進伊予解文等、
天慶3.3.5/五日、左中弁定承国々所申縁兵雑事、陸奥飛駅来、常陸下野等任、甲斐解文信濃解文、秀郷申文来、将門殺状、右大将奏聞秀郷等功可賞事、而未畢大臣退出、
天慶3.3.7/七日、東京三条有失火、甲斐馳駅解文来、将武等類人殺状申也、左中弁縁兵事申承、馬寮御門与大宮西大路間有失火、
天慶3.3.9/九日、叙位、秀郷貞盛、又賜国々報符、令左大将定御読経請僧、常住寺僧房焼亡、
天慶3.3.10/十日、地震、
天慶3.3.14/十四日、左中弁申承縁兵事、
天慶3.3.15/十五日、辛巳、季御読経始、
天慶3.3.16/十六日、地震、
天慶3.3.18/十八日、可賜御読経僧等度者之状、令相職朝臣奏聞、左中弁将来射殺興世之状解文等、
天慶3.3.19/十九日、除目、於議所始行、左大臣為上、
天慶3.3.21/廿一日、入夜参入、宿桂芳坊、依廃務停止議事、
天慶3.3.22/廿二日、依仰大臣以下集桂芳坊、議除目事、藤原相公執筆、
天慶3.3.23/廿三日、議事如昨、
天慶3.3.24/廿四日、議事如昨、
天慶3.3.25/廿五日、辛卯、以義海律師為山座主、中宮男親王参向山科山陵、縁新冠叙品、終夜有議、今日卯時令右大将奏大間書、
天慶3.3.26/廿六日、内裏中宮御修法僧等賜度者事、仰相弁、智淵給度者、修宮七十天供也、使相職朝臣以朝綱朝臣可補斎院別当□状、示送左大臣殿、丑時外記西廊顛倒、
天慶3.3.28/廿八日、去年賜度者之内十二人、為諸神於法性寺令受沙弥戒、之中十一人近曽家中修法僧員也、一人家堂奉仕沙弥也、又法性寺法花三昧僧施各一人、山座主来賀、施白大褂二領、
天慶3.3.29/廿九日、左中弁奉縁兵雑事、
天慶3.4.1/一日、外記有春来云、左金吾令申云、欲召侍従等、厨家依不儲饗、不知所行者、仰遣外記於侍従所可令取見参、今日不御南殿、
天慶3.4.2/二日、蔵人真材付武蔵国解文、興世士卒討殺事也、
天慶3.4.3/三日、呼左中弁給武蔵解文、為令給報符也、
天慶3.4.5/五日、以在衡良佐等補穀倉院別当、左臣入坐、左中弁縁兵事、左大弁来、便仰祈祷諸社吉日可令択之事、
天慶3.4.6/六日、以成国任斎院長官、左中弁承縁兵雑事、停止碓氷関身埼岐曽道使等、以村蔭改定阿波警固使、右大将定諸社使、
天慶3.4.10/十日、乙巳、臨時幣使発遣諸社、将門事西方事等也、左中弁将来山陽道申凶賊発起疑解文等、
天慶3.4.12/十二日、外記公忠宿祢来云、常陸飛駅文到来者、即令仰可告諸卿之状、蔵人真材将来飛駅解文、
天慶3.4.13/十三日、常陸飛駅馳駅等奏解、遠江駿河上野等解文、給左中弁、
天慶3.4.14/十四日、賀茂祭、奉幣如例、依少将経使、渡東家、簾中見之、
天慶3.4.15/十五日、有内印、右大将、蔵人真材将来内案、仰云、河内守任符捺印之後、暫可令候官底之事仰日上、
天慶3.4.17/十七日、壬子、左衛門督男女、於東家加元服、
天慶3.4.19/十九日、庚寅、左金息女参入、左中弁来定承東西使由事、
天慶3.4.20/廿日、宇治使基樹来申羽藤太隠居下狛里事、今日奏去年不堪佃田勘文、
天慶3.4.21/廿一日、遣検非違令追捕羽藤太、
天慶3.4.25/廿五日、左大弁来、告将門首将来状、
天慶3.4.26/廿六日、辛酉、内御修法、義海律師始行禁中、
天慶3.4.27/廿七日、位記召給定今日、公卿参入、而依式部丞不参入停止、
天慶3.5.6/六日、昇殿人々宣旨下、
天慶3.5.8/八日、左大弁来、可賑給事云、依請、左中弁申承縁兵事、又吏部王消息云、依病一分事可延引、若有許者、依前例不参入省令行者、依請、右中弁縁兵事云々、
天慶3.5.10/十日、左中弁相弁等有将門首不収市司、可懸外樹之事、仰左中弁、
天慶3.5.11/十一日、位記召給、
天慶3.5.13/十三日、左中弁申承縁兵事、大将軍宿愛宕寺辺、
天慶3.5.14/十四日、朱雀院別当公忠貫之朝臣等如旧可補、宜奏之状、仰相弁、〈月蝕皆既、〉
天慶3.5.15/十五日、庚辰、大将軍進節刀、
天慶3.5.17/十七日、大将軍来、良久談説、左中弁縁兵雑事申承、
天慶3.5.19/十九日、一分宣旨、令左金吾給在衡朝臣、
天慶3.5.20/廿日、一分召、去年所給度者且卌七人名簿付相弁分配諸寺、令転読仁王経一千部、縁月食可慎也、以直江朝臣為厩別当、恪勤者也、
天慶3.5.27/廿七日、使少将上辞摂政表、
天慶3.5.28/廿八日、中使義方朝臣来、賜勅答、授禄如例、
天慶3.6.1/一日、日蝕、陰雨不見、
天慶3.6.3/三日、明経博士維興宿祢年八十余、久沈重病、仍以内給所銭十貫令給彼宅、
天慶3.6.4/四日、亥尅内裏御使来云、中宮重煩給、只今可参入者、乍驚参入、終夜祗候、左大臣同候、
天慶3.6.5/五日、宰相中将来云、左閤御消息云、諸衛官人舎人等、獄門前立平張会集事、左兵衛府生忠則為看督長被凌轢事相訪也云々、召籠之間、脱冠、絶狩袴久々利、令敵内豎伴類途中凌礫者、答云、諸衛官人須進愁文、〈不見次文、〉
天慶3.6.6/六日、中宮御修法於左衛門府庁行之、為可及神態日、不能宮中修、
天慶3.6.7/七日、随時朝臣申云、別当申、依仰、兵衛府生忠則、可令候別所、而獄所有穢、不能召入、為之如何者、仰可給仮之状、
天慶3.6.12/□二日、左中弁定承縁兵事、臨時御読経請僧卌口択定、令相職朝臣奏覧、
天慶3.6.15/十五日、左中弁来承可令公卿定縁兵雑事、
天慶3.6.16/□六日、内御使四度到来云、中宮重煩給、可早参入者、参入、終夜候、
天慶3.6.17/十七日、中宮御修法明達一定両壇修之、但本宮内蔵寮相分行之、
天慶3.6.18/十八日、左中弁公卿定縁兵事、左丞相許不等伝告、随其議定可給官符仰了、其一、可令山陽道使追捕純友暴悪士卒事也、自余在別、
天慶3.6.19/十九日、左中弁令見可追捕純友士卒官符案、
天慶3.6.20/廿日、甲寅、臨時御読経在仁寿殿、僧卌口也、
天慶3.6.21/廿一日、左大弁高麗牒大宰解文等将来、
天慶3.6.23/廿三日、左中弁来、申承縁兵事、便付朝綱維時等勘文高麗牒、令戸部問両儒、
天慶3.6.24/廿四日、左中弁来云、昨両江博士勘文共署可進事申、
天慶3.6.25/廿五日、己未、内御修法、智淵始行、〈十五僧、〉依中宮重煩、入夜参入、丑時退出、
天慶3.6.25/廿五日、参入、戌時退出、宮御修法覚慧始行、十五人、依御病重、令義海律師奉授三帰十戒、
天慶3.6.27/廿七日、呼相職朝臣於門外、令奏為奉救中宮御病、以御修法加持等法師童子剃頭、可令祷平復事、又左右京東西獄所可賑給事、
天慶3.6.29/廿九日、参中宮、今日頗有平損之気、義海律師云、先昨沙弥戒授童子等之後、有御病減損気云々、〈无下巻、〉
天慶8.1.1/一日、上御南殿、皇太弟参上、宴会如常、太弟不及禄時退下、
天慶8.1.2/二日、二宮饗、
天慶8.1.4/四日、去年進諸国長官等封事始之、使中将奏、依去年封事、被言上不与状之後進解由者、先勘雑怠多少、叙位除目之前為例可令勘申事、宜被仰者、可了、家左大臣等依病無饗事、
天慶8.1.5/五日、右大臣饗、
天慶8.1.6/六日、中使□…□書、
天慶8.1.7/七日、節会、雨儀、有叙位、太弟不参上、今日不賜禄、
天慶8.1.8/八日、中使佐忠来、賜御書、有犬死穢、
天慶8.1.9/九日、中使中将、又敦敏朝臣等度々来、有女叙位、男爵頗加、深夜中使伊尹来、賜尚侍正三位位記、而依被忌犬死穢不被物、辰一点位記奏、公卿退出、召左衛門督令行大納言女位記事、皇太弟室也、検先例、未有事也、然而御心愛盛所叙也、
天慶8.1.12/十二日、政所事可令觸知中将之状、仰助縄真人、
天慶8.1.14/十四日、納言以上皆申障由不参入、仍有内仰、令召納言等、藤中納言未時参入行事、秉燭着布施堂、御前参上間戌剋也、真言宗僧綱泰舜依病不参入者、以一定法師令潅香水、近代不聞事也、
天慶8.1.16/十六日、申一剋□御南殿、式部卿親王雖参入、依先年宣旨不立列者、以大納言為貫首、今日不給禄、
天慶8.1.17/十七日、大納言奉勅於建礼門南庭□□、諸衛並春宮帯刀舎人等如例、
天慶8.1.20/廿日、中使遠規来、賜外記勘文、賭弓日無左右大将被行、不被行等例文、
天慶8.1.21/廿一日、中使仲陳二度来、今日賭弓停止之由、有被問事、
天慶8.1.22/廿二日、己未、中務卿宮女房葬送、其用途物従家令送、
天慶8.1.23/廿三日、伊勢斎王可令退出事、所被定行□…□漏奏、中使好古朝臣来云、可令退出斎宮事如何行乎、又彼母事有其次被仰也、
天慶8.1.27/廿七日、為令退出伊勢斎王、可造行宮官符、賜路次国々、此事再三令奏所行也、藤中納言奉行、
天慶8.1.28/廿八日、公忠宿祢逢時柄□…□事、賀茂斎院長官補次侍従例等勘申、依有過失、進過状了云々、
天慶8.1.29/廿九日、丙寅、外記政始、藤中納言為日上、
天慶8.2.4/四日、辛未、春日祭使正明朝臣俄依觸穢不能発向者、昨日左兵衛佐有年朝臣被定了、
天慶8.2.10/十日、□□、園韓神祭、上不参、仍准平野大原野祭例、以弁令行、
天慶8.2.11/十一日、列見延、
天慶8.2.12/十二日、己卯、大原野祭延、
天慶8.2.13/十三日、列見、
天慶8.2.19/十九日、去年所進諸大夫封事、諸卿定申、付中将返奉、
天慶8.2.24/廿四日、辛卯、大原野祭、奉幣如例、但所労未平、不能束帯、着烏帽直衣、下居簾中敬礼拝了、去年冬祭、今日祭、五位以上禄不給、但日上一人賜之、依修□□畢、法師等尚在家中、
天慶8.2.27/廿七日、甲午、今日中宮御塔会一切経等事、年廿以上堪法器者可進之状、宜被仰百廿口請僧事、申入中宮者、公家度者百廿人被進中宮、以其度者被施請僧也、
天慶8.2.28/廿八日、右大臣定季御読経請僧、令有相朝臣送之、此事起自御意歟、
天慶8.2.29/廿九日、蔵人遠規蒙仰事云、朱雀院申造院米、以院返抄令勘会抄帳事、若無殊妨、下宣旨何者、左右可被定仰之状令奏、
天慶8.3.1/一日、中使敦敏朝臣来云、輪田韓泊使諸卿定申、紀成文伴師相者、令奏云、成文造道橋事、頗得其誉、至于師相未知可宜之由、
天慶8.3.5/五日、辛丑、内御修法始、以山座主為阿闍梨、伴僧廿人、中務卿宮法事修法性寺、因令誦経、又七僧布施■料供養等送之、
天慶8.3.12/十二日、山座主房焼亡、
天慶8.3.13/十三日、内有奏音楽、其装束用相撲司物、大納言左右衛門督源宰相候、
天慶8.3.15/十五日、十五日、季御読経始、
天慶8.3.16/十六日、在躬朝臣来云、斎院用度物在庫在所無有一物、為之如何者、答云、可令奏大内、好古朝臣来云、斎宮入京用途更無一物、為之如何、可奏事由之状、仰了、
天慶8.3.19/十九日、除目議始、議所、
天慶8.3.21/廿一日、依廃務無議事、
天慶8.3.22/廿二日、中使敦敏来云、不聞食家物忌、除目議始、而固物忌者、行之何者、令奏云、近日種々本病重発、更不堪、左右□定申、早令参入公卿定行給、甚可能、只今酉剋也、議事在前、而依煩、右大臣退出、議停、
天慶8.3.23/廿三日、従今日重煩、中使再三来、
天慶8.3.24/廿四日、中使遠規也、使令奏召左丞可遂除書之状、〈種々御修法未記、〉
天慶8.3.26/廿六日、従内使師尹朝臣□仰、為成除目事、令召左丞、而称病不参、定受領吏可奏云々、然而不堪之状、令奏、但委趣不記、
天慶8.3.27/廿七日、御前□議事、使中将、敦敏朝臣等賜公卿定申京官受領等文、而依病無奏一言、
天慶8.3.28/廿八日、除目、殿上有賭弓事、藤壺退出、有宣旨、乗輦車、
天慶8.4.1/一日、上欲御南殿、而大臣納言皆称障不参、重有仰、□右大臣、大臣入夜参入、奏見参、
天慶8.4.2/二日、中使左金□□等来居、有東宮御使、
天慶8.4.3/三日、昨夜今朝重煩、誦経二ヶ度、合十七寺也、中使来、入夜中務卿入坐、
天慶8.4.4/四日、有大内東宮御使、
天慶8.4.7/七日、今日公卿一人不参、仍有殿上仰、召右衛門督、令無他卿行例、在寛平承平、鎮朝師従今日始修法、〈不記御修善、〉
天慶8.4.10/十日、中使仲陳来、有恩問、次伝仰云、従今令祈年穀何者、奏言、甚可也、有直物事、
天慶8.4.13/十三日、従内賜御書、左丞相家僕濫行事也、
天慶8.4.14/十四日、召左大臣家別当藤原遠根下獄者、
天慶8.4.15/十五日、中使遠規来云々、為法性寺令造釈尊木像、於広隆寺所造二百率堵婆令立、先日法性寺辺所立三百本、合五百本也、
天慶8.4.16/十六日、延喜八年私日記授大納言、為令書取一両有要事、
天慶8.4.18/十八日、中使中将来云、蔵人殿上等望申之中、誰可宜乎者、不堪定申、宜被定聖慮之状令奏、
天慶8.4.19/十九日、甲申、奉幣平野、上申祭日依有物疑、令占奉否、以後申日奉之吉也者、所奉也、
天慶8.4.20/廿日、乙酉、賀茂祭、奉幣如例、但依病不能束帯、礼拝、
天慶8.4.24/廿四日、明日於天台山東西塔可令読一千部仁王経之状、以敦敏朝臣、仰書馳上座主許、僧供料内給所銭五十貫文也、是大流星占、縁御年合也、
天慶8.4.28/廿八日、中使敦敏朝臣来云、召左右馬寮三坊以上、又国飼等欲御覧、南殿装束前例何云々、又来云、雨不降、耕作可有妨、仍欲祈雨師両社、可有中宮東宮御修善、僧等未参以前行神事何者、依公卿定申被行宜乎、可奏此旨云々、
天慶8.5.1/一日、丑時許盗人入来、取銀銚子中将衣等、
天慶8.5.7/□□、壬寅、大内御修法始、阿闍梨鎮朝、伴僧廿人、
天慶8.5.8/八日、左衛門督来云、近日無明法官人、不得行使政、〈或仮□穢、〉依延喜五年例、以他司明法家官人預政云々、
天慶8.5.9/九日、甲辰、中宮新写法花経於承香殿被転読者、
天慶8.5.13/十三日、豊楽院北御門従半顛倒、
天慶8.5.17/十七日、御修法畢、度者賜法師等事被仰也、式部卿令丞遠規告一分召依病延引之由、
天慶8.5.22/廿二日、以興福寺延珍法師為当年維摩講師宣旨下了、此事使公忠宿祢示送左丞相、
天慶8.5.30/卅日、甲子、酉時許勧学院椎樹大枝三折落、破損西廊四門半、本参屋二間之状、明日高門申、
天慶8.6.17/十七日、辛巳、祈年穀幣使立、大納言行事、
天慶8.6.21/廿一日、乙酉、内御修法始、敬一為阿闍梨、伴僧廿口、賜大内御書、御使遠規、
天慶8.6.24/廿四日、中使仲陳来曰、石清水宮講説御願可在来月九日廿一日間者、定申九日、又百部法花経可書写料物事云々、
天慶8.6.25/廿五日、中使師尹朝臣将来一分、□云、令定申者、
天慶8.6.26/廿六日、一分召於公家議、召源中納言令下宣、
天慶8.6.27/廿七日、中使好古朝臣将来諸卿定申諸神位記、依神祇官国司等奉授位階、被奉位記、但自今以後、官国如此不可奉授之状、宜賜官符者、
天慶8.6.30/卅日、中使仲陳将来覆勘法隆寺修理仏堂等文、興福寺与東大寺闘乱事、興福寺申賜検非違使事、百部法花経可書事、以座主所申、経師五十人給物浄衣供米以見物可給、至于切菜料、以度者十人可給者、又々慥可令定申之由令奏、自余事等不能具記、
天慶8.7.1/一日、令蔵人仲陳可被祈雨之状漏奏、即付延喜年中祈雨外記日記勘文、
天慶8.7.2/二日、大納言奉仰、令神祇陰陽官寮卜占、不雨日久、若有祟歟云々、
天慶8.7.5/五日、己亥、極楽寺蓮花会事、左大臣殿行音楽事、自余事左衛門督行之、依陰陽寮占申、奉賀茂稲荷二社祈雨、大納言行事、
天慶8.7.6/中使仲陳来、有石清水宮講説事可定奏之仰、令申云、先遣好古朝臣彼宮、令申毎事便宜、又令納言一人行事、又請僧事令義海僧都定申、又百部法花経書写事云々、
天慶8.7.12/十二日、雨降、可謂甘雨、
天慶8.7.14/十四日、中将播磨介成国申事、
天慶8.7.18/十八日、山階寺九品往生図従善蔵許請送、令維時朝臣奏高家使事、御報云、仰可早罷下之状了、若未罷者令指申使者姓名等、若首途者可召返歟者、而依犬死穢、未下云々、是維時所聞成、〈成国朝臣高家使濫行之由、先日言上、其称高家者可殿使、〉
天慶8.7.23/廿三日、中使遠規来云、成国所申高家使事、令問誰家使乎、令申云、偏依郡司解所申也、実高家使無来者、□慥事令奏之由如何令問、奏云、先令改申解文、其後可被定行、
天慶8.7.24/廿四日、中使遠規来云、昨事令仰成国、申云、被問次可弁申云々、其所申不慥、為之如何、令□重被仰事旨、若猶不承者随状可被定行、
天慶8.7.25/廿五日、遠規来云、仰事仰成国、申猶以申文可進之状、今一度可奏云々、
天慶8.7.27/廿七日、召合、左右大将不参、相撲夾名左右衛門督奏、有音楽、
天慶8.7.28/廿八日、御覧、
天慶8.7.29/廿九日、遠規将来成国後解文、
天慶8.7.29/廿九日、中使好古朝臣来云、延喜十一年制後、唐人来着時度々符案令見、即令奏云、過期□早可安置者也、
天慶8.8.3/三日、左右囚人軽犯者可免之状定申、中使□中□云、伊勢使御修善以孰先可有乎、答云、左右宜被定行、遠規将来成国第三度解文、仲文事注申也、令申云、此度事旨変改申家使事、左右公家可被定行云□、
天慶8.8.4/四日、丁卯、内御修法、寛空廿一人、
天慶8.8.5/五日、北辺奏調度書等給助縄、令返随時、
天慶8.8.7/七日、遠規云、今日於蔵人所為勘問召成国、称昨今煩下痢不参入、
天慶8.8.8/八日、辛未、季御読経始、
天慶8.8.9/九日、左大弁来云、十一日可有御読経結願、而上卿多在仮内、官考定無便行之、延日可行者、
天慶8.8.14/十四日、官定考、中使遠規、今日召成国於蔵人所、令問解文事、所申如先々、更不承行、為之如何、又忠房朝臣例何者、
天慶8.8.19/十九日、承香殿東北庭有花宴事、中使遠規来曰、成国不従所仰、其申旨無道也、為之如何者、報奏如先、後中将来曰、忠文朝臣上表行之何者、前例不定也、但先年為将軍者也云々、又云、成国依故忠房例停昇殿者、
天慶8.8.21/廿一日、中使中将云、除目事可有何日乎、
天慶8.8.23/廿三日、請仁僧都問山階寺別当事、其次僧都云、八省如放牧地、御読経時無僧座事等、
天慶8.8.24/廿四日、令中将昨僧都所言雑事觸奏、又諸司諸衛官人不上事等、
天慶8.8.?/□…□中使仲陳将来忠文朝臣二度表、
天慶8.9.1/一日、使中将賜忠文朝臣表、被仰可定申之状、亥剋許兼忠朝臣来云、左閤御消息、仁教僧都問病之次可出家云々、
天慶8.9.2/二日、中使中将、左丞相病重状並可出家事有聞食、為之何、禅喜律師来云、新発御名静覚也、□将又来云、到左閤家、仰云、可奏所思之事、又可申有勤家人可任官者、報奏、兼忠朝臣可恵給、但女子事令啓中宮、家人事追可申云々、
天慶8.9.5/五日、中使中将来、賜秩父六鹿毛駮、仍被物、近衛居飼禄如例、北殿薨、夜半移極楽寺、
天慶8.9.6/六日、己亥、法性寺五大堂、五僧、始従今日至于晦日、転読大般若経令祈願、
天慶8.9.7/七日、庚子、前左丞相御葬送在極楽寺東、毎事不調、諸人歎息云々、
天慶8.9.8/八日、辛丑、家中裁縫、戌時着服、茂樹択申、依物忌也、宿夜夢想似甚可慎、仍令誦経台山堂々東西合六処法性寺等、施物孔方一方、中堂三千、釈迦二千、余一千也、
天慶8.9.9/九日、壬辰、中使遠規来曰、外記令奏曰、薨由奏否可相准例、不得検得者、又十一日無大将幸八省何、今日信濃駒牽、御南殿何、御南殿覧馬、
天慶8.9.11/十一日、行幸八省院、発遣例幣、
天慶8.9.12/十二日、夜地震、
天慶8.9.14/十四日、夜地震、仁王経読経始、請僧十口、近日夢想似可慎、仍所修也、〈殿御修善不記、如此之間依可有用意所記也、〉
天慶8.9.16/十六日、中使仲陳云、故左大臣申加挙私稲充極楽寺无動寺観音堂燈分料文、又宇治保則代男玄理云々、朱雀院御処分、令中務卿行事等、各有報奏、不能具記、
天慶8.9.22/廿二日、西方浄土図始、仏師定豊、
天慶8.10.1/一日、上御南殿、有官奏庭立番奏等、無音楽、不知其所以、今日大納言以下参入、親王大臣不参、
天慶8.10.2/二日、内裏東宮各貢鷹二聯、以中将宮権為使、
天慶8.10.13/十三日、除目議始、
天慶8.10.14/十四日、除目、興福寺臨時試経事、令別当平源僧都又仁教僧都行事弁有相朝臣等相定、進学生名簿、便試定人、
天慶8.10.18/十八日、菊会、無楽、有相朝臣来云、維摩会布施堂依不来相、師達帰房之後、送布施、是無例事也云々、
天慶8.10.22/廿二日、乙酉、故丞相四十九日法事修極楽寺、仍令誦経、
天慶8.10.23/廿三日、丙戌、〈甘露日、〉法性寺十講始、
天慶8.10.30/卅日、入夜茂人為輔将来僧綱召略定文、而今夜不召、
天慶8.11.4/四日、丁酉、内御修法於台山修之、座主為阿闍梨、伴僧廿人、熾盛光法也、依天変物恠所行也、
天慶8.11.16/十六日、令遠規賜省試判文、
天慶8.11.19/十九日、大原野祭、依服不奉幣、家出五節妓参入、他家不令参入、
天慶8.11.20/廿日、園韓神祭、依有宮内省死穢、停止今日祭、
天慶8.11.23/廿三日、丙辰、節会如例、
天慶8.11.25/廿五日、任左右大将、又有他除目、
天慶8.11.26/廿六日、以予可為戸主事、仰在別、忠仁公之例也、
天慶8.12.1/一日、晩頭敦敏来云、昨蒙仰云、以右大臣可為蔵人所別当云々、又造山崎橋使事、使敦敏被仰、今年外記政有無日々可注進之事、仰千桂、
天慶8.12.5/五日、中使敦敏朝臣云、省試判有人愁、可定行、郡司読奏、大納言定奏、
天慶8.12.6/六日、左右獄所軽犯人及東大寺三綱被免、中宮煩給、依天変頻示、出赦書、徒罪以下也、中使敦敏将来式部卿辞職表、仰云、師尹朝臣可聴昇殿、朝頼望昇殿、
天慶8.12.10/十日、中使佐忠来云、依豊受宮宮遷事、弁大夫可参向、而各有障不可参、仍令勘前例、無取代官之例、亦無弁不参跡、為之如何者、令奏准諸祭例用代官、有何妨乎、又云、彼神宮未言上造了之状、但神殿等作了云々、今年満廿年、神祇官申云、且有奉遷之例者可為如何乎者、申云、慥可被問其例、
天慶8.12.13/十三日、伊勢豊受宮遷宮使弁代神祇伯忠望王令持神宝等参向、仍廃務、
天慶8.12.14/十四日、元日荷前等事今日定奏、召諸儒於左仗頭、令定申省試判事、及題者十一人、先日及題四人、今日七人也、但朝綱朝臣可進過状之状被仰矣、縁判文書□題同之落題、有所執也、
天慶8.12.19/十九日、任郡司、大納言為上、
天慶8.12.20/廿日、壬午、内御修法始、以明達為阿闍梨、王女御母卒、荷前、雨儀、御仏名始、
天慶8.12.23/廿三日、乙酉、内七十天供於台山修之、座主行者、
天慶8.12.25/廿五日、文章博士等来云、今日可定補擬文章生、
天慶8.12.26/廿六日、中使遠規来云、可給王女御宅物員可定申、東大寺別当寛救、山階別当空晴律師可任事、令右大臣奏、依有可定申之仰也、大臣来云、依請者、
天慶8.12.30/卅日、任僧綱事、右大臣来云、昨夜蒙仰云、即位之後十六年也、寛平九年太上皇皇太后共出云々、
天慶9.1.1/一日、上御南殿、節会如例、皇太弟参上、御禄之後退出、
天慶9.1.2/二日、流星渡天、暁小地震、
天慶9.1.5/五日、右大臣大饗、入夜予有煩事、
天慶9.1.6/六日、叙位議遅始、七日捺印、其後又捺印、二度、往古所未聞事也、
天慶9.1.7/七日、節会、叙位、太弟参上、
天慶9.1.8/八日、行幸八省、
天慶9.1.10/十日、壬寅、有御修善事、而依別記不記、後々不可記、平源大僧来、請簾前施白褂一重、明達律師来、施同褂□領、後々必不可記、只依有施物、別所記也、
天慶9.1.11/十一日、癸卯、上御南殿、東宮献卯杖之後、諸司献之如例、
天慶9.1.16/十六日、有節会、藤中納言行内弁事、自余大臣納言皆称障不参、源中納言依召参入云［清蔭］、年来遅出御、仍所怠也、誰可行内弁事者、外記公忠□□［□上臈参］、如元藤中納言可行者［上藤□…□事］、随外記命乍置上臈執行、今日不立東宮御座、依掃部寮申不立也云々、
天慶9.1.17/十七日、上御建礼門、観射礼、引列之後貫首親王参上、道経左近陣南□北着座、□□参議以上経同陣西参上、□奇異事也、
天慶9.1.18/十八日、賭弓如例、右近勝、
天慶9.1.24/□□□、召左右近三以上、春宮帯刀等令射、各有懸物、近衛絹四疋、帯刀女装一襲、殿上参議以上進、
天慶9.1.25/□五日、丁巳、外記政始、中使敦敏来云、今明之間可始除目議、而廿六七日右大臣物忌也者、為之如何、
天慶9.1.26/□六日、中使敦敏朝臣□□、除目議始日何、右大臣令申云、左右随仰者云々、仍令奏、従朔三日被始行何、
天慶9.2.1/一日、壬戌、日蝕、
天慶9.2.3/三日、除目議始、
天慶9.2.6/六日、従内賜御書並受領功課勘文、公卿定申外記史式部民部兵部丞等文、公卿子孫官申文等、御使敦敏、
天慶9.2.7/□日、中使敦敏来賜御書、従昨日終夜有議事、今□有除目、
天慶9.2.14/十四日、有直物、
天慶9.2.23/廿三日、唐物少許択留、□余返奉、
天慶9.3.1/一日、供燈如例、但依物忌不出河原、家内解除、差使令奉、
天慶9.3.6/六日、中使敦敏来云、朱雀院御処分事、中務卿称□親王定行之例、不奉行、以誰人令行者、見前例、院別当並御後源氏中宮大夫等定行也、依彼詔所令奏、
天慶9.3.15/十五日、丙午、内裏御修始、以延昌律師為阿闍梨、〈□々□記、〉
天慶9.3.20/□□、春季御読経始、
天慶9.3.23/廿三日、公家此度御読経布施只有絹、無綿布、又第二日廿余僧供養不得者、是往古不聞之事也、
天慶9.3.29/廿九日、中使仲陳東宮御使師尚等馳来云、中宮只今不知東西煩給者、奉入聖行師、
天慶9.4.11/十一日、中使為輔来云、賀茂遺日不幾、而斎院用途不足多数云々、近日有望馬属之者、其料四百貫也、承可被任之仰、且召用斎院事者、是行事中納言所令奏事也云々、
天慶9.4.14/十四日、入夜気上重煩、厩馬四疋奉内裏、
天慶9.4.16/十六日、中使度々来、
天慶9.4.19/十九日、中使敦敏来云、又有潅子禁色中、進固関使、並警固諸陣、兵庫馬寮如例、
天慶9.4.20/□日、庚辰、有譲位宣命、事了今上降殿拝舞、即辞譲表奉於天皇、令不許、今日雨儀也、今上使随時有殿上人事、
天慶9.4.21/廿一日、今上御書有賜、其旨同関白詔、中使為善朝臣、
天慶9.4.22/□二日、壬午、今上遷御綾綺殿、幸建礼門南庭、奉遣幣帛於伊勢太神宮、告可即位之状、還宮之後不替斎院之旨、告賀茂社、二帝御使馳来、有中宮重煩給告、依危急加持、
天慶9.4.23/廿三日、中使随時朝臣云、殿上人可定申者、令奏曰、先可被奏上皇、上皇令師尹朝臣仰曰、中宮今日御病猶重、願出禁中云々、
天慶9.4.24/廿四日、返却随身近衛等、但至内舎人各任官之後、未請其替、
天慶9.4.26/廿六日、丙戌、可即位之状告諸陵、宣命云々、又尊号上太上皇、又皇太后□太皇太后、従内賜御書、入夜賜詔書草、即下中務□、
天慶9.4.27/廿七日、御使仲陳来云、昨有上尊号詔書、辞号御書程何云々、御前有叙位議、晩頭随時朝臣蒙仰来云、百済和気氏爵事云々、
天慶9.4.28/廿八日、戊子、幸八省院即位、右四位侍従寛信不参、仍闕、又五位兼材申障、以村蔭為代、取左大弁礼服令着、今日違例事甚多者、不能具記、右親王不帯剣云、
天慶9.5.1/一日、遣開関使、尊号詔書覆奏、上皇御書上今上、使大納言、今上御書不聴、中使随時朝臣来云、院御給事、女叙位事、先女御藤壺和気百済等事、其次令漏儀子公主例、
天慶9.5.3/三日、右大将於御前略定諸司所々別当書依仰将来、従内賜御書、中使扶樹、太上皇辞尊号御書重上今上、
天慶9.5.4/□日、今上御書又上太上皇、上皇諾、善蔵師来云、昨日山階寺僧綱威従並五師智徳法師等卅余人参上、令奏慶賀、而称無例不奏、仍空帰了、但至凡僧不知是非、僧綱威従不預給禄之例何云々、
天慶9.5.5/五日、中使随時朝臣来云、為行女叙位、召右大臣、称病不参、又滝口武者数令申、上皇御報云、可依先帝御時程者、
天慶9.5.6/六日、有女叙位、大納言行、深夜賜御書下名等、
天慶9.5.13/十三日、右大臣依召参入、定行大嘗会国行事公卿等、又可作関白詔書之状、仰内記直幹朝臣者、
天慶9.5.15/十五日、甲辰、卯時野鹿入従春華門、出自宜秋門、又巳時■雉集梨壺西垣、上幸八省院奉幣伊勢並諸社祈雨、又京畿七道明神依前例告即位之由、
天慶9.5.18/十八日、丁未、中使公輔将来狐咋断御剣緒恠御占文、又御修法行、五ヶ日吉也者、
天慶9.5.19/□九日、上皇令保世仰遣曰、中宮従午時有重煩給、為之如何云々、度者六十人被奉中宮、
天慶9.5.20/廿日、関白詔書出、中使敦敏来云、今日可卜定斎宮、而禁中有中宮御修法事云々、若可行者可合内親王等名書出可奉入、又即位日擬侍従闕人々過状、右衛門府遅開門過状進之如何、可行乎、又御南殿日何、各有答奏、不能具記、敦敏朝臣又来云、可卜斎宮事可行廿七日状仰了、但臨時御読経御修法等於他所行与過神事行、其間可定申、
天慶9.5.23/□三日、随時朝臣将来云、又蔵人所人数定五十人、上皇遷宮時可有事等可定申者、
天慶9.5.24/廿四日、中使頭朝臣来云、御即位日擬侍従闕怠人之罪事、問諸卿、申云、令法家勘申者、
天慶9.5.25/廿五日、賑給如例、中使公輔来云、定斎宮由申伊勢宣命、令載可慎兵事御占旨何云々、
天慶9.5.27/廿七日、中使頭朝臣曰、以右大将女定女御者、外記千桂云、今日令卜斎宮、英子内親王合也、以少将為善朝臣令告彼家、又有女御宣旨、関白覆奏、
天慶9.5.28/廿八日、丁巳、内御読経於延暦寺東西塔修之、大般若三部、東二西一、中使頭云、以英子公主定斎宮、来二日諸社使可立、神今食当御物忌、出不何、除目事先任坊官、而後有京官召何、
天慶9.6.2/二日、定斎王之状、並依宮中物恠、奉遣御幣使伊勢并諸社、
天慶9.6.5/五日、大将女御産男、戌時■、中使公輔朝臣将来云、去四月所々上日、又可制紅染深黒事、前御匣殿若旧様乎、詔出之後、何令緩怠、
天慶9.6.6/六日、左右近衛随身夾名将来、
天慶9.6.7/七日、今日可始除目議状、仰所司先了、而依皇子事停止、昨依御衰日不奏、今朝奏者、
天慶9.6.11/十一日、神今食付所司令行、
天慶9.6.12/十二日、中使頭来云、御読経事、依延長七年僧綱等定申例、不忌称何、御体御卜七月上旬可慎者、寛信兼材過状理不理由、法家勘申、
天慶9.6.13/十三日、廿一日可御南殿、紅染様可進者、
天慶9.6.14/十四日、癸酉、大内御修法、延昌律師奉修、伴僧廿口、又有御読経事、卌僧、中使公輔云々、霖雨御占文等、乾艮方神祟者、
天慶9.6.16/十六日、令神祇祐大中臣頼行、祈申伊勢石清水貴布祢社祟、辞関白表上中務省、中使随時朝臣将来弘徽殿禄法文、又霖雨□文等、又神祇官卜有伊勢大神宮等祟事、除目事十九日何云々、
天慶9.6.17/十七日、深夜勅使敦敏朝臣来賜勅書、不許所請、依例被物、
天慶9.6.18/十八日、中使随時朝臣来云、伊勢大神宮豊受宮等事云、令奏云、祭主頼基為月次祭使参向、依前例令頼基大神宮正殿不開、又外宮不開、又外宮汚穢物実検随頼基勘申被定行何、
天慶9.6.20/廿日、使備前守重上辞関白表、義方朝臣来賜勅答、其禄如何、
天慶9.6.21/廿一日、庚辰、上始御南殿、有官奏少納言監物等奏、供膳了出居朝成朝臣召内豎、二声、内豎称唯、少将宣云々、内豎持盤参上、一々撤臣下膳云々、是甚違例事也、乍台盤撤、是旧例也、
天慶9.6.23/廿三日、壬午、紅染様付頭奉入、右大臣着座後始着外記侍従所、史申文儀如申納言、但大臣身文了巻結、皆給史、史一々読申如例、左中弁云、今日史業恒走出、申云、奏有、実者未定奏文、是本与所伝故実也者云々、備前相公曰、奏候不称有、
天慶9.6.24/廿四日、中使頭朝臣云、除目議何日可始乎云々、其次日、昨仰曰、今日官奏可候申大丞相見歟云々給、
天慶9.6.29/廿九日、頭云、懐素任幹真跡候内、故権中納言後家貢也、
天慶9.7.4/四日、人々真跡四巻、付頭奉入、
天慶9.7.19/十九日、三赤毛秩父鵇差助縄貢進内裏、夜御衣一重賜助縄、依院召奉入大釜二脚、今上謁太上皇於弘徽殿、談之後供御肴酒、二三巡後、今上捧玉盃勧上皇、上皇示今上可先飲之状数度、遂上皇受飲、其後上皇執盃勧今上、今上恭揖、上皇先飲授今上、今上飲後拝舞、上皇避座受礼、次大内献入本筥琴箏和琴御馬四疋、賜禄臣下、又院同賜、臨還御時、御剣玉帯献今上、
天慶9.7.11/十一日、中使守正来云、明日為奉止雨報幣、欲御八省、女蔵人少数幸否、
天慶9.7.10/十日、戊戌、太上皇大后遷御朱雀院、各用御車、但后車供奉諸陣諸司親王公卿等、〈今夜有勅許、〉
天慶9.7.12/十二日、庚子、於八省発遣諸社使、大納言行事、
天慶9.7.14/十四日、中使敦敏来云、中宮被仰内親王付可給近江国五十戸之状、又宇佐使可立之日、今月廿九日、内侍不候、十二日欲幸八省其事停止、勘之何云々、
天慶9.7.15/十五日、中使守正来、有賜御書、
天慶9.7.16/十六日、左中弁持来山申以明達律師可為授戒和上又戒状等、中使随時朝臣有御書、又口宣、
天慶9.7.17/十七日、中使再来、皆有御書、公輔守正也、除目議終夜不畢、明日卯時奏清書、
天慶9.7.20/廿日、右大将来門外、依軽忌呼入談説、其次云、相撲召合可在廿八九日宣旨、仰諸司了、可聞食音楽云々、先日宇佐使可発遣廿九日之状被仰使了、而有他事何、
天慶9.7.24/廿四日、中使備前守、殿上人自余事等、
天慶9.7.28/廿八日、上御南殿、有相撲召合、左勝、右大臣候御前、一番右勝、而有天判為左勝、所謂左論歟、最左勝、左二舞、右一舞、秉燭了、
天慶9.7.29/廿九日、御覧如例、
天慶9.8.3/三日、大将定季御読経請奏送之、可始九日、中使随時朝臣来云、興福寺御祈願僧供養衣服等可給宣旨、誰可仰乎、又御燈数幾可供云々、其次令奏国用支度令進可御覧事、
天慶9.8.4/四日、初斎院申校書頭事、
天慶9.8.7/七日、民部省勘申取勅旨田例事、
天慶9.8.9/九日、丁卯、季御読経於大極殿行、
天慶9.8.10/十日、戊辰、上御南殿、聞食釈奠内論義、
天慶9.8.11/十一日、依納言以物忌障等、停止今日定考、
天慶9.8.12/十二日、御読経僧等各賜度者、
天慶9.8.15/十五日、定考、
天慶9.8.17/十七日、行幸朱雀院、覲太上皇大后、本院親王以下次侍従等賜禄、有音楽、臨還御被献鷹馬犬等、馬四疋、鷹聯、犬二牙、
天慶9.8.27/廿七日、右大臣参入朱雀院、上皇御池舟有管絃興、禄侍臣云々、
天慶9.8.29/廿九日、大納言堤両小児参入朱雀院、饗男女房並后宮女房等、又有献物卅捧純物十六具者、
天慶9.9.1/一日、召両宰相仰遞可宿侍禁中之状、是依中宮御消息也、
天慶9.9.4/四日、辞関白表、使備前守上大内、
天慶9.9.5/五日、賜勅答、使為善朝臣来、被免関白事、
天慶9.9.6/六日、中使俊朝臣、諸司見不供勘文、云、為之如何者、
天慶9.9.9/九日、中使公輔来云、伊勢例幣依上卿皆穢不参、為之如何者、令奏依前例延日可奉遣之状、又曰、大嘗会御禊等大事也、而無執行人云々、諸司官人不上、須先觸事由令勘也、而不然者失也云々、
天慶9.9.10/十日、信濃御馬来、上御南殿、其儀如例、
天慶9.9.11/十一日、伊勢例幣依穢延、奏不堪佃文、中使公輔来云々、吏部王令奏一分召依病家中行之云々、
天慶9.9.12/十二日、右大臣云、昨停見官奏宣旨、下官乗牛車入出宮中宣旨下、又大納言可候官奏宣旨下者、
天慶9.9.15/十五日、賜御書、中使俊朝臣、
天慶9.9.16/十六日、賜御書、中使蔵人守正、有除目事、
天慶9.9.17/十七日、太上皇大后共御柏殿有遊覧之興、然間除書出来覧之、急々還御本殿、被閇御門云々、
天慶9.9.19/十九日、一分召宣旨大納言下、朱雀院御使仲陳朝臣来云、伊勢斎宮薨、其御服如何、可着給、下簾程等何、又在位之間御願甚多、如何可果行乎、兵乱時等甚大多云々、
天慶9.9.21/廿一日、中使公輔来云、就彼此事只有可慎之告、令修法何、又以誰可為阿闍梨、
天慶9.9.22/廿二日、読奏事、右大臣行之、
天慶9.9.23/廿三日、中使公輔来云、有種々仰、
天慶9.9.24/廿四日、中使俊朝臣将来御禊日勘申文、来月廿三日廿八日、又不上官人不申人罪勘申文、
天慶9.9.25/廿五日、壬子、伊勢斎王薨由奏、昨夜近保従陽明門入宮中、其随身者持戈弓箭等云々、中使公輔来云、宇佐使延引事数々、可立事云々、
天慶9.9.29/廿九日、院御文陳仲朝臣来令見良佐宿祢公方朝臣等勘申御服事、良佐勘申云、上皇御服与凡人可同、公方申云、与正帝可同、是説者所云也者、
天慶9.9.30/卅日、仲陳来問昨報旨、令奏曰、先日所進三代実録所載貞観十九年明経博士等勘申旨、与公方勘申一同也、良佐所申未詳其旨、
天慶9.10.1/一日、上御南殿、無諸司奏、唯有番奏、又奏楽如例、今日申時御出、秉燭之後番奏、
天慶9.10.3/三日、義方朝臣来■云、朔日御服忩奉由、招簾前相、又曰、家物忌日遣勅使時、非殊怱事不可招入事、中使公輔来云々、伊勢大神使可立事、斎王薨由可申事、七道神宝、寛平例在明年、
天慶9.10.4/四日、右中弁来云、欲参維摩会、行主基事、此事何、中使公輔来云、斎王薨由可申伊勢事、諸卿定申、先有此事使、而後可有例幣等使、
天慶9.10.7/七日、昨夜中使公輔来云、伊勢使可先斎王薨事之状、諸卿定申者、
天慶9.10.9/九日、右中弁来申曰維摩会之状、即仰可請闕請之法師等、玄慶基操法蔵義照安秀五人、其外弁並参会僧綱等相定可請補之、
天慶9.10.10/十日、宇佐使雅文朝臣発向、中使公輔来云、下大宰官符、依承平例、有奉走馬状、彼時臨時御祈也、而官誤請印了、為之何、又今日使依先先跡、可召御前者、
天慶9.10.11/十一日、中使公輔来賜御書、今夜聊有除目事、
天慶9.10.13/十三日、庚午、去九月例幣並他御祈諸社幣等奉遣、
天慶9.10.22/廿二日、己卯、行幸八省、奉遣伊勢大神宮使、告斎内親王薨由、並明春可定斎王事等也、
天慶9.10.25/廿五日、壬午、賀茂願今日果、如石清水等願賽、出立饗間、大将両宰相云々、帰饗伊予守云々、今夜給禄、先度不給、〈廿二日石清水大原野等願果、〉将監白細長一重、加袴、将曹無袴、府生袴一重、加疋絹、陪従各絹、舞人以信濃布如例法給之、
天慶9.10.28/廿八日、御禊、供奉大臣以下皆陪、但親王只二人奉仕、十二十三也、余皆称障、又内侍鮮木子称病不参入、蔵人一人落馬留、
天慶9.11.6/六日、癸巳、可行大嘗会之状宣命使奉遣伊勢、大将行之、大神宮依正殿傾、造借殿暫可奉遷事、付此使、
天慶9.11.18/十八日、大嘗祭畢還御本宮、更可幸豊楽院、而近代例、従大嘗宮、便幸豊楽院、為之何、叙位議承平例丑日行也、可依彼例歟、卯日供奉神饌采女前例須叙位、仍彼此望申、其中一人最子可奉仕、今一人桜井男子河内有子、若競申、而男子陪膳方多、有子年方勝也、以誰可令奉仕乎、又伊勢大神宮正殿度々使申不開之由、仍造借殿奉遷、可直正殿之状宣命使奉遣了、而告斎王薨由使惟時王申云、開正殿了云々、為之如何、
天慶9.11.14/十四日、叙位議、大納言執筆、大臣昨今物忌、不参入也、
天慶9.11.15/十五日、位記入眼請印、
天慶9.11.16/十六日、大嘗会、
天慶9.11.17/十七日、晩頭中使公輔来云、忌部奉剣鏡事、至承平三代日記不見、何因所停乎、
天慶9.11.21/廿一日、大貮来令見少貮経基書、其書云、大船二来着対馬嶋云々、未知何国船云々、中使頭朝臣来、好古朝臣参入、令奏経基書、為之何云々、
天慶9.11.25/廿五日、中使頭朝臣来云、今日行女叙位事何云々、
天慶9.11.26/廿六日、癸丑、例八講始行、
天慶9.11.29/廿九日、丙辰、右大臣女参入内裏、歩行云々、
天慶9.12.3/三日、朱雀院上皇幸宇治、大和国申、依実性譲、以千満被補多武峯墓所検校文、覚恵申済恩寺別当譲長守文、付大臣、
天慶9.12.4/四日、従朱雀院使仲陳朝臣有恩問、亦賜雉鯉等、白細長袴贈御使、
天慶9.12.5/五日、中使公輔将来所々上日、之中有弁少納言史外記進上日、
天慶9.12.10/十日、中使頭朝臣来、給和泉丹波紀伊等国申、給検非違使、令勘糺部内濫悪倫事、因幡国申請禁止諸院宮家点領所々事、返上先日所給備前前後司申文、諸卿定申文、
天慶9.12.11/十一日、幸中院、有祭事、
天慶9.12.14/十四日、臨時御幣使立、御禊大嘗会間祈晴報幣也、
天慶9.12.16/十六日、維時朝臣来云、策判可在十九日、進士判廿二日、
天慶9.12.17/十七日、中使頭云、拝御題、因幡、御服事、
天慶9.12.20/廿日、中使源朝臣来賜御体御卜、
天慶9.12.25/廿五日、右大臣女為女御、即大臣奉之者、中使随時朝臣来、給左金吾辞有司別当文云々等、
天慶9.12.26/廿六日、荷前、
天慶9.12.27/廿七日、任郡司事、今日行□□、依無着座弁、少納言泉朝臣為宣命使、是承和例者、但彼時弁一人相共下立云々、中使国紀朝臣来、賜御書、
天慶9.12.30/卅日、中使頭朝臣来、有朝拝褰帳、無王命婦一人、代□臣命婦何、
天慶10.1.1/一日、有朝拝、大納言奏賀、宴会如常、
天慶10.1.2/二日、以延昌律師任山座主、宣命使少納言朝望朝臣、
天慶10.1.4/四日、行幸朱雀院、朝大后於柏殿、而後太上皇謁於寝殿、
天慶10.1.12/十二日、今日欲大饗、而依有従昨夜所煩停止、
天慶10.1.14/十四日、空中有声如雷鳴、或人云、天智天皇山陵鳴也、又云、非山陵鳴、
天慶10.1.14/十四日、今日内論義、僧依御物忌不召御前、於南殿西行、
天慶10.1.16/十六日、補次侍従五人、
天慶10.1.17/十七日、射礼事在豊楽院、但不行幸、元方卿奉勅行之、
天慶10.1.18/十八日、賭弓、
天慶10.1.23/廿三日、内宴、式部中務両卿諸卿参入、暁有管絃事、
天慶10.1.25/廿五日、辛亥、外記政始、
天慶10.1.26/廿六日、除目議始、
天慶10.1.30/卅日、除、
天慶10.2.14/十四日、内御修法、山座主始行、伴僧廿人、
天慶10.2.16/十六日、中使公輔将来醍醐座主挙状二枚伯耆守実平奏賊徒事等、
天慶10.2.17/十七日、有如此之事、不記、〈私記、〉
天慶10.2.26/廿六日、卜定伊勢斎宮、中務卿親王女也、
天慶10.2.27/廿七日、御服常膳減四□之一詔書出、従大内差滝口武者文室保持、仰遣賀茂斎院群盗入来之由、又差伴彦頼、有内仰、暁成国朝臣来告同事由、天使随時朝臣来、有昨夜群盗事勅許等事、
天慶10.3.4/四日、山座主諸院検知封大師法文等事、中使頭来云、御祈事一向奉仕之状、宜仰遣山座主、御願一院可造立所将定申、
天慶10.3.9/九日、行幸朱雀院、上皇皇后共柏殿相謁、召式部中務両卿大臣大納言右金吾宰相二人、御前有管絃興、賜禄、自余又預者、
天慶10.3.14/十四日、中使随時朝臣来、有可任加賀守之人事、今夜除目、其数七人、
天慶10.3.16/十六日、辛丑、中宮御八講始、
天慶10.3.18/十八日、今日捧物銀甚多、百余宝又有者、尚侍誦経、砂金百両、入瑠璃壺、
天慶10.3.19/十九日、請僧八人各賜度者一人、是宮給也、
天慶10.3.21/廿一日、丙午、季御読経始、
天慶10.3.23/廿三日、可令作論奏事、示大臣、
天慶10.3.27/廿七日、位禄事始、
天慶10.3.29/廿九日、奏減臣下封禄論奏、其儀右大臣令持外記、到御所付蔵人令奏者、
天慶10.4.1/一日、上御南殿、親王大臣不参、
天慶10.4.4/四日、改元詔書事、可勘前例、
天慶10.4.6/六日、依詔書論奏、賜官符乎、
天慶10.4.7/七日、奏成選短冊、差斎院前駈、
天慶10.4.15/十五日、行幸朱雀院、昨暁中宮有重煩給、仍欲幸彼院、□院御消息云、御悩頗軽之上、有甚雨煩云々、
天慶10.4.16/十六日、定仁王会、警固召仰、斎院御禊、
天慶10.4.17/十七日、入夜中使俊朝臣来云、一代所奉神宝、寛平延喜例有可進度者一人仏舎利入銀塔之事、而承平無此事何云々、是宣命案所見也、
天慶10.4.20/廿日、依前例伊勢大神宮、高名諸神被奉神宝等、
天慶10.4.22/廿二日、丁丑、改元詔書出、〈天暦、〉
天慶10.4.25/廿五日、庚辰、一代初仁王会、
天慶10.4.26/廿六日、辛巳、有任大臣以下宣命、左右大臣権中納言二人参議二人、大臣饗在東家、
天慶10.5.15/十五日、己亥、内御修法、明達律師始行、伴僧廿人、
天慶10.5.22/廿二日、明達律師来、賜度者賀、
天慶10.5.27/廿七日、辛亥、大内十七天供、山座主奉仕、五ヶ日、
天慶10.6.4/四日、除目議始、
天慶10.6.7/七日、外記正統将来大間成文等、
天慶10.6.8/八日、厩馬文遣処々令飼、〈私記、是有由之事、〉
天慶10.6.10/十日、中使公輔来、有種々仰、
天慶10.6.15/十五日、中使左兵衛督将来五畿内近江丹波守等申雑事三ヶ条、又延光朝臣令昇殿事、
天慶10.6.21/廿一日、従朱院賜御前山桃、御使仲陳朝臣被物、
天慶10.6.26/廿六日、民部卿忠文朝臣卒、
天慶10.6.29/廿九日、壬午、内裏臨時御読経始、又有諸社読経、為攘物恠不祥、兼祈年穀也、随時朝臣云、造改清涼殿遷御何、若申無忌、更不令占吉凶云々、是仰旨也、
天慶10.7.1/一日、中使俊朝臣将来天台普門院地故景詮弟子等貢進御願堂所文、酉時鷺集豊楽殿北廊、占云□、
天慶10.7.3/三日、従午後風雨猛烈、舎屋顛倒、
天慶10.7.12/十二日、大内有御修法事、阿闍梨延昌律師、伴僧廿人、
天慶10.7.23/廿三日、延長女十親王薨由奏、十五大寺並有供寺々、始自今日三ヶ日令転読仁王□為攘恠異不祥也者、
天慶10.7.29/廿九日、召合、無楽、
天慶10.*7.1/一日、御覧、
天慶10.*7.19/十九日、辛未、仁王会、
天慶10.*7.23/廿三日、左大臣奉勅、令左大弁問成国等不奉行奉勅宣旨事、中使随時朝臣来云、興福寺南円堂申卅人度者、依前例可給事、台山東法花三昧堂度者十二人、実性申御即位間御祈僧七人申度者、又曰、度者五人給故義海弟子、
天慶10.*7.24/廿四日、中使随時朝臣来云、権中納言令奏曰、秀郷朝臣所申故将門兄弟可反事、可給功田事等、
天慶10.8.6/六日、中使公輔将来成国申日記為忠貞実過状、
天慶10.8.7/七日、戊子、上御南殿、召博士等如例、鷺集南殿前庭、
天慶10.8.9/九日、季御読経始、
天慶10.8.12/十二日、中使頭朝臣来云、御読経法師等給度者何、雖有試経事、今年内非可試度云々、是左大臣所令奏也者、
天慶10.8.14/十四日、乙未、建礼門前、修鬼気祭、
天慶10.8.15/十五日、丙申、南殿前建礼門朱雀門等前、行大祓、
天慶10.8.18/十八日、大内欲行御修法、而依御悩有時行気、俄改行御読経、僧数卅人、元廿一人、中宮御書云々、又夜間煩給者、
天慶10.8.22/廿二日、四角祭、次々可有四隅四界等祭、
天慶10.9.2/二日、頭朝臣依仰将来台山御願堂等図、中使公輔来云、諸国調物麁悪違期事、依大同符行何、又別納租穀遺令委不動何、
天慶10.9.5/五日、勧学院椎樹皆悉折落也、詔書出、赦大辟以下罪云、
天慶10.9.7/七日、戊午、臨時御読経始、仁王経、為攘天下災難所修者、
天慶10.9.10/十日、御読経結願次、度者賜法師等、
天慶10.9.25/廿五日、丙子、伊勢斎王入主殿寮、
天慶10.10.3/三日、甲申、九月伊勢例幣並臨時諸社御幣使立、
天慶10.10.5/五日、弘徽殿女御卒、
天慶10.10.9/九日、中使随時朝臣来云、又已没女御賜贈位何云々、
天慶10.10.13/十三日、甲午、内御修法始、寛空律師為阿闍梨、中使随時朝臣来云、故女御贈位可叙位従四位下歟、又勅使何人等可遣乎、
天慶10.10.19/十九日、雉入左衛門陣艮方、
天慶10.10.23/廿三日、今夜有除目、五人、
天慶10.10.27/廿七日、入夜右大臣来云、今日被定検非違使並諸司所々諸寺別当、
天慶10.10.29/廿九日、大内尊勝法於台山始修、座主為阿闍梨、僧十五人、七ヶ日、
天慶10.11.5/五日、読奏、
天慶10.11.10/十日、平野春日祭、奉幣、使尚相朝臣惟正、
天慶10.11.11/十一日、興勢申云、春日祭所参氏大夫只公泰朝臣一人也、是右大臣家幣使也、往古未有如此事、中使公輔来賜諸卿定申雑物価直文、其次云、昨夜御物忌侍人公輔親賢二人、〈宿侍少時有度々、然而依二人希有記之、私記也、〉
天慶10.11.16/十六日、中使頭朝臣来云、諸卿定申倹約法如此、又沽価定状、下符畿内丹波等何云々、又市司事、
天慶10.11.17/十七日、敦敏朝臣卒、
天慶10.11.18/十八日、戊辰、節会、黄昏引列、右大臣依召参入、行内弁事、
天慶10.11.20/廿日、庚午、中宮奉為内裏於台山座主房奉造不動尊像、而始従今日可有御修法者、
天慶10.11.26/廿六日、郡司召、
天慶10.11.27/廿七日、丁丑、臨時祭、
天慶10.11.28/廿八日、行幸朱雀院、親王不扈従、又内舎人一人不候、次侍従只二人、左兵衛佐皆有故障不参、仍以左衛門佐為代者、
天慶10.11.30/卅日、庚辰、八十嶋祭使之掌侍平子蔵人公輔也、
天慶10.12.3/三日、中使兼通朝臣来賜御書、
天慶10.12.4/四日、中使公輔来、賜大蔵省勘申国用支度、又有省試宣旨申学生事、国用支度主計寮勘申文也、不知故実上卿令勘歟、
天慶10.12.8/八日、有省試、御題也、
天慶10.12.14/十四日、中使頭朝臣来云、又云、今日被定蔵人、清正朝臣藤原季平、昇殿橘定平等也、
天慶10.12.16/十六日、荷前、
天慶10.12.19/十九日、己亥、内御修法始、以明達律師為阿闍梨、伴僧廿人、
天慶10.12.20/廿日、内御仏名始、
天慶10.12.26/廿六日、中使公輔来云、安芸介藤原用忠可下兼任宣旨者、〈元施薬院使、有不治之聞、被左遷也、是私記也、〉
天慶10.12.27/廿七日、中使頭来云、昨左大臣上表辞職、仍令勘先例、光仲平等大臣如是上表、只有口勅不許、今行如何、又壊清涼殿欲運醍醐、過正月賭弓令壊何、
天暦2.1.1/一日、宴会如例、用忠如旧可為薬院使宣旨宜下式部省事、示左大臣、件用忠有不勤行院事之聞、被左遷安芸介、而被奏彼院事長者知行之由、所復任也、後日除目下官不候、故右丞相候也、自件字之下所私記也、
天暦2.1.2/二日、中宮大饗在朱雀院、
天暦2.1.3/三日、行幸朱雀院、
天暦2.1.4/四日、中使随時朝臣来、賜御書並諸国司等功過所司勘文等、
天暦2.1.5/五日、右大臣家大饗、
天暦2.1.6/六日、叙位儀、右大臣奉行、丑尅中使頭朝臣来、賜預叙位人人書出其仰云々、
天暦2.1.7/七日、節会如例、但不給禄、有叙位、夜深事畢、王卿多退出、
天暦2.1.8/八日、中使頭朝臣来云、今日欲幸八省、觸死穢之人入来禁中、為之如何、又女叙位事行否、今年無多労人云々、
天暦2.1.10/十日、有女叙位、依右大臣障所延也、義方朝臣等四人加叙、
天暦2.1.11/十一日、勧学院年終挙状将来、依去年用忠遷任之間云々、返却、
天暦2.1.14/十四日、中使頭朝臣来云、祈年祭事可致如在之礼者也、而年来懈怠甚多、仍令定諸卿申云、神態御倉置勾当官人令勤行、又馬寮繋馬事等令慎行云々、為之如何、又賜明法博士等勘申成国罪状文、有院御消息云々、又先日所定下人着手作布事可制之状諸卿申、
天暦2.1.16/十六日、節会如例、右大臣宣、奉勅、予雖不参其身、宜預諸節会見参者、外記公忠奉、
天暦2.1.17/十七日、幸豊楽院行射礼、今日親王不参、
天暦2.1.18/十八日、有賭弓、近兵右勝、
天暦2.1.19/十九日、中使頭朝臣来云、除目事何日可行乎、坤方見長七尺許物、旧式云、戈星也、
天暦2.1.22/廿二日、給一分一人織手秀世之状、仰彼男、依先々錦多織也、
天暦2.1.24/廿四日、中使清正朝臣来、賜御書、
天暦2.1.25/廿五日、中使頭来云、八十嶋祭装束不具事、令問神祇官、勘申云、去承平三年祭、国不儲、仍召住吉社司令進者、可免国司怠歟云々、即問公輔朝臣、申云、御琴師高枝彼日申云、前例有神楽事、何無座乎云々、又神楽人々此度不候、只高枝一人弾琴且歌云々、
天暦2.1.26/廿六日、除目議始、右大臣参行、即諸卿於御前、中使助信賜御書並受領功過勘文等、
天暦2.1.27/廿七日、中使頭来云、梨壺女御可給年給宣旨下何云々、
天暦2.1.28/廿八日、中使随時朝臣来賜御書、又有仰事、
天暦2.1.29/廿九日、中使頭朝臣来賜御書、惟風雅量成国等勘文等、
天暦2.1.30/卅日、今日召右大臣於御前、不召諸卿、中使兼通入夜来、賜御書兼諸卿挙申受領文等、
天暦2.2.1/一日、除目清書、於議所行之、
天暦2.2.2/二日、以式部丞清雅補勧学院別当事、仰元鑑、
天暦2.2.3/三日、清雅山階寺別当官符宿院別当宣旨未下之間、且可令行事、以助縄書示送有相朝臣、
天暦2.2.5/五日、明方語云、常陸国府鹿七入来、又国分寺鐘皆湿、将門時鹿一入、鐘角湿、而此度多数云々、甲斐守維幹子説也者、
天暦2.2.7/七日、中使俊朝臣来云、依中宮御消息云々、又上清涼殿棟日有行幸何、
天暦2.2.11/十一日、有小除目有、
天暦2.2.16/十六日、民部卿差右中弁馳送伊賀国申正月廿三日国分寺毘沙門金剛力士等振鳴由解文、
天暦2.2.17/十七日、右大臣定仁王会請僧、
天暦2.2.19/十九日、左大臣始参入定奉殿上人、〈去年数子亡逝、有所恥思久不参入、私記、〉
天暦2.2.23/廿三日、中使俊朝臣来云、欲上清涼殿棟之間、可有行幸云々、今有何日、
天暦2.2.24/廿四日、右大臣有令奏賀静阿闍梨事、掌侍輔子奉辞書、可下停任宣旨、
天暦2.2.25/廿五日、可知行膳所事状、仰時柄、
天暦2.2.26/廿六日、丙午、上辞職表、使伊尹朝臣、臨時仁王会、
天暦2.2.27/廿七日、中使右近中将義方朝臣来、賜勅答、令権中納言拝舞、贈禄、
天暦2.3.6/六日、藤大納言差元輔朝臣告云、朱雀院仰云、行幸日可有音楽、借進極楽寺舞装束等者云々、
天暦2.3.9/九日、行幸朱雀院、院調音楽令奏、又賜禄、親王以下近衛少将以上、
天暦2.3.15/十五日、右大臣差好古朝臣令見位禄国充文、
天暦2.3.16/十六日、来月十一日可遷御清涼殿事択申、
天暦2.3.20/廿日、中使俊朝臣来云、遷御清涼殿日陰陽寮定申来月九日、而維時申云、雖御物忌猶可十一日吉者、又本宮御書所預書手等便補一本御書所何、又楽所如旧置何、五月節三合年行之何、按察中納言息童昇殿申名簿給云々、
天暦2.3.22/廿二日、伊尹朝臣来云、廿日権中納言使伊尹上辞職表、而今日返給、
天暦2.3.28/廿八日、中使公輔朝臣来云、昨夜丑時許群盗入来右近衛府少将有年朝臣曹司、剥取妻子等衣裳、是所未聞事也、
天暦2.3.29/廿九日、被定所々別当、左大臣奉之云々、仲舒朝臣云、昨夜群盗入造酒司、盗取御器等云々、
天暦2.3.30/卅日、中使公輔朝臣有伝勅語、其旨在別記、五月節、群盗、擬文章生判、調物合期、雅楽寮楽人召御前令奏種々音楽者、
天暦2.4.5/五日、中使公輔朝臣来有守道事、又俊朝臣来云、聞食擬階奏何、為令行沽価事、以検非違使尉任市司権正何、是諸卿所定申也、
天暦2.4.7/七日、中使公輔朝臣来有恩問、又御移聞、内侍所遷事、今日奏依左右大臣物忌不御出事、
天暦2.4.8/八日、中使公輔朝臣持来、坐内侍所神十二日可奉遷勘文、
天暦2.4.9/九日、戊子、遷御清涼殿、
天暦2.4.10/十日、今夜殿上有酒狂者云々、
天暦2.4.18/十八日、賀茂祭、奉幣如例、使典侍潅子出宅門之間、飄風大起、前駈之中、有落馬脱冠者云々、
天暦2.4.21/廿一日、右大弁将来鋳銭司銭千余貫解文、
天暦2.4.27/廿七日、中使公輔朝臣来、為乙兄病有恩間、又曰、近日雨不降、有病事聞、依之有奉幣読経等事、此外又可修何態乎、修法法師等給度者何、省試判事行之何云々、
天暦2.5.2/二日、中使公輔朝臣云、先日謂読経者令修諸寺也、省試判事、以学生等愁文令問何云々、
天暦2.5.3/□日、辛亥、幸八省院、奉幣諸社、為祈雨等也、
天暦2.5.5/五日、左大臣定仁王会請僧、以十三日可行者、
天暦2.5.6/六日、従朱雀院乙兄病有令問給、中使有相朝臣将来山階寺御祈僧二人死闕、以空晴律師延珍等請寺解、供僧等挙状、又義光申文二人闕所所三人申、可為如何乎、
天暦2.5.9/九日、乙兄代度者名簿付公輔朝臣令奏、雨師二社奉幣馬祈、右大臣奉勅令問省試判不署博士、
天暦2.5.11/十一日、己未、祈雨宣命使奉遣五陵、中使公輔朝臣来、有賜未断囚人勘文、強竊二盗嫌疑者闘乱等雑犯者合十七人可免事、又近保事如何可為乎、極可哀憐者也、
天暦2.5.13/十三日、西河辺人宅群盗白昼入来、多取雑物云々、仁王会、法師等無所得也、縁僧綱奏状歟、朱雀院差法師等奉遣八幡賀茂等、令祈甘雨年穀、始自今日五ヶ日也、
天暦2.5.14/十四日、右大臣定臨時御読経僧名、又仰可修請雨経法事、寛空律師為阿闍梨者、
天暦2.5.15/十五日、左大臣定奉一分宣旨者、今夜待賢門大路南方、高倉小道東方人宅群盗入来、主人男為盗人被斬殺也、
天暦2.5.16/十六日、一分召、於卿家行之、大極殿行臨時御読経、神泉苑可修請雨経法、而降雨、止請雨経法、於真言院令修孔雀経法、亥刻鹿四頭走廻延休堂壇上者、
天暦2.5.19/十九日、御読経法師賜度者、中使有相朝臣来云、御読経法師等此度不賜布施、賜度者何者、可甚貴之状令奏畢、
天暦2.5.25/廿五日、以山階延空法師可請当年維摩講師之事、告左大臣、昨夜朱雀院西対南又廂一間、無故破壊、是中宮御在所也、
天暦2.5.27/廿七日、十二親王薨、京官除目議始、左大臣於御前行、
天暦2.5.28/廿八日、議事如昨、
天暦2.5.29/廿九日、除目、召左大弁令書除目、
天暦2.6.1/一日、群盗入勧学院、
天暦2.6.2/二日、使公輔朝臣奏可被祈雨事之状、
天暦2.6.3/三日、庚辰、十一社並龍穴神等遣僧綱以下、又七大寺僧集東大寺大仏殿可祈雨事、仰按察中納言者、可造道守屋事、仰下左右京職検非違使等状、史業恒有申、是右大臣奉行也者、
天暦2.6.4/四日、右大臣云、奉仰云、欲行賑給施米事、只今諸司無米、如聞備中伊予等国米多隠納也、伊与山埼宅、備中西寺、是公輔等所申也、須遣検非違使令検封申上者、令給了、
天暦2.6.5/五日、壬午、祈雨読経、従今日始行、三ヶ日、
天暦2.6.6/六日、雷鳴白雨、陣立、按察依召参入、解陣、処々神落云々、朱雀院池中見弓矢云々、是汚誕也、説不慥云々、
天暦2.6.7/七日、二見云々、朱雀院南池中見如龍頭物、大膳醤院屋風吹倒、打殺属野中安世、
天暦2.6.11/十一日、伊勢有別幣、今夜幸神嘉殿、
天暦2.6.12/十二日、奉幣諸社、祈甘雨也、使立之後雷鳴雨降、無幾止、外記正統来云、以寛空律師従明日於神泉苑可令修請雨経法、又明日文章生試下宣旨、学生藤原致忠源清時高階成忠等也、
天暦2.6.14/十四日、省試、有御題、昊天降豊沢、題中取韻、七言十韻、
天暦2.6.16/十六日、仰諸衛馬寮等令捜盗、
天暦2.6.18/十八日、乙未、内裏祇園御料被果行之、医道博士挙申薬院医師曰佐房範文、付左大臣、
天暦2.6.20/廿日、維時朝臣朝綱朝臣等来告、今日有省試判之状、各呼簾前聞所云事、
天暦2.6.21/廿一日、直幹朝臣云、昨及第者十五人、
天暦2.6.22/廿二日、去月除目後、今日有直物、中使公輔朝臣賜擬文章生省試判文、其勅旨多、不具記、
天暦2.6.25/廿五日、壬寅、内裏御修法始、以鎮朝師為阿闍梨、
天暦2.6.27/廿七日、中使有相朝臣来云、又以桂芳坊可為楽所事、又武兼申云、天慶兵乱時、有難波祭事、其報祭可有者云々、答曰、可勘前例者也、
天暦2.6.30/卅日、丁未、朱雀院御読経始、
天暦2.7.1/一日、中使有相朝臣来云々、当年研学竪義以貞■挙文給有相朝臣、又以清雅可令行計帳事状、仰同弁、
天暦2.7.2/二日、中使有相朝臣来云、極熱之間奉仕御修法法師等施度者何者、令奏左右随仰之状、
天暦2.7.3/三日、河面牧内山下取巣鷹一聯、加出羽守所送若鷹一、差伊尹朝臣奉入朱雀院、
天暦2.7.7/七日、暁雷大鳴、又降雨、陣立、右大臣参入、有勅許、
天暦2.7.8/八日、中使公輔朝臣来云、召博士等令問、各有所申、為之如何、判省試文陣頭被改定、左大臣奉仰令按察中納言定申、諸儒候也、
天暦2.7.10/十日、左大臣定季御読経請僧、
天暦2.7.11/十一日、維時朝臣来云、陳義策可問人在躬朝臣也、而年中無可着座日者、直幹等可問、或人直幹敏通維時弟子、不可問云々者、是不可然事也、先日直幹問国光故云々、
天暦2.7.14/十四日、陳義策問頭以直幹朝臣可下宣旨状、示左大臣、
天暦2.7.18/十八日、伊予国申越智用忠依海賊時功可叙位解文等、令公輔朝臣奏之、加用忠貢書、即還来伝仰可被叙之状、
天暦2.7.19/十九日、丙寅、季御読経始、
天暦2.7.21/廿一日、位記召給、右大臣為上、
天暦2.7.22/廿二日、中使公輔朝臣来云、可任僧綱内供等事、過今日後、宜定行之云々、西塔法花堂申度者文付之、
天暦2.7.25/廿五日、中使公輔朝臣云、令間無殊、聞食童相撲何、
天暦2.7.27/廿七日、夜大風雨、屋舎多顛倒、死人有数云々、
天暦2.7.28/廿八日、分遣諸衛官人於諸司、令実検風損官舎、
天暦2.8.7/七日、郡司読奏事、右大臣行、中使有相朝臣来云、初斎宮申入野宮料絹四百卅余疋内二百疋代以銭被給者、
天暦2.8.11/十一日、中使蔵人文実賜御書、釈奠上右大臣、定考上民部卿、
天暦2.8.12/十二日、有除目事、無内論義、
天暦2.8.16/十六日、俊朝臣来云、明日行幸次御彼院馬場事何、其可有様宜定申者、是非御本意、縁上皇賜令掃除彼処也云々、
天暦2.8.17/十七日、行幸朱雀院、今夜丑寅時間、家中紀国光頓滅、
天暦2.8.22/廿二日、戊戌、朱雀院上皇皇后御二条院、
天暦2.9.2/二日、午時碓女鳥九集宜陽春興殿間、
天暦2.9.11/十一日、幸八省院、
天暦2.9.14/十四日、右大臣来門外云、今日有臨時幣使立事、縁先日御祈也者、
天暦2.9.18/十八日、中使有相朝臣将来初斎院申云々、
天暦2.9.19/十九日、有直物除目等、
天暦2.9.25/廿五日、寛空申、依前例被任東寺別当、中使公輔朝臣将来、故観宿僧都弟子等申、以同弟子峯鑑令預造宇治橋、
天暦2.9.26/□六日、辛未、大内御修法始、以実性為阿闍梨、
天暦2.9.30/卅日、使公輔朝臣入夜来云、明日不可御南殿、但次侍従闕十九人、望申人々先々補任例勘文如何、又解却人前例還補乎何云々、
天暦2.10.1/一日、上不御南殿、中使有相朝臣来云、今日可補次侍従、而左右大臣各有障不参、補此人々何、勘申前例之中、首有御点十人也、
天暦2.10.7/七日、中使有相朝臣来云、可行幸二条院事如何、御修法今日結願、阿闍梨実性任僧綱何、此師従先年有奉仕労人、籠山召出也云々、
天暦2.10.9/九日、后宮御使早旦来云、従夜半許危急煩給、中使清正朝臣来賜御書、可有行幸旨也、
天暦2.10.18/十八日、中使左兵衛督、有僧綱内供等事、
天暦2.10.19/十九日、甲午、菊会、有音楽、
天暦2.10.20/廿日、有任僧綱、
天暦2.10.23/廿三日、丁酉、例八講始、
天暦2.11.8/八日、可作致仕表事、仰直幹朝臣、
天暦2.11.13/□三日、従朱雀院給雉二翼、昨日宇治西所取者、御使兼家朝臣、被物綾細長一重、
天暦2.11.22/廿二日、丁卯、幸中院、
天暦2.11.23/廿三日、節会如例、唯至賜禄綿、不絹者、
天暦2.11.27/廿七日、中使有相朝臣来云、山階寺御願十僧二人闕所、空晴僧都義善等補何、
天暦2.12.4/四日、清正朝臣云、今夜盗人取真忠朝臣宿殿上之衣走出、、惣盗候殿上之衣五度云々、
天暦2.12.10/十日、丑時群盗入好古朝臣宿曹司、取息子為政並妻衣裳、
天暦2.12.12/十二日、中務親王枉駕問病、不能拝謁、
天暦2.12.14/十四日、中使蔵人季平来有恩問、左兵衛督奉仰来云、近日群盗入宮城、奪取人物者、而諸陣官人多不上者、依法欲行、明年除目次与奪年間何、又参河介安行依病辞退、亦主税寮不勘公文云々、所力也、筑前大隈守等闕年中任何者、
天暦2.12.15/□五日、有小除目、解却諸衛不上人、
天暦2.12.18/十八日、可作致仕表之状、示左中弁、
天暦2.12.22/廿二日、荷前、雨儀、

作成　鈴木琢郎